コミックナタリー PowerPush - 映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」
衝撃のクライマックス「蝕」がいよいよ開宴「進撃の巨人」の諫山創&窪岡俊之監督インタビュー
2007年の映像化構想開始から第3部「降臨」完成までおよそ5年の製作期間を経て、総上映時間287分にも及ぶ「ベルセルク 黄金時代篇」3部作がいよいよ完成した。初号鑑賞後の原作者・三浦建太郎は「最近のアニメ作品の主流とはまったく違った、時代に鉤爪を立てる作品だと思う。観る人の心に、どんなトラウマを植え付けてしまうのか、興味をもって観察したい」とコメントを残している。
「降臨」では「ベルセルク」の真骨頂、そして原作ファンが待ち望んだ黄金時代篇のクライマックス「蝕」がついにベールを脱ぐ。数百の鷹の団の者が異形に喰われていく絶望、大切な者が陵辱される悲痛……本編112分のうち約37分、また本編の総カット数1665のうち690カットが「蝕」に割かれ、綿密に世界観が構築された。
ここでは、キャラクター設定画数点を特別に公開。細かい設定も垣間見える貴重な資料、じっくりと堪能してほしい。
予告編映像
- 映画「ベルセルク」
全世界累計3300万部を超えるダークファンタジー超大作コミック「ベルセルク」の、長大なる原作の世界観全てを映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾として、ファンの間でも最も人気の高い「黄金時代篇」を3部作で映画化。2012年2月4日に「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」、6月23日に「ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略」が公開され、そして完結作となる「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」が2013年2月1日に封切られる。
映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」2013年2月1日(金)全国ロードショー
あらすじ
ミッドランド王都ウインダムの地下深く―反逆罪によって囚われたグリフィス奪還のため、キャスカはじめ鷹の団の残党は、グリフィス幽閉の地“再生の塔”へ向かう。修行の旅から帰還し、力強く成長したガッツの剣はもはや無双、見事グリフィスを取り戻す。しかし、両手両足の腱を切られ、舌を抜かれたグリフィスに、かつての夢を追う術はない。ガッツ、キャスカ、そしてグリフィスの願いは……。
キャスト
岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、梶 裕貴、寿美菜子、矢尾一樹、豊崎愛生、中村悠一、三宅健太、大塚明夫
スタッフ
原作:三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社 監督:窪岡俊之 脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之 アニメーションディレクター:岩瀧智 美術監督:新林希文・中村豪希・竹田悠介 音楽:鷺巣詩郎
主題曲:平沢進「Aria」(テスラカイト)
製作:BERSERK FILM PARTNERS(ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント・バップ・白泉社・Beyond C・KDDI・ムービック・Yahoo! JAPAN・グッドスマイルカンパニー)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:ワーナー・ブラザース映画
諫山創(いさやまはじめ)
1986年大分県出身。2006年、週刊少年マガジン(講談社)のMGP(マガジングランプリ)にて「進撃の巨人」で佳作受賞。2008年、同誌の新人マンガ賞にて「orz」で入選、同作にてデビューを果たす。2009年、別冊少年マガジン(講談社)にて「進撃の巨人」の連載を開始。同作は2011年に第35回講談社漫画賞少年部門を受賞。実写映画化、TVアニメ化も決定している。