クワハリ(マンガ「ふつうの軽音部」原作者)
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「SALINGER」
この曲を聴くまでサビというものは人間が歌うものと思い込んでいたのですが、この曲はまるでエレキギターがサビを歌っているようで、そんな曲は聴いたことがなかったのでぶっ飛びました。
また、歌詞の「生きてる時と死んでる時が実はそんなに変わらないことだとしたら」というフレーズが好きなのですが、「死んでる時」という表現がすごすぎて、ずっと心に残ってます。
BLANKEY JET CITYから受けた影響
あまりに唯一無二の世界観すぎて、影響を受けることすらできず、昔も今もずっと好きで憧れているバンドという感じです。
プロフィール
クワハリ
マンガ家。2024年1月よりマンガアプリ「少年ジャンプ+」で連載されている「ふつうの軽音部」の原作を担当。「次にくるマンガ大賞2024」のWebマンガ部門で1位を受賞する。音楽好きとしても知られる。
小峠英二(バイきんぐ)
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「D.I.J.のピストル」
とてつもない疾走感、それと同時に襲ってくる緊張感が堪らないですね。無駄な音など一つもなくイントロからラストまで狂気を感じるくらい格好良い。あんなにも衝撃を受ける歌い出しはこの先ないと思う。
BLANKEY JET CITYから受けた影響
単車、車、オリジナルの言葉の大切さ
プロフィール
小峠英二(コトウゲエイジ)
1976年6月生まれ、福岡県出身。1996年5月に西村瑞樹とバイきんぐを結成。2012年に「キングオブコント」決勝に初進出し、優勝を果たす。2015年にサンプラザ中野くんと音楽ユニット・坊坊主(ボーボーズ)を結成し、アルバム「励ます」をリリースした。2021年より「キングオブコント」の審査員を務めている。
小林祐介(The Novembers、THE SPELLBOUND)
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「小さな恋のメロディ」
小学生の頃、初めて聴いたブランキーの曲。彼らは、僕がそれまでお茶の間のテレビでよく見ていた芸能人や歌手たちと全く違う存在でした。強面で愛想がない3人がただ淡々と演奏するMVを観た時のことをよく覚えています。「行くあてはないけど ここには居たくない」という歌詞に痺れ、子供ながらに“この歌は僕の心を歌ってる”と感動したんです。その感動は12歳だった僕の細胞に流れ込んだまま、今も僕を突き動かしています。
BLANKEY JET CITYから受けた影響
彼らは誰にも媚びず常に“自分”であろうとし、“自分たち”であろうとしていました。だからこそ軋轢や葛藤を抱え、残念ながら解散してしまいましたが、本当の意味でのロックミュージックを鳴らしていたと思います。誰一人として替えの利かない唯一無二のバンド。“本当のこと”をやる時は、誰一人代わりがいないのです。彼らの上昇志向とか成功願望とも違うロックバンドとしての真っ当な気高さは、2025年の今なお一層美しく映ります。音楽以上に、生き方そのものを教えてくれたバンドです。
プロフィール
小林祐介(コバヤシユウスケ)
1985年生まれ、栃木県出身。The Novembers、THE SPELLBOUNDのギターボーカル。2005年3月にケンゴマツモト(G)、高松浩史(B)、吉木諒祐(Dr)とThe Novembersを結成し、2007年11月に1st EP「THE NOVEMBERS」を発表した。2013年10月に自主レーベル・MERZを設立。2020年12月よりBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之と結成したTHE SPELLBOUNDのメンバーとしても活動中。
椎名林檎
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「ガソリンの揺れかた」
このマキシシングルには、鮮烈な表題曲のみならず、嫌われ者、ピンクの若いブタという、危ないセッションが収められています。しらふのつもりが、いつの間にかガンギマリにされます。お三方だけがもたらしてくれる効き目の強いこと、そして長いこと。ひとたび聴けば、言葉を介する意味は独りでに失せ、感受性が毛羽立って来ます。たとえば「ロックとはなんぞや」そんな愚問へは黙って本作を挙げればよいのです。
BLANKEY JET CITYから受けた影響
そもそもである。彼らの眩しい作品群から、たった一曲のみ選べだなんて。私含む音楽屋にとってこんなむごい仕打ちがあるだろうか、いやない。BLANKEY JET CITYに曝露された時期がまだ少女期だった自分は、いまなお体が蝕まれている。そう感じます。私のアイデンティティは浅井健一氏の描く女性像により仕上げられました。命の根幹たる場所へ浪漫を据える姿勢、そのためなら枝葉を切り落とすのも辞さぬ勇気です。
プロフィール
椎名林檎(シイナリンゴ)
作曲家、演出家。1978年11月生まれ、福岡市出身。1998年にシングル「幸福論」でデビュー。バンド東京事変を率いる。自作自演業はもとより、他の歌い手や、映画、舞台、テレビ、CMなどへの楽曲提供も精力的に行っている。2009年に「芸術選奨文部科学大臣新人賞」を受賞。2016年にリオオリンピック・パラリンピック閉会式のフラッグ・ハンド・オーバーセレモニーにおいて演出、音楽監督を務め、国内外から高い評価を得た。最新作は2025年6月リリースのシングル「芒に月」。
真太郎(UVERworld)
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
いっぱいありすぎて困る質問ですが、「VIOLET FIZZ」あと、「15才」も。
単純に曲がカッコいいのと、ドラムがカッコいいから。この曲に限らずですが、1曲聴き終わると、アルバム1枚通して聴き終わると、映画を観終わった時の様な気持ちになる。
BLANKEY JET CITYから受けた影響
若い頃は映画やファッション、音楽、様々なカルチャーをBLANKEY JET CITYから影響受けました。個人的には今でもいっぱい持ってるエンジニアブーツはブランキーみんなの影響です。
プロフィール
真太郎(シンタロウ)
1983年11月生まれ、滋賀県出身。UVERworldのドラマー。2000年に幼馴染であるTAKUYA∞(Vo)と彰(G)とともにUVERworldの前身バンド・SOUND極ROADを結成。関西を中心にライブ活動を行い、2004年に上京。2005年7月にシングル「D-tecnoLife」でメジャーデビューを果たす。2010年にキャリア初の東京・東京ドーム公演を行って以降、全国各地のドームやスタジアムでのライブを行うなど、スタジアムバンドとして名を馳せる。
UVERworldオフィシャルサイト「Neo SOUND WAVE」
宮世琉弥
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「PUNKY BAD HIP」
音を鳴らすというより、僕は音が暴れているような印象でした。そんな感覚に打ちのめされた1曲です。ギターが跳ね、ドラムが転がり、ベンジーさんの声が脳をかき回す。クールと狂気の間を全力疾走するようなこの曲が、音楽の“自由”を教えてくれました!
BLANKEY JET CITYから受けた影響
綺麗にやることが正解じゃないということを教えてくれました。衝動、破壊力、でもどこか詩的で優しいそんな矛盾が共存してるからこそ、心を掴んで離さない。BLANKEYさんの存在があったから、自分の中の「かっこいい」の定義が塗り替えられました。
永遠のヒーローです。
プロフィール
宮世琉弥(ミヤセリュウビ)
2004年1月生まれ、宮城県出身。2019年に俳優としてデビューして以降、数々のドラマや映画作品に出演。2025年公開の「顔だけじゃ好きになりません」では初となる映画単独主演を務め、映画「アンダーニンジャ」、「パリピ孔明 THE MOVIE」など話題作への出演が相次ぐ。2024年4月にアルバム「PLAYLIST」でソニー・ミュージックレコーズよりメジャーデビュー。俳優活動と並行してアーティストとしても活動中。
呂布カルマ
好きなBLANKEY JET CITYの1曲
「クリスマスと黒いブーツ」
1曲選ぶのは酷でした。別の日には別の曲を挙げているでしょう。目ぼしい曲を聴き返していて、この曲は中学生で思春期真っ只中だった自分の気持ちにぴったり来たのを思い出しました。「歪んだこの世界に染まっちまったらお終いだぜ」今の自分はどうだろうか?
BLANKEY JET CITYから受けた影響
不良ではなかった当時の自分に繊細な不良性を教えてくれた音楽でした。大阪から名古屋に越してきて最初に名古屋弁がカッコいいと思わせてくれたのも彼等でした。今も勝手に名古屋でJET CITYをレペゼンしながらラップを続けさせて貰っています。
プロフィール
呂布カルマ(リョフカルマ)
1983年1月生まれ、兵庫県出身。2010年にトラックメイカーの鷹の目とともにレーベル・JET CITY PEOPLEを設立。2017年から2020年にかけてテレビ朝日系「フリースタイルダンジョン」に“モンスター”として出演し、その後もさまざまなメディアにコメンテーターとして出演して人気を博している。2023年に初書籍「ブレん人」を刊行した。