ナタリー PowerPush - a flood of circle
ビール片手にメンバーが語る “HISAYO加入後”と“これから”
ここからは、インタビューのUstream配信中にTwitterで視聴者から寄せられた質問に対する3人の回答を掲載する。インタビュー本編とあわせて楽しんでもらいたい。
Q. ライヴ前に必ずやること、ジンクスみたいなものがあれば教えてください
佐々木 毎回言うことは違うんですけど、手を合わせて、今日の気合いのあり方みたいなのを口にする。
HISAYO 佐々木くんが言ってくれるんですよ、「今日はこういうライブなんで、こういうふうにやっていきましょう」みたいなことを。
佐々木 でも昔はなくて、このメンバーになってからそうなりました。そこは変わったかもしれない。昔はほかのみんながそうやってステージ脇で円陣組んでたりしてるのを見て「やだやだ」と思ってたんですけど(笑)。今になってやってみてる。
HISAYO 始めたのは、私が入ってすぐじゃないよね。
佐々木 そういうお約束みたいのも、音が固まってくのと同じような感じでだんだん変わってったところがありますね。
Q. 初めて聴く人、バンドのことをまだ何も知らない人がまず手に取ってほしい曲はなんですか?
佐々木 ずるいこと言うと間違いなく「Dancing Zombiez」なんだけど(笑)。姐さんなんかあります?
HISAYO 私は「Blood Red Shoes」。
佐々木 ああ、なるほど。確かにあれは姐さんがいたからこそできた曲って感じはするわ。
渡邊 俺はそういう観点でいくと「The Beautiful Monkeys」かな。「Blood Red Shoes」って、ライブでやるとがっちりしてるイメージがあって。だけど、「The Beautiful Monkeys」はみんなでオラーッて散らかしにいってる俺の好きなタイプのロックンロールなんで。
佐々木 ビデオも最高だよね。あれ、撮影当日にTwitterで「飲んだくれて暴れたい人、PV映りたい人募集」みたいな感じで告知をしたんですよ。そしたら、ほんとに集まりたい奴が集まってきてテキーラ飲んだりして、それを撮った。その日に集まった熱量みたいなものを全部パッケージしてる感じがします。
Q. 佐々木さんのあの歌声が出せるようにがんばっているのですが、どうがんばっても出せません。あの歌声を出すコツなどありましたらぜひ教えてください
佐々木 僕だってほんとはスピッツの草野マサムネさんみたいに歌いたいんですよ。でもできないんですもん(笑)。俺がこの歌声でOKって思ったのって、自分でカッコいいからって思ったからじゃなくて、バンドで音出したときにほかのメンバーが「いいじゃん」って言ってくれたから歌ったんですよ。だから逆に言うと、あんまり何っぽくとか考えずに歌うと面白くなるんじゃないかな。何も考えてないことが大事なんだと思う。でも、酒飲んでもこういう声にはならないからね(笑)。
収録曲
- Dancing Zombiez
- アイ・ラヴ・ロックンロール
- 俺はお前の噛ませ犬じゃない
- 月面のプール
ツアー情報
Tour Dancing Zombiez“ROCK'N'ROLL HELL!!! AFOCの地獄突きワンマンツアー”
- 2013年6月12日(水)愛知県 名古屋Electric Lady Land
- 2013年6月13日(木)大阪府 umeda AKASO
- 2013年6月16日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
※チケット一般発売中
a flood of circle(あふらっどおぶさーくる)
2006年に結成。メンバーは佐々木亮介(Vo, G)、HISAYO(B)、渡邊一丘(Dr)の3名。ブルースや70年代ロックをベースにしたフリーキーなサウンド、ボーカル佐々木の強烈な歌声と、観る者を圧倒するライブパフォーマンスで話題を集める。結成当初は下北沢・渋谷界隈を中心にライブを行い、次第に活動地域を拡大。2007年7月に初音源となるミニアルバム「a flood of circle」をリリースする。同時期に新人バンドの登竜門「FUJI ROCK FESTIVAL '07」のROOKIE A GO-GOステージに出演し反響を呼ぶ。2009年4月、1stフルアルバム「BUFFALO SOUL」でメジャーデビューを果たすが、全国ツアー中の7月に当時在籍していたギタリストが失踪。しかしバンドは活動を止めることなくライブを継続し、同年11月にアルバム「PARADOX PARADE」を発表。2010年12月より現在の体制で活動している。2012年9月にインペリアルレコードに移籍。同年12月にミニアルバム「FUCK FOREVER」を、2013年4月にシングル「Dancing Zombiez」をリリースした。