「走れ!!!!超特急」は超特急の代表曲になる

──カップリングの「走れ!!!!超特急」はこれまでにない路線の爽快感あふれるナンバーで、新境地だと感じました。歌詞も超特急の決意を表したような内容で。

リョウガ　そうですね。歌詞は僕たちの心境にリンクしてるし、「We are 超特急!!」っていうフレーズもあるので、超特急の代表曲になりそうだなって思います。披露したときの8号車の反応も楽しみ。

タクヤ　超特急って今後こうあるべきだなって思いますね。それにこの曲を披露したら僕たちと8号車との絆がもっと強く結ばれていくんじゃないかなって想像できる。

カイ　個人的には「走れ」シリーズを継承していることが単純にうれしいなあと思いました。ビックリマークも4つだし。ほかの3曲とはまた違った形で見せていかなきゃいけないのは難しいけど、がんばりたいです。

──「Kura☆Kura」はK-POP調で、超特急が得意とする部類ですね。

カイ　僕この曲全体的にツボで、大好きです。特に「ハマってく僕にWhat's wanna do?」ってとことか、あと間奏のビビビビビビみたいな音も好き（笑）。

ユーキ　この曲は振付師の先生が初めて一緒にやる人だったので、振りに新しいスパイスが加わりましたね。お客さんを煽るところもあるので、そういう自由なところとキメるところのメリハリを意識してます。

──一方、「Snow break」は寒い季節にピッタリのバラードです。

タクヤ　僕バラード好きなんですよね。なんだろうな、落ち込みやすいのかな。

ユーキ　僕も好き。聴いてて癒やされるんですよね。

──バラードで踊るときに難しいことは？

タクヤ　やっぱり表現力じゃないですかね。優しいところは優しく、力入れるところは入れるっていう身体の使い方と、振りにあった表情。いかにダンスで伝えるかっていうことがバラードは特に大事だと思いますね。

ユーキ　メッセージ性が強いものは気持ちが入っちゃうというか……すべて自分に置き換えるので感情移入しちゃうんですよ。だから、自分目線で思い描いた気持ちをダンスで表現できたらなって。あと個人的に、女性にキュンキュンしてほしいっていうのもあります。

──男性目線の切ないラブソングですもんね。

タクヤ　でも、コイツ（ユースケを指す）ぶち壊すこと言ったんですよ。

タカシ　「♪鐘の音が聴こえる 行き場のない『I love you』」っていう、感動的なところがあるんですけど。

カイ　僕はここは結婚式場の教会の鐘の音だと思ってて。愛する人がほかの人と結婚してしまったから「行き場のない『I love you』」っていうイメージだったんですけど。

タクヤ　なのにコイツ……ちょっと1回やってみ。ユースケが思った鐘の音はこれです。

コーイチ　5、6、7、8……♪鐘の音が聞こえる（歌い出す）

ユースケ　ごおおおおん！

一同　あはははは！（笑）

カイ　コイツだけ年明けたんですよ！

タカシ　除夜の鐘鳴らしちゃったんですよ（笑）。クリスマスっぽいシャランシャランっていうベルの音でもなく。

カイ　ぼっちで年越し（笑）。まあ、捉え方は人それぞれだよね。

ユースケ　そう！ だってこの曲が入るの「ぼっちDD盤」ですから。

「なんだコイツら」

──ところで新しい曲をもらうときは全員そろって聴いてるんですか？

ユーキ　ボーカル2人はレコーディングがあるので先に聴いてるんですけど、ダンサーはみんなそろって聴きますね。

カイ　それで「ここきっとこんな振りだよ！」って想像して、勝手に踊る（笑）。

ユーキ　「こんな振りがいいんじゃない？」って（笑）。

タクヤ　全部覆されますけどね（笑）。

ユースケ　「全然ちがーう！ 何これー！」みたいな（笑）。

──自分たちからこんな曲がいい、こんなダンスがいいと要望することはありますか？

ユーキ　「こんな曲やってみたい」っていうのは、マネージャーさんにぶつけてみたりしてますよ。

リョウガ　超特急には盛り上げる曲、魅せる曲、世界観の濃い曲とかいろいろあるんですけど、1つだけ意味不明な曲が「panipani」なんですよ。だから僕は「panipani」みたいなぶち壊し系の曲がもう1曲ほしいなと思ってます。

──では、そもそも自分たちは今の音楽シーンでどう見られてると思いますか？

タクヤ　「なんだコイツら」じゃないですか。

カイ　異端児的なね。

──それは褒め言葉？

タクヤ　そうですね。最高な言葉だと思いますよ。

タカシ　ひと癖ふた癖あるのが超特急だと思ってるんで。

俺が君のサンタになるから！

──12月には東名阪ツアーとクリスマスライブも控えてますね。12月24日のクリスマスライブは単独では最大規模の会場となりますが、どんなライブにしたいですか？

リョウガ　クリスマスって1年に1回の大切な時間なのに、お客さんは僕たち超特急と過ごしたいと思って来てくれてるわけじゃないですか。だからほんとに、超特急と一緒にクリスマスを過ごせてよかったなって思ってもらえる、かけがえのない時間にしたいですね。

カイ　クリスマスなんで、超特急っていうクリスマスプレゼントを届けられたらいいなと思います。

ユーキ　「君の笑顔が終着駅」っていう僕たちのテーマの通り……8号車の皆さんに、最高な笑顔をプレゼントしたいと思います。

タクヤ　僕は、その日の8号車のステキな彼氏になりたい。

タカシ　なんでみんないきなりキザ男くんになったわけ？

リョウガ　（唐突に）あれっ、タカシどうしたの？

ユーキ　おっ！ 純白王子も何か言いたそう。

タカシ　ちょ、意味わかんない。ええと、クリスマスイブにファンミーティングを開けるのはものすごく光栄ですし、わざわざ24日の夜を僕たちと一緒にいたいっていう8号車が集まってきてくれるイベントなので、絶対に損はさせたくないし。超特急に巡り会えてよかったなって思ってもらえる1日にしたいなって思います。

タクヤ　タカシ、それもうリョウガが言ったよ。キザな一言が欲しいんだよ。

ユーキ　そう、キザな一言！ 長くなくていいから。じゃあ、クリスマスライブのサブタイトルを付けるとしたら？

タカシ　えっ、ちょっとした時間が必要なんだけど……シンキングタイム的なものが。

タクヤ　じゃあちょっと待ってよう。

（3分ほど経って）

カイ　おっ、タカシさん来ました！

リョウガ　みんな静かに！

タカシ　……俺が君のサンタになるから、そのプレゼントを受け取ってくれ！

ユースケ　……OKー！（拍手）

カイ　タカシさん、汗が！（笑）

タカシ　初めてですよ、こんな急に言われてサブタイトル考えたの！