非行少年 陽の出の叫び
ヒコウショウネンヒノデノサケビ
上映時間:90分 / 製作:1967年(日本)
解説 藤田繁矢(藤田敏八)の自らのオリジナル・シナリオによる監督昇進第1作。更生を誓って少年院を出た純は、指導員の家に引き取られるが素行は相変わらずだった。やがて昔の仲間の集団脱走計画に巻き込まれるものの、結局純は彼らの行動にも共鳴できない。藤田繁矢監督は従来の不良少年もののパターンを踏襲しているが、すべてをクダラないと感ずる少年像の生々しい存在感には、強烈なオリジナリティーが感じられた。このシラけきった少年像は、日活が誇る青春映画の1本「八月の濡れた砂」(1971)においてより深く描き込まれ、一つの完成をみる。
スタッフ |
監督:藤田繁矢 |
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キャスト |