女相続人

オンナソウゾクニン

上映時間:115分 / 製作:1949年(米)

解説 H・ジェームズの中編小説『ワシントン広場』を名匠ワイラーが映画化。19世紀半ば。富豪の医者の娘キャサリンは、死んだ母に似ず、器量が悪く内向的。そんな彼女を父親は今一つ愛せない。ある日、従妹の婚約パーティーに出席したキャサリンは青年モリスと出会い、熱烈な恋に落ちた。ところが父親は、彼が定職もない貧乏青年であることを理由に結婚を許さない。彼女は駆け落ちを決意するが、約束の時間に彼は現れなかった……。財産をめぐる父と娘、男と女の愛憎ドラマを、シリアスに格調高く描いたワイラーの傑作。自分をことごとく裏切った父と男への復讐を遂げたラストで、キャサリンの顔に現れる毅然とした美しさが印象的だ。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:ウィリアム・ワイラー

キャスト

キャサリン・スローパー:オリヴィア・デ・ハヴィランド
モリス¥タウンゼント:モンゴメリー・クリフト
Dr.オースティン・スローパー:ラルフ・リチャードソン

受賞歴

第22回アカデミー賞
主演女優賞 / 美術賞(モノクロ) / 衣装デザイン賞(モノクロ) / 作曲賞(ドラマ・コメディ)

第7回ゴールデングローブ賞
主演女優賞