ピーター・バラカンによる音楽映画祭が開催、日本初上映作品含む31本ラインナップ

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ピーター・バラカンが作品選定を担当した音楽映画祭「Peter Barakan's Music Film Festival 2023」が9月1日から21日まで東京・角川シネマ有楽町で開催決定。このたび上映作品が発表された。

「Peter Barakan's Music Film Festival 2023」メインビジュアル

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「Dance Craze /2 Toneの世界 - スカ・ オン・ステージ!」ビジュアル (c) Chrysalis Records Limited.

「Dance Craze /2 Toneの世界 - スカ・ オン・ステージ!」ビジュアル (c) Chrysalis Records Limited.[拡大]

「ジャム DJAM」場面写真 (c) 2017 Princes Productions - Pyramide Productions - Auvergne-Rhône Alpes Cinéma – Blonde - Güverte Films – Princes Films

「ジャム DJAM」場面写真 (c) 2017 Princes Productions - Pyramide Productions - Auvergne-Rhône Alpes Cinéma – Blonde - Güverte Films – Princes Films[拡大]

今回で3回目となる本映画祭では、31本の作品がスクリーンにかけられる。ドキュメンタリー「Dance Craze /2 Toneの世界 - スカ・ オン・ステージ!」、アルジェリア出身のトニー・ガトリフが監督を務めるロードムービー「ジャム DJAM」、フランコ・ロッソ監督作「DreadBeatandBlood / ダブ・ポエット リントン・クウェシ・ジョンスン」など8本が日本初上映作品としてラインナップに並んだ。

さらに「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」「チャーリー・イズ・マイ・ダーリン」「ソングス・フォー・ドレラ」「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」「コーダ あいのうた」などが上映される。

バラカンは「今回はアカデミー賞受賞作もかなりマニアックな作品もあります。いつものようにジャンル的に様々な映画があり、エチオピア、インド、パキスタン、ギリシャ、ルーマニア、ジャマイカ、ブ ラジル、アイルランドを含む国際的なライン・アップになっています」とコメントした。

Peter Barakan's Music Film Festival 2023

2023年9月1日(金)~21日(木)東京都 角川シネマ有楽町

<上映作品>

日本初上映作品とピーター・バラカンの紹介コメント

「Dance Craze /2 Toneの世界 - スカ・ オン・ステージ!」

1980年に大流行したスカ・リヴァイヴァルを体現したバンドのライヴだけで綴った楽しいコンサート映画です。ザ・スペシャルズ、マッドネス、ザ・ビート、ザ・セレクター、ザ・ボディスナッチャーズ、バッド・マナーズの6組が1曲ごとに交代し、踊らずにはいられない強烈なスカ・ビートが続きます。特にスペシャルズのオリジナル・メンバーによる演奏はゴキゲンです。

「ジャム DJAM」

トニー・ガトリフの2017年の作品。相変わらず音楽ありきのロード・ムーヴィーです。今回の舞台はギリシャとトルコ。エーゲ海の演歌のような大衆音楽レンベティカが随所に聞こえてくる背景で、ジャムという若い女性は父のボートの壊れた部品を買いにイスタンブルへ。そこで出会ったフランス人女性アヴリルとつるんで2人で帰ってくる道は脱線だらけです。

「Dread Beat and Blood / ダブ・ポエット リントン・クウェシ・ジョンスン」

11歳でジャマイカからロンドンに移住したリントン・クウェシ・ジョンスンはジャマイカ訛りの詩をレゲェのビートに乗せる「ダブ・ポエット」として活動、差別を受けながらも生き生きとした音楽を生んだカリブ文化を伝えます。
1979年にデビューした時期の彼を追ったこのドキュメンタリーでは音楽活動の他に人種問題に取り組んだ雑誌の編集者としての姿も見ることができます。

「ジョン・クリアリー@Live Magic 2018」

2023年のLive Magic(ぼくが監修するフェスティヴァル)で5年ぶりに来日するジョン・クリアリーは長年ニュー・オーリンズを拠点にファンキーな活動を続ける素晴らしいピアニストです。2018年に同じフェスで撮影した演奏をDVDで発売中ですが、この度更に高画質ヴァージョンを大きいスクリーンで上映することにしました。これを見てぜひライヴの方にも足を運んでいただきたいです!

「エチオピーク 音楽探求の旅」

アフリカ大陸の中でどことも異なった音楽文化を持つエチオピアの大衆音楽が自由に栄えたのは1960年代後半から70年代半ばまでの短い期間でした。90年代に、それまで知られていなかったその驚くべき音楽と偶然出会ったフランシス・ファルセトというフランス人の研究によって、エチオピアの音楽がいかにして世界で聴かれるようになったかを描いたドキュメンタリーです。

「ルーツを掘る - アーフーリー・レコード物語」

ドイツからの移民だったクリス・ストラクウィツ(2023年死亡)は1960年にサン・フランシスコ近辺で設立したアーフーリー・レコードで、数十年にわたってアメリカ南部のあらゆるルーツ・ミュージックを記録し続けました。利益などをほとんど度外視し、自分で現地録音したおびただしい数のレコードを発売してきたクリスの貴重な活動を追ったドキュメンタリーです。

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」

CCRが行った1970年のヨーロッパ・ツアーは有名なライヴ・アルバムで記録されましたが、4月14日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの公演では映像も撮影されていました。50年以上を経てその姿がいよいよ公開されることになったのです。前半はジェフ・ブリジズが語るバンドの歴史、後半は40分ほどの熱演がそのまま展開されます。(1回のみのプレミア・ショウ)

「リバイバル69 ~伝説のロックフェス~」

ジョンとヨーコのプラスティック・オノ・バンドの初ライヴということで有名なトロントの 1969年のロックンロール・フェスティヴァルがどのようにして開催されたか、そうとう危ない橋を渡った関係者たちの無謀な計画が最後の最後になって実を結んだ奇跡のような物語です。チャック・ベリー、リトル・リチャードなどの熱演も多数。(1回のみのプレミア・ショウ)

本映画祭初上映

「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」
「チャーリー・イズ・マイ・ダーリン」
「ソングス・フォー・ドレラ」
「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」
「コーダ あいのうた」
ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった
アザー・ミュージック
ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック
響け!情熱のムリダンガム
ZAPPA
ソング・オブ・ラホール
ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~
ロッカーズ
ガッジョ・ディーロ
ザ・コミットメンツ
「ブラジル・バン・バン・バン」

アンコール上映

AMY エイミー
BILLIE ビリー
MONK モンク」「モンク・イン・ヨーロッパ
ジャズ・ロフト
ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち
ブリティッシュ・ロック誕生の地下室
「バビロン」

ピーター・バラカン コメント

3年目を迎えた音楽映画祭、今年は期間も長く、3週間の開催となります。また作品の数は以前よりも多く、31本紹介しますが、そのうち8本は日本で初めて映画館のスクリーンに登場します。しかも「リバイバル69 ~伝説のロックフェス~」と「クリーデンス・クリアウォー ター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」は公開前のプレミア・ショウです。今回はアカデミー賞受賞作もかなりマニアックな作品もあります。いつものようにジャンル的に様々な映画があり、エチオピア、インド、パキスタン、ギリシャ、ルーマニア、ジャマイカ、ブラジル、アイルランドを含む国際的なライン・アップになっています。暑い日が続く季節、涼しい映画館で少しでも多くご覧ください。有楽町

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南インド料理なんどり @nandri_tokyo

響け!情熱のムリダンガムも選ばれました!
ありがとうございます! https://t.co/pTgMWUujp2

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ピーター・バラカンの映画作品

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