BUZZ-ER.|あきらめたら試合終了 僕らと第2の青春を

最後まであきらめるな!

──今回の表題曲ですが、BUZZ-ER.史上最も正統派というか、さわやかで甘酸っぱくて、疾走感のある“ザ・青春”という感じの楽曲に仕上がっていますね。

CHIBA

CHIBA 僕たちの楽曲はEDMをベースにしたものが中心で、これまでバンドサウンドの曲をやってこなかったこともあり、ロックっぽいテイストの疾走感のある楽曲をやってみたかったという思いがあって。今は世の中がちょっと暗い感じなので、そんなムードを吹き飛ばせるように感じたこの曲を選びました。

──聴いていると元気をもらえる楽曲ですよね。歌詞で皆さんのお気に入りの部分はありますか?

SHUN 僕とYUYAくんが歌っている「Up and down 繰り返し 歩み続ける僕らのStory」というパートは、どんな景色を見ても一緒に歩んでいこうという決意や友情が感じられる歌詞なので、レコーディングでもちょっとエモーショナルな感じがしましたね。そこはお気に入りです。

YUYA 僕はやっぱり、サビが好きですね。「サクラ舞うこのエビ エビ エビデンス」っていう……。

HAU それ1つ前の曲ー(1stシングル表題曲「サクラエビデンス」)!

一同 あはははは!(笑)

KOHEY 今冬だよ! 桜散りまくってる(笑)。

SAKU

SAKU あ。今、カッコいいこと思いついちゃったんですけどいいですか? 僕は「ブザービーター」全体が好きなんですけど……ブザービートって、バスケで最後の一瞬まであきらめなかった人が入れられるゴールじゃないですか。最後まであきらめなかった人だけが見られる景色。そういう景色が自分の中にあって……ええと……。

YUYA がんばれ! 最後まであきらめるな!(笑)

SAKU (笑)。僕も夢を持っているし、聴いてくださっている人もいろんな夢を持っていると思うんですけど、この曲ががんばっている人の力になってくれたらいいなと思ってます!

YUYA (試合終了の合図のマネで)ピッピッピッ、ピーッ!

SHUN 以上、SAKUワールドでした(笑)。

CHIBA 自分は「一度きりの人生 派手に行くしかないさ」という歌詞が好きですね。最近世の中が暗かったけど、それでも「人生は一度きりなんだな」「ピンチでも踏ん張らなきゃな」ってこの曲を歌っていると思わせられるんです。自分自身がこの曲に救われている部分があるなって。

KOHEY そうだね。BUZZ-ER.も全然思ったように活動できなくて、自分も暗くなる時期があったんです。そんな中でこの曲をレコーディングするとなったとき、正直気持ちが上がらなかったんですけど……聴いていくうちに応援してくれている人たちの顔が思い浮かんで、「あきらめちゃいけないな」と思えて。「限界なんてさ 自分が決めつけたものでしょ ずっと走り続けて」っていう歌詞は、誰かに対しても、自分に対しても言えるなと思いました。またがんばらなきゃという意識になったし、お客さんにちゃんと恩返ししたいなという気持ちがより強くなって、この曲がすごく好きになりました。

HAU 俺はCHIBAちゃんと掛け合いしている「交わした約束を 叶えにいこうよ2人で」っていうところが好きです。僕とCHIBAちゃんの2人という意味だけじゃなくて、僕らBUZZ-ER.と応援してくれている人たちで叶えに行こうよという気持ちで歌いました。

第2の青春

──MVでは皆さんでバスケをされていて、まさに青春という感じでしたね。

KOHEY バスケを素で楽しんでいるところが観られます。

YUYA SHUNって元バスケ部なんだよね。

SHUN そう。HAUもじゃなかった?

HAU

HAU うん!

YUYA 2人ともうまかったもんね。

SHUN 小学生のときはキャプテンをやっていて、区の選抜にも入ったんです。中学生時代は副キャプテンをやってました。

HAU 俺もキャプテン経験あるよ。コンビニの!

YUYA それはバイトリーダーでしょ(笑)。

──(笑)。ほかの皆さんも、学生時代に青春をかけてやっていたことはありますか?

CHIBA 僕は野球をやっていましたね。

SAKU 僕は草野球ですけど、チームに入っていました。

YUYA 俺はサッカーをやってたんですけど、野球って球が小さいからみんなすごいなって思っちゃう(笑)。

KOHEY 僕も野球です。

KOHEY

SHUN KOHEYは甲子園を目指してたんだよね?

KOHEY 目指してたね。野球の推薦で強豪の高校に入ったんです。だけど中学まで軟式だったから、硬式に変わったら想像以上に難しくて過酷で。最初は2軍だったんですけど、途中で体を壊して4軍まで落ちちゃって。「もうマネージャーになるか?」と言われて、そこで野球の道はあきらめました。

──そうだったんですね。こうして話を聞くと、それぞれにスポーツに情熱を傾けていた皆さんが出会って、今こうしてアーティストとして別の夢を持ちながら共に活動していることって、奇跡のように思えますね。

SHUN そうですね。こうして今、7人でメジャーデビューできたことはすごい青春だなと思います。それまで共通点があまりなかった人が集まって、青春を過ごせているのって、すごい宝物ですよね。

一同 うん、うん!

SAKU 学校を卒業したら青春は終わりってイメージがあるかもしれないけど、BUZZ-ER.として活動できている今は、本当に第2の青春だなって思います。

彼氏感を意識

──MV撮影中はバスケのほかにどんなことをしていたんですか?

SHUN 撮影終盤にみんなでゲームセンターに行って遊んだよね。それはメイキング映像に入っていると思います。

SAKU 撮影の準備時間には野球をやっていたチームでバッティングセンターに行って遊んだんですけど、それもCDの特典DVDに入っています!

HAU めっちゃ宣伝するじゃん(笑)。

CHIBA 彼氏感を意識して撮ったよね。彼女とデートに行ったみたいなイメージで。

SHUN あとMVで制服を着ていることもあり、学生証を特典として用意したんですよ。裏面にはメンバーそれぞれが絵や言葉も書いたので、全員分集めて見てほしいなって思います!