本作は、さまざまな背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)のふれあいを描く物語。震災から半年後の宮城県仙台市で、職を失った青年・中垣和正(なかがきかずまさ)は同じく震災で飼い主を亡くした多聞と出会う。多聞は和正とその家族に懐くが、常に南の方角を気にしていた。ある日、危険な仕事に手を染めた和正が事件に巻き込まれた最中に、多聞は姿を消してしまう。そして時は流れ、滋賀に住む女性・須貝美羽(すがいみわ)と過ごしていた多聞と、和正が再会。2人と1匹の新たな生活が始めるが、たった1匹で南の方角に向かう多聞には1人の少年と交わした約束があった。
家族のために被災地で窃盗団のドライバーをする和正を高橋、とある秘密を抱えながらデートクラブで働く美羽を西野が演じる。生まれたときから実家に犬がいたという高橋は「人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました」と述べ、初共演となる西野について「お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正としてともに向き合えたことを光栄に思います」とコメント。一方で西野は「今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました」とつづる。
そして瀬々は「高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました」と2人をたたえ、馳は「犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う」と語った。本作の脚本は「永遠の0」「ディア・ファミリー」の林民夫が執筆。企画・プロデュースは「黄泉がえり」「余命1ヶ月の花嫁」の
高橋文哉 コメント
この作品のお話を頂けたことを本当に嬉しく思いました。
僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、
人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました。
多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることが出来ました。
瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、
ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました。
西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。
多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する二人と1匹の織り成す掴みきれない空気を楽しみに公開までお待ち頂けたら嬉しく思います!!
西野七瀬 コメント
今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。
瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。
瀬々敬久 コメント
犬の名前は多聞です。仏法の守護神の一つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。
馳星周 コメント
多聞は多くを聞くと書く。
犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。
犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。
犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。
この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。
平野隆 コメント
「ラーゲリより愛を込めて」のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。
高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。
そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。
現在編集中ですが、スクリーンの上にお二人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。
何故タイトルが「少年と犬」なのか? それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。
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