煙突の見える場所

エントツノミエルバショ

上映時間:108分 / 製作:1953年(日本) / 配給:スタジオ8プロ

解説 原作は椎名麟三の短編小説『無邪気な人々』。ヒューマン・ドラマの名作。舞台は、4本の煙突が場所によっては2本にも3本にも見える通称“おばけ煙突”がある北千住。戦火で行方不明になった前夫との籍は残しながら弘子は、足袋問屋に勤める隆吉と同棲している。隆吉の家の2階には税務署員の久保が下宿しており、彼は隣室の下宿人・仙子を想っているが仙子は相手にしない。ある日この家に捨て子があったがそれは弘子の前夫の仕業だった。隆吉は弘子を責め、弘子は家出してしまう。しかし赤ん坊が病気になり、一同が心配することによって、そこに今までにはない連帯感が生まれる。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:五所平之助

キャスト

上原謙
田中絹代
高峰秀子
芥川比呂志
田中春男