BiS1st|この4人で進む新たな未来

イライラしていた

──完全生産限定盤に収録される「イツカヤラレルゾ」は「BiS.LEAGUE」で最多票を獲得した特権としてゴ・ジーラさんが作詞を担当されています。かなり攻撃的な歌詞となっていますが、この曲にはどのような思いをこめたんですか?

ゴ・ジーラ 「BiS.LEAGUE」が終わってすぐに歌詞を書く権利をいただいたんですけど、その前にイライラすることがあって。Twitterにも書いていますが、アヤが7月に100kmマラソンをするって発表されたときにほかの誰も知らされてなくて空気がすごく悪くなったんですよ。キカのほうが先に走りたいって言ってたから「なんでキカじゃないの?」って。その気持ちを隠して「がんばれー」って言うのは簡単なんですけど、そんな薄っぺらいものを見て、お客さんは楽しいのかなと私は思ったんです。こういうときにそういうことを言ったら叩かれるのはわかっていたし、実際いろんな人からひどいと言われたけど、それでも言わないとつまんねえと思ったので。そのときの具体的な思いをそのまま書いたのがこの曲ですね。

──かなり具体的なエピソードが入っている曲なんですね。

ゴ・ジーラ 「黙る」っていう美徳もあると思うんですけど、BiSである以上、全部見せちゃったほうが面白いと思っていて。自分の不満を言えずにストレスを抱えている人は多いと思うので、みんなのイライラをこの曲で解消したいですね。

──なるほど。イライラということで言えば、「BiS.LEAGUE」についてはストレスを感じていますか? 第1回の結果を経て、捉え方が変わったりしましたか?

ゴ・ジーラ 個人的にはストレスの塊でしかないけど、BiSにとってはニュースになるし、見ているお客さんは楽しいかどうかわからないけど、ハラハラドキドキできるから。私だったら見たい。

パン 実際強くなれたし。自分に関係なかったら楽しいよね。

ハナ 中間発表のときに毎日順位が出る状況はストレスではあったけど、強くなれたし、注目される機会になったと思います。

──票数が生々しかったですもんね。

パン しかも今回は発表の期間が延びたんですよね。1カ月半くらいあって、投票数の発表が12回もあるんですよ。意味わかんない(笑)。

アヤ ホントですよー。円形脱毛になっちゃうかもしれない。

Zepp Tokyoで始まる未来

──「BiS.LEAGUE」も、4月から続いている47都道府県ツアーも期間が長いですよね。途中で慣れたり、マンネリ化しちゃうみたいなことはないですか?

ゴ・ジーラ ツアーに関しては、その時々で急ピッチでやらなきゃいけないことがあって、新鮮な気持ちでやれているんです。お披露目とか体制ラストみたいに、わかりやすい意味はないけど、1つひとつのライブの意味をしっかり考えてライブをしているからマンネリ化はしていないと思います。地方に住んでいて、そのライブしか観られないような人もいると思うし。

パン 毎週地方に行ってて、毎回「次はどうしよう」って考えてるもんね。

──47都道府県ツアー自体が初めてなのに、しっかりこなせているのはすごいと思います。これまでの経験が生きているのかなと。

ゴ・ジーラ やればできるっていうのは知っているので。プーちゃんが活動休止になったり、ももが急に脱退したり、ペリ(・ウブ)がインフルエンザになったり、今までいろいろなことがあって対応する力は学んでいるので。死ぬ気でやればなんとかなる。

──最後にZepp Tokyoで行われるツアーファイナルをどんなライブにしたいと考えていますか?

ゴ・ジーラ 3月の両国国技館より大きいステージに進めなかったということが悔しいし、お客さんにも申し訳ない気持ちが大きいんです。でも、悔しさや怒りはすごいパワーにもなるから、うまく跳ね上がる力に変えたい。ツアーファイナルはその力で、来てくれるお客さんと一緒に次のステージに進んでいく始まりの日にしたいです。

アヤ Zepp Tokyoをただ埋めるだけじゃなくて、お客さんが「今日来て本当によかった」って言えるようなライブをするし、「もっとBiSの未来を見ていきたい」と思ってもらえるような幸せな日にします。「来年はBiSの年だね」って言わせます。

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