泥だらけの純情(1963年)
ドロダラケノジュンジョウ
上映時間:91分 / 製作:1963年(日本)
解説 チンピラの次郎は、不良学生に絡まれている外交官の令嬢・真美を助けた。ところが乱闘のさなか、相手は誤って自分のナイフを刺して死に、次郎もケガをしてしまう。次郎は自首するが、真美の尽力ですぐに釈放される。それから二人は毎週デートを重ね、次郎はデートの資金を捻出するため悪事を繰り返す。組長は、次郎が真美を助けた時にヤクを落としたことを警察が嗅ぎつけ、次郎を泳がしていると疑って、彼に自首を勧める。一方、真美は父の仕事で外国へ行くことに。追いつめられた二人は雪山へ逃がれ、睡眠薬を飲んで心中を遂げる。ヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えた才人・中平康が、身分の違う若い男女の純愛を描いた作品。心中を決意した二人が、雪の中でじゃれ合うシーンが印象的で、許されない愛の悲しみが痛切に描かれる。
スタッフ |
監督:中平康 |
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キャスト |
次郎:浜田光夫
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