「東アジア文化都市2019豊島」特集|豊島区が見据える、文化の未来

「東アジア文化都市」は、日本・中国・韓国の3カ国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市でさまざまな文化芸術イベントなどを実施するプロジェクト。2019年の開催地となる豊島区では、舞台芸術、マンガ・アニメ、祭事・芸能を3つの柱とした「東アジア文化都市2019豊島」が展開されている。

このたびコミックナタリー、ステージナタリーでは、「東アジア文化都市2019豊島」のプログラムに迫る特集を展開。盛んに行なわれている舞台芸術、さらに近年ではマンガ・アニメの新たな発信拠点としても注目を集めている豊島区が見据える文化の未来とは。

「東アジア文化都市2019豊島」
プログラム

  • 池袋アニメタウンフェスティバル
池袋アニメタウンフェスティバル
日時:2019年11月2日(土)~3日(日・祝)
会場:東京都 Hareza池袋
内容
マンガの原点・トキワ荘がある豊島区から全世界に向けて発信する、東アジア文化都市最大の事業。今までにない驚きと感動!アニメ&マンガがつくりだす、夢や楽しさがいっぱい! 中池袋公園特設ステージ、としま区民センター、東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)を中心にまち全体に夢や楽しさをお届けするスペシャルな2日間。
  • マンガ・アニメ3.0
マンガ・アニメ3.0
内容
マンガ・アニメ部門のスペシャル事業として立ち上げられたWebサイト。日本、アジア、そして世界のマンガとアニメの魅力を多角的に紹介する記事が掲載される。表現・流通・環境などあらゆる状況が大きく変化する現代におけるマンガ・アニメの知見を、研究者やジャーナリストなどがわかりやすく解説し、最新情報が届けられる。
  • マンガ・アニメ区役所
マンガ・アニメ区役所
日時:~2019年11月24日(日)
会場:東京都 豊島区役所本庁舎4F 庁舎まるごとミュージアム
内容
豊島区役所を会場に、日中韓のマンガ・アニメを紹介する特集展示。「マンガのマンガ展」ではマンガ家やマンガ自体を題材にした作品を特集し、複製原画などの展示を通して作品の魅力を解説する。さらに「日本・中国・韓国のマンガ・アニメ作家たち」では、各作家によるアニメーション作品を鑑賞することができる。
  • 国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima
国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima (※略称IMART)
日時:2019年11月15日(金)~11月17日(日)
会場:東京都 豊島区役所本庁舎1Fとしまセンタースクエア ほか
内容
マンガ・アニメ文化の未来をつくる国際フェスティバル。各分野を牽引する国内外のトップランナーをゲストに招いたカンファレンスや基調講演で知見を共有するとともにマンガ・アニメの未来を考察する。また、新しい作品や表現の可能性を生み出すプレ企画「マンガミライハッカソン」「アニメーテッド・ラーニング」を実施し、その成果発表を行う。
  • アート・マジカル学園 アート体験支援型託児 アートサポート児童館
アート・マジカル学園 アート体験支援型託児 アートサポート児童館
日時:2019年10月30日(水)~31日(木) / 11月2日(土)~3日(日・祝)
会場:東京都 東京芸術劇場 アトリエイースト
内容
東京デスロック・多田淳之介が“学園長”を務め、子育て中の親のアート鑑賞と子供のアート体験を同時に実現させる託児プログラムを実施。対象は4歳から小学生で、10月30・31日は多田が講師を務める「HAPPYハッピ作り」、11月2・3日はイデアの大月ヒロ子による「つくってあそぼ!パペットシアター」が行われる。
  • 第31回 民族芸能inとしま
第31回 民族芸能inとしま
日時:2019年11月4日(月・振休)
会場:東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
出演

長崎獅子舞(長崎獅子連 / 東京都豊島区)、冨士元囃子・寿獅子(冨士元囃子連中 / 東京都豊島区)、雑司ヶ谷鬼子母神御会式万灯練供養(雑司ヶ谷鬼子母神御会式連合会 / 東京都豊島区)、秩父屋台囃子(髙野右吉と秩父社中 / 埼玉県秩父市)、韓国伝統楽器と舞踊(東京韓国学校舞踊部)

レクチャー&デモンストレーション進行・解説:福田裕美

内容
長崎獅子舞、冨士元囃子・寿獅子、雑司ヶ谷鬼子母神御会式万灯練供養、秩父屋台囃子と、豊島区の無形民俗文化財に指定されているさまざまな文化財を紹介する本企画。今年は東京韓国学校舞踊部により韓国伝統楽器と舞踊も披露される。
  • 大田楽 いけぶくろ絵巻
大田楽 いけぶくろ絵巻
日時:2019年11月10日(日)
会場:東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
スタッフ

総合演出:野村万蔵

内容
大田楽とは、平安時代から室町時代にかけて日本で流行した“田楽”をもとに、狂言師・野村耕介(八世野村万歳)が舞踊家や音楽家、俳優や学者らと協働して作り上げた祝祭のこと。それをアップデートしたのが、「大田楽 いけぶくろ絵巻」だ。総合演出を野村万蔵が務め、クリエイティブカンパニーNAKED(ネイキッド)が空間演出を手がける。
  • コンドルズ×豊島区民「Bridges to Babylon -ブリッジズ・トゥ・バビロン-」
コンドルズ×豊島区民「Bridges to Babylon -ブリッジズ・トゥ・バビロン-」
日時:2019年11月20日(水)~23日(土・祝)
会場:東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
スタッフ / キャスト

構成・映像・振付:近藤良平

出演:石渕聡、オクダサトシ、勝山康晴、香取直登、鎌倉道彦、ぎたろー(新人)、黒須育海、古賀剛、小林顕作(映像出演)、ジントク、スズキ拓朗、田中たつろう、橋爪利博、藤田善宏、安田有吾、山本光二郎、近藤良平

内容
近藤良平率いるコンドルズが、東京建物 Brillia HALLのこけら落としシリーズとして、公募によって集められたメンバーたちと、“祝祭”をテーマにした新作ダンスを披露する。
  • マハーバーラタ~ナラ王の冒険~ 東アジア文化都市2019豊島バージョン
マハーバーラタ~ナラ王の冒険~ 東アジア文化都市2019豊島バージョン
日時:2019年11月23日(土・祝)
会場:東京都 池袋西口公園 野外劇場
スタッフ / キャスト

演出:宮城聰

台本:久保田梓美

出演(五十音順):赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、春日井一平、片岡佐知子、加藤幸夫、黒須芯、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木陽代、関根淳子、大道無門優也、舘野百代、寺内亜矢子、ながいさやこ、中野真希、牧野隆二、牧山祐大、美加理、宮城嶋遥加、森山冬子、吉見亮、若宮羊市

内容
池袋西口公園 野外劇場のこけら落とし公演として、東アジア文化都市 舞台芸術部門総合ディレクター・宮城聰の代表作を上演。今回は“東アジア文化都市2019豊島バージョン”と銘打ち、円形舞台の上で古代インドの大叙事詩を立ち上げる。
  • 東アジア文化都市2019豊島 閉幕式典
東アジア文化都市2019豊島 閉幕式典
日時:2019年11月24日(日)
会場:東京都 Hareza池袋 芸術文化劇場
内容
「東アジア文化都市2019豊島」を締めくくる閉幕式典。3都市の交流を振り返りつつ、3都市を代表する芸能団によってパフォーマンスが披露される。

2019年11月11日更新