フジテレビが運営する動画配信サービス・FODの事業戦略と新コンテンツを紹介する「FOD SHOWCASE'24」が、本日11月26日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催。今後の配信作品に参加する
「新しい出会い」をテーマとする本イベント。まずFOD事業の執行責任者である野村和生は有料会員数150万人を突破したことを報告し、今後の戦略・方針として「コンテンツ力の強化」を掲げる。そして地上波作品との連携やオリジナル作品への注力、LIVE配信やコミックとの連動、そして海外スタジオとの共同制作などアライアンスの強化に力を入れることを明かした。
ドラマ「ペンション・恋は桃色」シーズン3(2025年1月配信予定)
同作からはキャストのリリー、斎藤がステージに。寂れたペンションを舞台とする「ペンション・恋は桃色」では、“訳あり”な人々が織りなす人情ドラマが展開される。「今日は楽屋弁当が桁外れによくて……」と笑顔を見せるリリーは「誰にも観られることなくシーズン3までやってきました(笑)」と冗談めかして挨拶。さらに「合宿のような撮影でした。大学のドラマ研究会のほうがまだちゃんとしてる(笑)。でもそれがこのドラマの雰囲気になっていて、シーズン3はまたいいホームドラマになっていますよ」と充実した様子を見せる。「過去シーズンは4人ぐらい観ていただいたかな……」と続く斎藤は、豪華なゲスト出演者について「なぜ今日発表できないんだ!(笑)」と嘆きつつ、「このドラマが大好きなんですよ。もはやプライベートのような気持ちで(撮影に)臨んでいました」とほほえんだ。
ドラマ「トラックガール2」(2025年配信予定)
女性トラック運転手の日常を描く本作からは、主演の遠藤が登壇。彼女は続編の制作決定を「前作では共演者に愉快な人が多く、笑いが絶えなかったんです。そんな空気が観てくださる方に伝わったのかなと」と喜ぶ。さらに当時の撮影を「ど緊張で固まっていました。コットンのきょんさんが笑わせてくれて…」と思い返して「自分と180度違う人物を演じたので『こんな表情は初めて見た』『新鮮だった』と反響をいただくことがうれしかったです」と話し、乃木坂46のメンバーからも励みの言葉をもらったことを告白。「仕事で疲れている人に響く作品です。パワーアップした作品を、ちょっとした笑いでお届けできるようにがんばります」と新作への意気込みを伝えた。
ドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」(2025年1月配信予定)
伊藤はキャストを代表してイベントに参加。同作は、居場所はあるが孤独を抱える通称“隠れぼっち”たちの群像劇だ。伊藤は「早くない?と思うほどスピード感のある展開がてんこ盛り。心があったかくクスッとなれるようなドラマになっています」と挨拶する。2人の女性の間で葛藤する姿が描かれていることについては「“愛情”と“尊敬”という感情は似ているなと。演じ分けるのは難しい作業で、どうわかりやすく2人の女性に向けていくかを考えました」と振り返った。
本作のテーマとなる“隠れぼっち”には「現代を生きている人の中ではけっこう多いのかなと思います。SNSが発達し、家に1人でいるけれど会話できてしまう。ふと『孤独だな』と思う人も多いのでは」と言及。自身が“隠れぼっち”だと思う瞬間を聞かれると「華やかな場所に呼んでいただいたあとに、スーパーで買い物しているときに感じますかね。『さっきまであんなに人がいたのに、今は1人でネギを持ってる……』と思ったり」と答えた。
ドラマ「HEART ATTACK」(2025年3月配信予定)
同作からは、ダブル主演を務める寛一郎と三浦が登壇。近未来の日本を舞台とする「HEART ATTACK」は、超常的な能力を持ち世間から迫害されている“ヴァリアント”の闘いや、運命的な愛を描いたSF作品だ。寛一郎は「日本ドラマでもSFはそんなに観たことがなく、『どうなるだろうか?』と。挑戦的でワクワクしました」と振り返り、三浦は「台本からイメージする作業がSFである分多くて。撮影の時点でわからないものが、あとからCGなどで足されていく。演技として難しいですが、みんなで世界観をイメージしながら作っていく過程が楽しかったです」と述懐する。
ヴァリアントは特殊能力を持っているが、その力は微力だそうで、寛一郎と三浦は「ちょっと手が温かくなるだけ」「物を少し動かせる」と説明。三浦は「ささいな力を持っている2人が協力して、大きな出来事を起こしていく物語です」「題材はSFですが、自分たちと少し違う人たちを排除したくなるというのは身近な問題。決して遠い話ではない」と語り、寛一郎は「普段のドラマではあまり観たことのない映像の質感が楽しめます」とアピールした。
タイドラマ「愛と欲望の階段 -The Lady and Her Lovers-」(配信中)
主演を務めるピムチャノック・ルーウィサードパイブンは「とてもワクワクしています。繊細な部分も含めいろいろな顔を持っている主人公を演じていますので、ぜひその変化を楽しんでほしい」と挨拶。自身が演じた、富と名声に憧れる17歳の美少女トンディーについて「幼い頃から今まで、いろいろな困難を超えてきた人物です。『お金があれば本当に幸せになれる?』という要素もテーマの1つ」と話す。そして来日した感想を聞かれると「日本はとても好きです。富士山に行ったり、すき焼きも食べましたよ!」と答えた。
なお本イベントでは、今後配信される作品として、新谷ゆづみらが出演する散歩コメディ「今日のさんぽんた」、ドラマ「バントマン」のスピンオフ「俺たちのヒーロー」、仲代達矢が9月に行ったワークショップを収録した「君たちはどう演ずるか?」も紹介。海外作品として、チン・ソンギュとチョン・ジョンソが共演する「身代金 狂気の生き残りゲーム」、イギリスのサッカー界を舞台とした「THE WINDOW ザ・ウィンドウ」、韓国の人気Webtoonを実写化した「秘密の間柄」、ソ・イェジが出演する愛憎復讐劇「イブの罠」などの情報も明かされた。
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