アニメ「時間の支配者」 PR

「時間の支配者」松根マサト監督インタビュー|スタイリッシュさを追求し地に足の着いた表現で描く家族の物語

時間を喰らう悪魔と戦うクロノスルーラーの活躍を描く、彭傑(ポンジェー)原作のテレビアニメ「時間の支配者」。原作は中国のマンガ誌・翻漫画および少年ジャンプ+にて連載されている。

コミックナタリーではアニメ化に併せ、アニメ版で監督を務める松根マサトにインタビューを実施。同作のテーマは家族だと語る松根に、アニメ化するうえでのこだわりや放送を終えた第2話までのエピソード、福山潤や石川界人らキャスト陣のアフレコ時の裏話などについて聞いた。

取材・文 / 宮津友徳 撮影 / 小坂茂雄

「時間の支配者」とは

人々の時間を喰らいし悪魔・計と、時を操り計に対抗する時間の支配者・クロノスルーラーを描くSFアクション。計の攻撃を受け自らの時間を奪われてしまったヴィクトは、相棒であり息子の霧とともに、過去を奪還すべく時を操り、戦い続ける。

キャラクター

ヴィクト(CV:福山潤)
ヴィクト CV:福山潤
トランプを媒介に時間を支配するクロノスルーラー。過去に計の攻撃を受け、1日時間が経過すると1日分若返る体になってしまった少年。息子である霧とともに、自らの時間を奪った計を探している。
「時間の支配者」1巻より。兄を失った少女・小雪を勇気づけるヴィクト。
霧(CV:石川界人)
CV:石川界人
水を媒介に時間を支配するクロノスルーラー。父であるヴィクトの時間を奪った計を探すため、旅を続けている。冷静かつ真面目で、几帳面な少年。
「時間の支配者」1巻より。計を追う霧。
ミーナ(CV:釘宮理恵)
ミーナ CV:釘宮理恵
風を媒介に時間を支配するクロノスルーラー。ヴィクトと霧の前に現れた謎の少女。2人を昔から知っているようで、「自分はヴィクトの妻である」と宣言する。
「時間の支配者」1巻より。突如ヴィクトと霧の前に現れた少女・ミーナは、「自分はヴィクトの妻だ」と言うが……。
ブレイズ(CV:赤羽根健治)
ブレイズ CV:赤羽根健治
火炎を媒介に時間を支配するクロノスルーラー。目的のためには手段を選ばない根っからの悪人だが、情に厚く涙もろい。
「時間の支配者」2巻より。自身を根っからの悪人であると言うブレイズだが、情に厚い一面を持ち合わせている。
アイスレーダー(CV:伊藤静)
アイスレーダー CV:伊藤静
計討伐のための秘密組織・クロノス本部にてヴィクトが出会う謎の美女。彼の過去について何か知っているようだが……。
「時間の支配者」1巻より。クロノス本部で自身に関する資料を探すヴィクトを迎え入れるアイスレーダー。
スネーク(CV:杉田智和)
スネーク CV:杉田智和
計討伐のための秘密組織・クロノスの技術部門主任。知的な優男風だが、とあるものを媒介に時間を支配するクロノスルーラー。
「時間の支配者」2巻より。クロノスの技術部門主任を務めるクロノス。ミーナが本部へと帰還した際には、彼女に女子校の制服を着用するよう求める。

松根マサト監督インタビュー

アクションで家族を考える作品

──松根監督は作品を初めて読んだ際、どのような印象を抱きましたか?

アニメ「時間の支配者」第2話より。ヴィクトはトランプを媒介に計と戦う。

掲載媒体にジャンプという名前が冠されている通り、最初はケレン味もあり、中二病的な要素もありといわゆるジャンプ作品らしいアクションマンガだと思っていたんです。ただ読み進めるにつれて、裏側にしっかりとしたテーマがあるんだなと感じて。

──テーマというと?

彭傑先生はこの作品でアクションだけではなく、家族を描きたいんだなというのがわかってきたんです。そこを読み解けてからは、自分の中でも深みが増してきました。

──確かにヴィクトや霧はもちろん、登場キャラクターの多くが家族という存在に対して何かしら問題を抱えていますよね。

アニメ「時間の支配者」第2話より。計に対抗するために開発された技術「時の契」について説明するミーナ。

ええ。僕はミーナが登場したあたりで、この作品のテーマは家族なんじゃないかという印象を受けたんです。ミーナは自分のことを「霧の母親」と言っていますが、最初は霧に対して割と冷たい態度を取るんですね。だけど物語が進むにつれミーナが感情を少しずつ昂ぶらせて、母親らしい顔を見せ始めていくんです。最初から母と子という関係性でベタベタするわけではなく、物語の過程で家族ができあがっていく様子が描かれているなと。

──彭傑さんとはアニメ化に際してどのようなことをお話されたんですか?

話していたのは主にはデザインの部分ですね。基本的に原作マンガは白黒でカラーページに出てこないキャラクターも結構いるんです。そういうキャラについて、「この部分はどんな色なんですか?」「どんな造形なんですか?」と伺ったり。

松根マサト監督

──キャラクターの設定画を見るとスネークにすね毛が細かく描かれていたりと、こだわりを感じました。

先生は「このキャラクターはパンツでメガネを拭くんです」ってキャラ造形のこだわりを挙げてくださったので、こちらとしても「わかりました、がんばってパンツを描きます!」とお伝えして(笑)。あとは映像化したときに原作を読んでいるファンはもちろん、アニメで初めて作品に触れる方がどんな映像が観たいのかなということを考えて、コマとコマの間を想像しながら作っていきました。

テレビアニメ「時間の支配者」
TVアニメ『時間の支配者』公式サイト
放送情報

TOKYO MX・BS11・サンテレビ・KBS 京都:
毎週金曜24:30~

スタッフ

原作:彭傑(翻翻「翻漫画」連載中/集英社「少年ジャンプ+」連載中/協力・友善文創)
監督:松根マサト
シリーズ構成:横手美智子
キャラクターデザイン:飯島弘也
アニメーション制作:project No.9

キャスト

ヴィクト・プーチン:福山潤
霧・プーチン:石川界人
ミーナ・プーチン:釘宮理恵
ブレイズ:赤羽根健治
アイスレーダー:伊藤静
スネーク:杉田智和

あらすじ

人々の時間を喰らいし悪魔……その名は「計」
時を操りそれに対抗するのは時間の支配者「クロノスルーラー」

計によって自らの「時間」を奪われたヴィクトは相棒の霧と共に時間という「過去」を奪還すべく時を操り、戦い続ける……。

時間操作系スタイリッシュアクション、開幕──!

松根マサト(マツネマサト)
TVアニメ『時間の支配者』公式サイト
福井県出身のアニメーション監督・演出家。これまでの監督作品にテレビアニメ「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」など。テレビアニメ「暗殺教室」「ダンガンロンパ」シリーズなどでは、オープニング映像を手がけている。