7人の思いが詰まった「バッタマン」

──もう一方の「バッタマン」はまったく違ったテンションの曲です。

ユーキ　（資料を見ながら）まず歌詞の量が「スターダスト LOVE TRAIN」とはまったく違いますから（笑）。

──その分いろんなメッセージが詰まった曲なのかなって思うんですが、この曲はどんなふうに仕上がりましたか？ センターのユースケさん。

ユースケ　この曲にはダンサーの声も入ってます。歌詞にはメンバーみんなが考えた超特急への思い、熱い魂の叫びなんかも入ったりしてて。なので超特急っていうグループを紹介するにはぴったりの曲だなって思いますね。

──8号車さんへの思いも歌詞に込められてますね。

カイ　曲ができる前に全員一斉に前山田さんから「歌詞の参考にしたいので、君たちが普段思っていることや超特急の野望を僕にぶつけてください」ってLINEが来たんです。それで1人ひとり返信しました。前山田さんへ送った言葉がそのまま歌詞になったメンバーもいれば、前山田さんが少し言葉をアレンジしたメンバーもいます。

“表示不可能”な8号車への思い

──「HACHIGOSHaaaaaaaaaaaaaA!」っていう叫びのところの、ユースケさんの表現力がものすごいですよね。

カイ　叫んでるのはコーイチなんですけど、それを身体的に表現するのがユースケで、そのときの表現力がもう……ハンパないっていう（笑）。

──初披露のときから話題になっていました。

コーイチ　ホラー映画だよあれ（笑）。

ユースケ　Twitterでトレンド入りしたんですよ。事務所の人が「HACHIGOSHaaaaaaaaaaaaaA!」のときの僕の顔の写真をTwitterにアップしたんですけど、タイムラインにちゃんと表示されなくて……。「不適切な内容を含む画像/動画」っていうのに判断されたみたいで（笑）。

一同　あはははは（笑）。

タクヤ　え!? 不適切まで行ったの!? かわいそう！（笑）

リョウガ　「表示する」をタップしないと見れないやつだ！

カイ　不適切顔！

ユースケ　もう、「まじか！」って（笑）。でもそうなるくらいに僕は表現してるんですよ！ ここでは本当に8号車さんに思いをぶつけてるし。振り付けのとき、えんどぅ先生に「1回やってみて」って言われたんで最初にカッコいい感じでやったら「全然面白くない」って却下されたんです。「じゃあもういいよ、やってやるわ」って気持ちで、次に口を大きく開けて目をめっちゃ見開いたら「キモい！ それいい！」って言われて、あんなふうになりました（笑）。「面白くない」っていわれてすごい悔しかったんですよね。

──皆さんの感想はどうですか？

一同　最高ですよ！

タクヤ　ユースケにしかできないよね。

──あと、この曲はすごくテンポが速いですよね。ダンサーチームは苦労しましたか？

ユースケ　最初のレッスンはしんどかったよね。

ユーキ　しんどかった。

ユースケ　「Burn!」も最初のレッスンでしんどいなって思ったんですけど、それよりもしんどかったのを今でも覚えてますね。なにせずっと跳んでますからね。僕とタクヤとユーキは2番のAメロでも休むことなく動いているので、もうひたすらダンスです。

ユーキ　あそこ好き。気持ちいいよね。

日本だけでなく海外へ

──見どころや聴きどころがとても多い曲だと思うので、皆さんそれぞれの“推しポイント”を教えてください。

コーイチ　自分の歌に関して言うと、僕、もともと歌い方のクセが強いんです。これまでは皆さんが聴きとりやすいようにってことを意識して歌ってたんですけど、今回の「バッタマン」に関しては前山田さんから「クセを全面に出していいよ」って言われたんです。なので最初から最後まで僕のアクの強い部分が出てます。がなりだったり、ラ行で舌を巻いたりだとか、自分らしさを200％詰め込んだような歌い方をしました。なので、メンバーの思いが込められた歌詞を歌う、僕の歌い方に注目してもらえればなと思います。

リョウガ　8号車も一緒に踊れるような振りがたくさんあるなって思うんです。特にセンターのユースケは8号車も一緒に踊ってほしいっていう気持ちが強い人間なので、その願いが叶う曲なんじゃないかなって。バカみたいに騒ぎたいですね。

タクヤ　僕は、1サビ後の「4！Green」の自分の歌い方ですね。僕、変な声してるから歌は似合わないんですけど……。

一同　変な声じゃないよ。

タクヤ　ただそんな僕が、ここではものすごいイケボ（イケメンボイス）を披露してるんですよ。リョウガをも上回るイケボなので、そこが注目ポイントです。

リョウガ　いやお前。俺イケボじゃないから（声を低くして）。

カイ　イケボ返しだ（笑）。

タカシ　僕は最初から最後までずっと高いみんなのテンションを感じてほしいですね。この曲は自分も「よし、歌ってやるぜ！」っていう気持ちで歌ってます。歌詞には普段はあまり使わないような強い口調の言葉もあったりして、いつもの超特急とは違った男らしさを披露できているので楽しいんですよね。超特急というグループはクールに決めるだけじゃなくて、またひと味違ったカッコよさを出せるんだぜっていうところをお見せしたいですね。

──ファンコットをベースにした曲ということで、「トゥリマカシ サマサマ」からのパートはインドネシア語ですね。

ユースケ　そうですね。日本だけではなく海外にも超特急を広めていけたらっていう前山田さんの意図があるのかなって思いました。

──ちょうど、超特急の“海外初開通ライブ”がインドネシアのジャカルタで6月6日にあります。

ユーキ　自分たちのことを受け入れてもらえたら一番うれしいですね。インドネシアといえば「灼熱」ってイメージだけど、それより僕らのライブのほうが熱いぜってくらいのパフォーマンスを披露して、観た人に「超特急!? なんだこれは、見たことねえ！ 応援するしかねえな」って思ってもらえるようにしたいです。あとは全力で楽しみたいですね。