アイアンマンとキャプテン・アメリカがホントの意味で仲直りしないと(ユースケ)
──そうして物語は「エンドゲーム」に続いていくわけですが、皆さんが今作で注目しているポイントは?
ユースケ 僕は、初期アベンジャーズ(2012年公開「アベンジャーズ」)のメンバーが消えずに生き残っている、というのがやっぱりすごく気になっていて。
──ユースケさん、「インフィニティ・ウォー」を観終わった直後からそう言ってましたよね。
ユースケ はい。生き残ったオリジナルメンバーがどうやってサノスに立ち向かうのか。それを考えると、やっぱり本当に1つのチームにならないと、突破口が開けないんじゃないかなって思います。アイアンマンとキャプテン・アメリカがホントの意味で仲直りしないと。そう思っていたから、予告編で2人が握手しているシーンが出てきたとき「え? ちょっとさ、そこまで映像出しちゃうの?」と思ってしまったんですけど(笑)、やっぱりこの2人の関係が大事なポイントなんじゃないかなって。あと、「インフィニティ・ウォー」では出番がなかったホークアイが帰ってきてくれそうなのがうれしい! しかも彼、予告編では日本っぽいところにいますよね。消えてしまったメンバーのために、みんながどうがんばってくれるのか、期待したいです。
──ではここで、予告編を観てみましょうか。
リョウガ あ、キャプテン・アメリカのヒゲがない、うれしい!
ユースケ 今の絶対剃りたてだよ!
──アイアンマンとキャプテン・アメリカの握手シーンもありますね。
ユースケ これこれ。絶対泣けるじゃん……。あ、ほらリョウガ、キャプテン・アメリカの盾が丸い形に戻ってる。
リョウガ ああ、ありがてえ。「インフィニティ・ウォー」で使ってた武器もカッコよかったけどね。盾うれしい……。
──リョウガさん、いかがでしたか?
リョウガ まずはキャプテン・アメリカがヒゲを剃ってくれたのが個人的にうれしいです! ソーのマネをしたい気持ちはわかりますけど(笑)、個人的にはないほうが好きなので。でもやっぱり、予告を観た限りでは“緑の大男”がいない……。
ユースケ ハルクなあー!(笑)
リョウガ ハルクが出てきていなかったのがちょっと気になります。
タクヤ こんなに大人数いるからさ、撮影が大変なんだよ。
ユースケ ハルク、撮影できなかったの?(笑)
──「インフィニティ・ウォー」公開前のインタビューで、リョウガさんは「ハルクの活躍に期待したい」と言っていたんですよね。でも同作ではブルース・バナーがハルクになかなか変身できなくて……。
リョウガ ホントですよ。ピンチになっても「ノー!」と言って出てきてくれない(笑)。もう、冒頭のシーンでサノスにボコボコにされたのがトラウマになっちゃってるじゃないですか。
ユースケ バナー博士として、ワカンダ戦ではハルクバスターに乗ってがんばって戦ったけどね。
リョウガ 完全にハルクに変身できたのは最初だけだったからね。そんな彼が、「エンドゲーム」で果たして復活するのか。サノスには武術があるけど、ハルクはパワー一辺倒タイプですから、どうやって立ち向かうのか?という方法も気になりますし。あとはユースケが言っていたように、アイアンマンとキャプテン・アメリカのタッグ技がまた見たいですね! 今の関係性的にはできないと思うから。
──またリョウガさんは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)以来のファンでいらっしゃいますが、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスは「エンドゲーム」をもって役を卒業されることを発表していますね。
ユースケ そう、クリス・エヴァンスさん卒業なんですよね。だからホントにお、おわ、お、お、終わり……。
リョウガ 今「終わり」っていう言葉を発したくなかったでしょ(笑)。
タクヤ ユースケ(笑)。
ユースケ だって、ファンからしたら続いてほしいじゃないですか。認めたくない!
リョウガ いや、そうだよ。わかるよ。大好きだからね、終わりが来るとわかると、それを拒否したい気持ちが生まれちゃう。だけど結末がわからないと永遠にスッキリしないから観なきゃいけないっていうジレンマですよね。でも僕は、最後をしっかり見届けたいと思います。
タクヤ やめちゃうの寂しいね。
リョウガ でも、だからこそ予告編で見たキャプテン・アメリカが初期の作品に近いルックスだったことがうれしいというか。ホントに最後ならば、全キャプテン・アメリカファンが納得できるような……どんなエンドだったにせよ、心からクリス・エヴァンスさんを送れるような終わりを迎えてほしいなという気持ちがありますね。
ユースケ 終わってほしくないよー……もう、マジで。
人を楽しませるためのエンタテインメント力が詰まっている(ユースケ)
──最後に、皆さんがマーベルのヒーローたちやマーベル作品に感じる魅力を教えてください。
リョウガ 期待や予想をいい意味で裏切るところが僕はすごく好きというか、尊敬の思いを持っているところがあって。「インフィニティ・ウォー」でヒーローたちが半分消えてしまうなんて、誰も予想していなかったことだと思いますし。きっとね、「エンドゲーム」もみんなの想像を裏切るような展開を見せてくれるんじゃないかな……と思っていても、その想像すらはるかに超えてきてくれる(笑)、とてつもないスケール感が本当に素晴らしいと思います。「インフィニティ・ウォー」で今までのシリーズで走ってきたレールとはちょっと違う道にストーリーが進みましたから、観る側にとっては不安というか。消えてしまったヒーロー側に自分の好きなキャラクターがいるマーベルファンの方なんかは特に、ずっとモヤモヤとしたロスト感を味わっていると思うので、そういう僕らの気持ちを生き残ったヒーローたちがどうやって救ってくれるか?と期待しながら公開を待ちたいと思います。
ユースケ 僕がマーベルのヒーローに感じるのは“憧れ”です。やっぱりね、キャプテン・アメリカみたいな体になりたいし。
リョウガ スーパー逆三角形のね。
ユースケ アイアンマンのようなヒーローも、近い未来にホントに僕らの前に現れるんじゃないかな?なんて思うと本当にワクワクしますし。彼らの活躍は、僕にとって勇気になったり力になったり希望になったり、明日をがんばるための活力になってくれるんです。
──ユースケさんが超特急のメンバーとして活動するうえで、マーベル作品に影響を受けていることはありますか?
ユースケ 僕はまだまだですけど、エンターテイナーとして、マーベルヒーローたちをすごく尊敬しています。それぞれ強い技を持っているのはもちろん、ただ真剣なだけじゃなくて……それこそさっきタクヤが言っていたように、クスッと笑える一面があったりする。マーベル作品には人を楽しませるためのエンタテインメント力が詰まっていると、僕は思っているんです。僕も1つの面だけじゃなく、多彩な見せ方で人を楽しませるような人間になりたいって、彼らを見ているとそう思えるんです。