江戸最後の日

エドサイゴノヒ

製作:1941年(日本) / 配給:日活京都

解説 明治元年、江戸城の無血明け渡しをめぐって主戦論者を向こうにまわし、平和解決を主張する勝安房守の努力を描く。この映画が製作された年は戦時色が濃くなりつつあった時代であり、時代劇も忠君愛国的なものや外国勢力から国を守ったものが盛んに取り上げられた。安房守には阪東妻三郎が扮し、豪放で人情家の勝安房守が苦悩する姿を見事に演じ、それまでの剣劇スターのイメージを払拭した。鳥羽伏見の戦いに敗れた徳川慶喜は、江戸に戻り幕府方の鎮静に明け暮れる。幕府には官軍との一戦を主張する榎本武揚、大鳥圭介などの主戦論者と、高橋伊勢守、勝安房守の穏健派とが対立していた……。

情報提供:ぴあ

キャスト

阪東妻三郎
香川良介
志村喬