映画「
本作は、東京・立川で同居生活を送る神の子イエスと仏の悟りを開いたブッダの姿を描いた「聖☆おにいさん」の劇場版。原作者・
「神々たちの降臨祭」と題したこの日のイベント。福田は壇上に集まった面々を前に「こんなバカ映画に、こんな豪華なキャストが集まるとは思ってもいなかった。本当にぜいたくなこと」と吐露し、「感動がない映画です。涙もないです。ただ笑いはあります。そういう映画にこのメンツが集まってくれたのは本当に奇跡。ぜいたくに遊ばせていただきました」と話した。
会場には黄色に輝くカーペットが敷かれ、約400名のファンが詰め掛けた。冒頭はキャスト陣が自分の役柄に加えて、今後控える新作や現在公開・放送中の作品を紹介する異例の挨拶に。ドラマ「全領域異常解決室」が話題を呼んでいる藤原は「あと3話なので、そちらのほうだけご覧ください。神、やってます」と述べながら、「初めての福田組では堕天使。真逆のルシファーという役を演じてます。神づいてますね」と笑いを誘った。
イエス役の松山は笑いをこらえるのに苦労した撮影を回想。「最初は岩田くんのミカエルと白石さんの弁才天。そこから怒涛だった」と思い返し、染谷も「台本にはない、知らないシーンが始まるんですよ。まず岩田さんが踊り出す。それからラップが始まって」とその衝撃を振り返る。岩田は福田組が3作目とあって「自分の中で何かしなきゃというプレッシャーと闘って、ああなりました……」「公開されたあとも僕のファンの方は、どうか僕のファンのままでいてください。それぐらい心配です」と期待を煽った。
帝釈天役の勝地は「撮影は1日だけだったんですけど、がんちゃん(岩田)に圧倒されちゃって……俺あんまり爪痕残せなかった。マジで、がんちゃんがすごかった」と正直に告白。松山と染谷曰く「めっちゃ怒ってる」「ブチギレてる」という弁才天のキャラクターについて、白石は「芸術や音楽のことになると気合いが入っちゃう役。監督に『とにかく大声で。それだけ』と言っていただいたので。それを意識して演じたら、あんな感じになってしまって(笑)。あとは岩田さんに付いて行くのに必死でした」と明かした。
女子ーズ・レッドを演じた川口に対して、福田が「なんでやったんですか? やらなくていい仕事でしょ」と水を向けると、川口は「やりたい。やらせてくださいよ」と笑みをこぼしながら、「戦隊の衣装を初めて着させていただいて。ヘルメットが重いもんで、それにびっくりしました」と述懐。悪魔マーラ役の窪田は「本当にあっという間の90分だと思います。たぶん観終わったあと、何も残らないと思う。何も残らないんだけど、笑えることだけは確実です」とアピールした。
プロデューサーに名を連ねている山田は「最初は出演する気はなかったんですけど、プロデューサー陣と話してたら『出ます……? 出たほうがいいんじゃないですか』となったので」と出演の経緯を説明。選択肢は「AとBがいる人物のAのほう」と「布団の声」のどちらかだったそうで、Aのほうを選んだことを明かした。
撮影現場では、“公で絶対に名前を言えないもの”を持たされたという藤原は「しれっと、とんでもないものを持たされて。すごいもの。僕が積み上げてきたものを一瞬で崩された。この作品でもう終わりだろうなと思ってやらせてもらってます。もう(今後は)仕事はないでしょうね」と冗談交じりに告白。福田は「一番喜んだのは僕です。みんな面白かった。僕はずっと笑ってました」と現場の空気を伝えた。
最後に染谷は「ただただ笑える作品です。ご家族でも、どの世代でも一緒に楽しめる作品。年末年始、笑い納め、笑い初め、ぜひ劇場に来てください」とコメント。松山は「今年もいろいろとあったと思います。この映画を通して、笑いとともに流してしまって、また来年、新しい年を元気よく迎えていただけたらと思っています」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」は12月20日より全国でロードショー。
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