ユメノ銀河
ユメノギンガ
1997年2月15日(土)公開 / 上映時間:90分 / 製作:1997年(日本) / 配給:ケイエスエス
解説 「エンジェル・ダスト」「水の中の八月」で幻想的な映像世界を押し進めてきた石井聰亙監督が、夢野久作の小説『少女地獄』の中の一編『殺人リレー』を映画化した作品。バスの車掌のトミ子が、別の町に住む親友ツヤ子の死を知らされる。ツヤ子の婚約者、新高はバスの運転手だが、連続殺人鬼ではないかという噂が立っていた。そんな矢先、トミ子のバス会社に新高が配属されてくる。ツヤ子の仇を討つために、トミ子は新高に接近していく……。危険人物の美青年に恋してしまう少女の揺れる心を、16ミリのモノクロ・フィルムに焼き付けた叙情的な恋愛映画。地方都市の閑散とした空間を緩やかな時間感覚で映し出すカメラが、観る者を夢の中をさ迷っているような錯覚へと導く。捨て身のヒロインに扮した小嶺麗奈、まるで生活感が欠落したバス運転手を演じた浅野忠信の存在感も印象深い。
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