HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」が、10月30日に発売される。1986年に発売された第1作「ドラゴンクエスト」と、翌1987年に発売された第2作「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」の2本を、ドット絵と3DCGが融合した美しいグラフィック表現でリメイクした。新たなエピソードやボイスが追加され、物語はよりドラマチックに。また、随所に遊びやすくなる工夫が凝らされているなど、さまざまな進化が加わっている。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
「ドラゴンクエスト」はプレイヤー自身が主人公となり、世界を脅かす魔王を倒すため壮大な冒険を繰り広げるという、日本を代表するロールプレイングゲーム(RPG)。誕生から39年、ナンバリングタイトルは現在「XI」まで発売されており、関連シリーズ作品は100を超える。全世界シリーズ累計出荷・ダウンロード本数は9500万本超。2024年11月には、第3作「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のHD-2D版も発売されたばかりだ。
「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストII」「ドラゴンクエストIII」の3タイトルは、物語や冒険の舞台につながりがあることから、作中で語り継がれる伝説の勇者ロトの名を取って"ロト三部作"と呼ばれている。発売順は「I」→「II」→「III」だが、物語の時系列としては「III」→「I」→「II」となっており、「III」から遊んでも「I&II」から遊んでも楽しめる。シリーズ生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二氏は「時系列順にプレイすると、『II』の終わりにあっと驚く展開がある」と明らかにしている。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」の大きな追加要素の1つが、「ドラゴンクエストII」で新たな仲間として加入するサマルトリアの王女の存在だ。原作では最大3人パーティだったが、今作では最大4人のパーティで冒険することになる。サマルトリアの王女は、すばやく身軽な動きから多彩な特技を繰り出すうえ、メラ系・ヒャド系の呪文も得意。ただしときおり、バトル中に遊びだしてしまうことがある。彼女の加入により、戦闘バランスが刷新されているほか、仲間たちの掛け合いや物語のやり取りもさらに賑やかになり、旅の雰囲気が一層豊かに感じられるようになった。
また、「ドラゴンクエストII」では新たな冒険の舞台として“海底”が登場。物語を進めると、海上に加えて海底も船で移動することができるようになり、人魚が暮らす町や危険なダンジョンを訪れることができる。海の平和を脅かす強敵も登場。アレフガルドの知られざる歴史が記された“世界の思い出”も眠っている。海底世界をすみずみまで探索してみよう。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」には新たなアイテムとして「巻物」が登場。「巻物」は宝箱などから入手することができ、使用することで呪文や特技を覚えられる。原作「ドラゴンクエストII」にもあった要素「紋章」は、今作では「ドラゴンクエストI」「ドラゴンクエストII」の両方に登場。それぞれの作中で5つの紋章を集めていくことになるのだが、紋章を所持しているとバトル中にさまざまな効果が発揮される。例えば「いのちの紋章」を所持していると、特定の条件を満たすことで、特技がさらに強力な“超絶技”に変化。「ドラゴン斬り」が「竜王斬り」にパワーアップしたりする。
遊びやすさの面もさらに進化。HD-2D版「ドラゴンクエストIII」でも、ダンジョンのマップがあらかじめ表示される親切設計で既存プレイヤーを驚かせたが、HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」ではなんと、ガイド機能設定で「宝箱の場所」を表示させることが可能に。気軽にプレイしたい、でもアイテムを取り逃がしたくないというプレイヤーにとっても、すべて自分の力で探索したいプレイヤーにとっても、うれしい形で機能が追加された。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。
「ドラゴンクエストI」の主人公のバトルボイスは花江夏樹、ラダトーム王の1人娘で、竜王にさらわれてしまうローラ姫役は茅野愛衣が担当。「ドラゴンクエストII」では、ローレシアの王子のバトルボイスを内田雄馬、サマルトリアの王子役を福山潤、ムーンブルクの王女役を上坂すみれ、サマルトリアの王女役を篠原侑が演じている。主人公たちのみならず、イベントに登場するキャラクターやモンスターたちにもボイスが追加されており、ストーリーの没入感を高めている。
初めて「ドラゴンクエスト」に触れる人には“今だからこそ体験してほしい名作”として、そして、かつて冒険した人にとっても、“記憶が鮮やかに蘇る再会”以上のプレイ体験が待っているはず。10月30日から始まる新しい旅路に、あなたも参加してみては。
ドラゴンクエストI&II
発売日:2025年10月30日(木) ※Steam版のみ2025年10月31日(金)発売
対応機種:Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Microsoft Store on Windows
価格:税込7678円
CERO区分:B(12才以上対象)
スタッフ
シナリオ&ゲームデザイン:堀井雄二
キャラクターデザイン:鳥山明
音楽:すぎやまこういち
開発:アートディンク&SQEX浅野チーム
企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス
「ドラゴンクエストI」
伝説の勇者が大魔王を倒し、平和がもたらされたアレフガルドの地は、闇の覇者・竜王によって再び魔物に覆い尽くされてしまう。苦しむ人々を救うため、勇者ロトの血を引くあなたは、竜王討伐の旅に出る──!
キャスト
主人公(バトルボイス):花江夏樹
ローラ姫:茅野愛衣
「ドラゴンクエストII」
かつてアレフガルドの地を救った勇者ロトの子孫たちによって、新たに3つの国が興された世界。しかし、その平穏は恐ろしい魔物の軍勢に突如として打ち砕かれる。広がりつつある闇のちからに立ち向かうため、ロトの血を引く若き王子・王女たちが真の平和を取り戻す旅に出る──!
キャスト
主人公(バトルボイス):内田雄馬
サマルトリアの王子:福山潤
ムーンブルクの王女:上坂すみれ
サマルトリアの王女:篠原侑
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※画面写真・映像はすべてPC版の開発中のものです。
ドラゴンクエストの特集・インタビュー
2025年10月30日更新














