努力の結晶

──「ミロク乃ハナ」と同日にアルバム「アルスマグナ In The Box」もリリースされますね。こちらはどのような内容に？

アキラ　こっちは僕らがメジャーデビューにたどり着くまでの努力の結晶なんですよ！ 活動をしていく上で、僕らのことをより多くの人に知ってもらうために歌も歌おうと決めて作っていった楽曲たちが入っているので、メンバーそれぞれに思い入れがあると思いますよ。

ケント　「アルスって踊らないときどうするの？」っていうところから始まって……もう、歌に関してはものすごい考えました！

タツキ　初めて本格的なレコーディングをした「Real Day's」も入ってるね。

アキラ　最初に発表した「姫に届け」のときは、視覚効果じゃないところで表現するということに試行錯誤しましたね。あと「勝手に親衛隊」は先生が言いだしっぺになって作った曲なんですけど、ダンス踊るのに目の前にスタンドマイクを立てるんですよ（笑）。だけど今やメイトちゃんから「待ってました！」って言われるようなライブの定番曲ですからね。だから、アルバムに入ってる10曲がなかったら「ミロク乃ハナ」のパフォーマンスにはたどり着けていないと思う。この10曲を表現する経験をして1人ひとりが自信を付けることができたのかなと思いますね。

みんなの起爆剤になりたい

──こうしてメジャーデビューを果たして、これからどうなっていくのかなというところが気になるんですが。

アキラ　「2.5次元」ていうテーマはしっかり持ってやっていきたいです。あとは「アルス観て元気出た、笑えたなー」って思ってもらえるようなグループであり続けたいですね。

ウィト　デビューしたからといって変わることは多分ないと思う。今後も僕は、みんなで笑えるライブでの空間作りをしていきたいなと思いますね。

奏　大きく言ってしまうと、皆さんの生きがいになりたい。ファンの生きる力になれたらいいなって思います。

タツキ　CDデビューは皆さんの目に留まるきっかけになっていると思うので、僕たちは今まで通りがんばって……気付けば新しいメイトさんが増えて、たくさんの笑顔がまた見られるなって僕には想像できるので……えっと。

アキラ　（笑）。もうさ、ちゃんと考えないでしゃべってるでしょ!?

タツキ　ごめんなさい！ 僕は今後大きな会場で新しいメイトさんの笑顔が見られるといいなって思います！

ケント　僕らを応援してくれている人って、例えば「次のライブに行くために勉強がんばります！」と言ってくれたり……未来に楽しいことをするために今をがんばっているんです。だからみんなの起爆剤になりたいですね。泣かせたい、笑わせたい。メイトのみんなが周りの人に僕らのファンであることを自慢できるような存在でありたいですよね。

──“起爆剤”になるためには、原動力が必要ですよね。活動をしていく上での、皆さんにとっての原動力はなんでしょう？

ケント　タツキ言いな？

タツキ　原動力……原動力？

ケント　エネルギーのもとになってるものだよ。これみんな一緒だと思うんだけどな？

タツキ　……ちょっと待ってください（笑）。

ケント　言えないんかい！（笑）

ウィト　もうそれはメイトさんです。メイトさんの声だったり言葉が力になりますよね。

ケント　結局、持ちつ持たれつなんですよね。

アキラ　そう。受け止めてくれる人がいる以上はその人たちに向けてがんばろうぜ、ということですね。