ドラマ「鈍色の箱の中で」主題歌担当 竹内唯人|僕らの世代が待っていたもの…さまざまなキスに酔いしれるドロドロ偏愛ドラマ

キスごとにやり方を変えていましたよね

──実際にドラマを観ていかがでしたか?

ドキドキしました! 一視聴者として、自分もこういうのやりたいな……と思わされましたね。1つのマンションの中にこれだけ登場人物がいて、それぞれ知らないところでチューしたりさまざまな事件が起こっていて、超面白いです。

──キャストの方々もキスシーンの多さは挑戦だと話していたんです。

皆さんキスごとにやり方を変えていましたよね。洋画でよく出てくるような、それぞれの下唇と上唇を互い違いにするキスが個人的に好きなんですけど……(両手でSのような形を作りながら)。第2話に登場するあおい(岡本夏美)と悟(望月歩)のキスシーンでこれをやってたんですよ! うわあ! 萌えるなあって。あのシーンは「寝ころび逆さキス」という名前だって、さっきスタッフさんに教えてもらいました。ほかにも「逆壁ドン背伸びキス」だったり、本多先輩(宇佐卓真)と美羽(久保田紗友)の「不意キス」だったり、それぞれのキスに名称があるんです。「#〇〇キス」と言う感じでSNSで今後も流行りそうですよね!

第1話より。左から久保田紗友扮する美羽、宇佐卓真扮する本田。

──キスの種類が豊富なんですよね。ところで、宇佐卓真さんとはお知り合いと聞きました。

びっくりしました。知り合いのキスシーンを見ることなんて普通ないので、何してんだよ!って気持ちで(笑)。ちゃんと“男の子”を演じてる卓真はいつも見てるような卓真じゃなくてにやにやしましたね。

──では、竹内さんの推しキャラクターを教えてください。

第5話であおいが入院する病院にいた看護師さんですね。優しく「お大事になさってください」と声を掛ける人物がいまして……。原作にはいないそのキャラクターを演じているのが、竹内唯人くんなんですけども。

──カメオ出演されていましたね!

ちょっとだけなんですが、激推しです(笑)。ほかのキャラクターで言うと、美羽が好き。原作のあのか弱い感じや恥ずかしがるような素振りがドラマでもしっかり出てましたね。男の子のキャラクターで言えば、やっぱり利津(神尾楓珠)じゃないですか。いつも誰かの背後にいて、だいたい怖い音楽が流れていたりするんですよ。家族との軋轢を抱えている役ですが、現実だったらそれが強みに変わったりしますからね。あの冷たい目、最高ですね。「狂わせてやるよ」みたいなセリフも。

──筧美和子さんの役はいかがでしたか? 原作とドラマでは設定が異なる部分もありますが……。

「ニビイロ」とドラマのコラボ映像で綾芽がチューしているのを観たときは、「ええっ! したの!?」って驚きました。2回くらい巻き戻しましたよ。原作と見た目はすごく似ていますよね。さっきも筧さんに一瞬会ったんですけど優しそうでした。

──今回のドラマは登場人物たちのドロドロした心理描写も見どころです。

僕も恋愛ではけっこうドロドロしてますね。でもライバルに対してはそういう気持ちにはならないです。サッカーをしていた頃は、仲間とは切磋琢磨という感じでしたし。雨の日に泥でドロドロになることはありましたけど(笑)。

──SNSを使った宣伝展開もドラマの醍醐味でしたが、チェックされていましたか?

はい、最初のほうの投稿はキスしすぎでしたね!(笑) ちなみに、「ニビハコ」のSNSアカウントが某人気ドラマのSNSフォロワー数を超えたときはガッツポーズしました!(笑)

3曲目でいいんですか?とガッツポーズ

──では主題歌についてお聞かせください。歌詞は宏実さんと共同で作られたんですよね。

竹内唯人

はい。原作に目を通して、ストーリーに沿ったドロドロした思いと普段の生活で自分たちが感じるような思いとがうまく重なるように考えました。メロディに歌詞がはまるように、宏実さんや作曲担当のUTAさんとしっかり話し合って。歌詞が思いつくのは、寝る前や犬と遊んでるときのような、何も考えていないときですね。

──デビューから3曲目での抜擢でしたが、周りの反応はいかがでしたか?

ニュースで取り上げられて、初めて家族も実感したみたいです。僕から「主題歌決まったんだ」「これ聴いて」とか言っても、周りの人たちからは全然返信来なくて……(笑)。心境としては、本当にありがとうございますという思いです。ガッツポーズしましたね。3曲目でいいんですか?って、本当にうれしかったです。

もっと教えて!一問一答で竹内唯人に接近

竹内唯人
好きな映画
「マーベル・シネマティック・ユニバース」。特に好きなのは「アベンジャーズ」シリーズの作品。「トランスフォーマー」も。
好きな女性のタイプ
いい匂いがする人。うなじと鎖骨がきれいな人。
ほかの人に負けない部分
弱点がないところ。
最近あった切ないこと
うちのワンちゃんがソファに上ろうとしてジャンプしたら、後ろに転がってしまった。そのあと右足をずっと上げているので脱臼か骨折でもしたかと思って焦ったけど、仮病だということがわかったこと。
子供の頃にしていたお気に入りの遊び
泥だんごを布で磨いてピカピカに仕上げること。
高校生に戻れるなら
恋愛をもう1回ちゃんとしたい!
高校時代を色で表すなら
無色透明。
今後、演技に興味は?
ぜひ、よろしくお願いします! いじめられっ子か、気弱であまり気持ちを出さない人を演じてみたいです!

フォローすれば面白さ倍増! SNSから物語にどっぷり浸かれる360°ドラマとは?

“360°(サンロクマル)ドラマ”と銘打たれた「鈍色の箱の中で」では、本編の一部を切り出した見どころシーンや、ドラマ内では描かれない登場人物同士のやり取りなどが番組公式の特設ページ「360°サイト」や番組SNSで発信されている。Twitter、Instagram、TikTokなどのSNSをフォローすることで、本編とは違う角度からドラマをより深く味わえる。

ドラマ「鈍色の箱の中で」久保田紗友×萩原利久×神尾楓珠インタビュー
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