04 Limited Sazabys|ニューシングルは缶仕様! フォーリミがサブスク時代に植えた“種”

4年目にして完成した「YON FES」

──「SEED」には「YON FES 2019」(4月に行われた04 Limited Sazabys主催のライブイベント)の模様を収めた「YON FES 2019 live & documentary」の映像も封入されます。4度目の開催となった「YON FES」はいかがでしたか?

RYU-TA 今までで一番よかったと思います。安心してできたというか、気持ちよく2日間を終えられたなって。2日間共晴れたし。お客さんもバンドも、全員にとって幸せな日を作れたと思います。

──バックステージの雰囲気はいかがでしたか?

KOUHEI 今年は今までで一番事件が少なかったね(笑)。

──そんなに毎年事件が。

04 Limited Sazabys

KOUHEI 事件というか、みんな酔っ払ってわちゃわちゃしていたり……まあ楽しんでもらっているという証拠なんですけどね。

RYU-TA そうね。今年はなかったね。

KOUHEI 大人だったね(笑)。

GEN 規律が取れてましたね。

KOUHEI うん。ライブの面で言うと、4回目でようやく納得できた。1回目は地に足着いてない感じだったし、2回目はもっとできた気がするし、3回目は若干仲悪かったし。4回目でようやく“フォーリミのライブ”ができたなと思います。それが一番デカかったかもしれない。

──3回目は仲が悪かったんですか……?

KOUHEI 仲が悪いという言い方は語弊がありますけど、ちょっとピリピリしていた時期があって。自分はこうしたい、誰々はこうしたいみたいな意見がうまくまとまらなくて。

GEN あの時期KOUHEIはイライラしていた感じがしたなぁ。

KOUHEI うーん……。主催者としてやらなきゃいけないこともいっぱいあるし、追われている部分もあるけど、お客さんからしたら「そんなん知らん」じゃないですか。だからちゃんとしたライブをして納得させたいという思いがあって。そこが悔しかった部分でしたね。

──今年は悔しさは感じなかったですか?

KOUHEI 今年は全然。メンバー全員いいライブをしていました。ミスがゼロだったかと言われるとそうじゃないですけど、ミスさえもプラスにできた感じのライブになった気がしていて。マイナス要素をプラスにできるのもバンドの力量だと思うので。そこをうまく発揮できたのはよかったです。実際それが一番やりたいライブですし。人間臭さがありつつ、締まるとこは締まっているみたいな。今回はようやく自分たちが納得できるライブができたなと思いました。

HIROKAZ 自分は、毎回そうなんですけど、今年は特に時間が流れるのが早かった。メンバー全員がちゃんとコラボステージがあったからかな。

KOUHEI あー、そう考えると今年は忙しかったね(笑)。すごいバタバタしてた。

HIROKAZ うん。待機もあったし、構えてなきゃいけないし。僕らのライブのときは普段通りというか、僕が最初にステージに向かって、GENがSEが鳴る1分くらい前に来てそろうみたいな感じでした(笑)。あとスタッフ陣も慣れてきて、僕らもピリピリしたムードもなかったので、リラックスしながらライブができたのがよかったです。

──GENさんは1日目のMCで「『YON FES』だけは毎回プレッシャーを感じている」とおっしゃっていましたが(参照:フォーリミ主催「YON FES」4年目、雲1つない青空の下で開幕)。

GEN ホントそうです。毎回押し潰されそうになる。「YON FES」は僕の中で、1年の中で一番重たいものですね。今年も大変だったけど、本当に今までで一番いい2日間だったと思います。もちろん1、2年目からいいフェスだという自負はありましたが、改めて自信を持って「本当にいいフェス」と言えるものが4年目にして完成したという実感があります。

──来年はまた新たな「YON FES」が観られることを期待しています。

GEN はい。すでに来年の目論見はあります。

「やっぱりフォーリミって違うね」と思ってもらいたい

──ここからフォーリミは怒涛の夏フェス出演を経て(取材は7月下旬に実施)、9月29日にさいたまスーパーアリーナで「YON EXPO」を開催します。さいたまスーパーアリーナでの単独公演は初になりますが、どんなライブにしようと考えていますか?

RYU-TA ちょうど今いろいろ考えているところですね。ワンマンの中では今までで一番キャパがデカいところなんで、普通に楽しみです。いろんなアーティストがさいたまスーパーアリーナでやっていて、お客さんとして観に行ったこともあるし。そんな会場で俺らがどれだけできるかっていうのが試される。装飾だったり、ライブ以外のこともいろいろやると思うので、それを楽しみに待って……お待ちいただいて。

HIROKAZ お待ちいただいて(笑)。

GEN(B, Vo)

GEN 楽しみに待ってるわ(笑)。

KOUHEI 誰やねん(笑)。

GEN 食券買ったやつか!

KOUHEI やっぱラーメン屋の人なんでね(「YON FES 2019」ではRYU-TAプロデュースのラーメン店「麺や おがた」が出店された)。

RYU-TA そうすね(笑)。

KOUHEI 自分は、来てくれた人全員に「やっぱりフォーリミって違うね」と思ってもらえるようなライブがしたいです。セットリストもワンマンならではの感じになると思うので。

HIROKAZ キャパがデカいところでもできるし、ファンクラブ会員限定ツアーで狭いハコでもやるっていうのを見せれているので、まずは「YON EXPO」をしっかりやり遂げたいなと思います。

GEN HIROKAZが言ったように、僕らはデカいキャパの場所でもやるし、狭いハコもやるし、フェスも出るしというスタイルです。デカ箱仕様のフォーリミと、ライブハウス仕様のフォーリミと、フェス仕様のフォーリミ。全部やってることは一緒なんですけど、見せ方は変わってくると思っていて、いろんな顔を見せたいですね。例えばフェスだとありのままの僕ら。すっとステージに出てきてライブをやってる兄ちゃんたちのカッコよさみたいなものを、僕はすごいいいなと思っているので。「YON EXPO」みたいな大きいイベントは、しっかり準備して、どうお客さんを楽しませようか入念に考えてます。この日はカッコよくて、ロックな04 Limited Sazabysを見せたいと思っているんですけど、フォーリミのポップな要素やふざけているところもエンタテインメントとして見せて、1日中みんなを沸かせたいなと思っています。

──座席指定席があると、親子で来るみたいなこともしやすそうですよね。

GEN うん。すごく来やすいと思います。最近は僕らの音楽が広がってきていて、小学生の子とか、僕らの親くらいの世代の人とか、そういう人からもお手紙をいただくんです。そういう方たちは指定席がいいという人もいると思うんですよ。僕らはあまり席がある会場でやらないので、いろいろな人が来れて、ちゃんとファンの人にサービスできる1日にしたいなと思っています。

──そのあと10月に行われるファンクラブ限定ツアー「YON TOWN tour 2019 ~町内GIG~」は、また違った雰囲気になりそうですね。

GEN 全然違うと思いますね。

──セットリストなどは構想中ですか?

KOUHEI 今はまだ考えてないです(笑)。

GEN でもレア曲をいっぱいやりたいと思ってます!

04 Limited Sazabys

イベント情報

04 Limited Sazabys “YON EXPO”
  • 2019年9月29日(日)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
04 Limited Sazabys「YON TOWN tour 2019 ~町内GIG~」
  • 2019年10月15日(火)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
  • 2019年10月16日(水)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
  • 2019年10月21日(月)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
  • 2019年10月22日(火・祝)広島県 広島CLUB QUATTRO