くちづけ(1957年)
クチヅケ
上映時間:74分 / 製作:1957年(日本) / 配給:大映東京
解説 川口松太郎の原作を、イタリア国立映画センターに留学していた増村保造が帰国後に第1回作品として監督した青春映画。欽一と章子は小菅の拘置所の面会室で知り会う。欽一は章子をオートバイに乗せて海岸まで突っ走り、青春を謳歌しようとする。一方、章子は父の保釈金と母の入院費の工面に困り、身体を売ろうとし……。“ボーイ・ミーツ・ガール”の単純なメロドラマ構造に、現代的な青春像をドライかつエネルギッシュにたたき込んだ鮮烈なデビュー作。その甘い感傷を排した、ストレートでみずみずしい行動描写は、やがて台頭する松竹ヌーヴェル・ヴァーグの若手監督たちに大きな影響を与えた。
スタッフ |
監督:増村保造 |
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キャスト |