RADIO CRAZY出演者インタビュー「OKAMOTO'S」

12月29日と30日に大阪・インテックス大阪で開催されるFM802主催のライブイベント「RADIO CRAZY」の模様を、NOTTVで独占生中継することが決定。

今回はこれを受けて、2009年の初回から毎年「RADIO CRAZY」に出演しているOKAMOTO'Sの4人にインタビューを行った。

「RADIO CRAZY」は「家に帰ってきた」感がある

──OKAMOTO'Sは「RADIO CRAZY」にメジャーデビュー前から毎年出演していますが、初めて出演したときはどうでしたか？

オカモト・ショウ（Vo）　2009年の初回はトップバッターだったんですよ。

オカモト・レイジ（Dr）　一番デカいステージでね。フェスに出たのも初めてだったっけ？

ショウ　多分初めて。高校を卒業した年ですね。あんな大きいところでやったことなかったんで、「OKAMOTO'S！」って呼び込まれてステージに行ったら、想像の範囲を越えた人数がいたんですよね。

ハマ・オカモト（B）　Google マップみたいだった（笑）。

ショウ　あの一歩はでかかったですね。あそこに出してもらえたことは誇りです。

──皆さんにとって「RADIO CRAZY」はどんなイベントですか？

オカモト・コウキ（G）　ハマくんが去年FM802で番組をやらせてもらったのもあって、大阪はホームって感覚があるんです。だから毎回、1年の成果を見せつける意気込みでやってます。いつもこれが仕事納めなんですよね。

ハマ　今年も実質これが最後になる。ライブは年を越してからだけど。

コウキ　そうか。新年初仕事だ。

ハマ　「RADIO CRAZY」は他のフェスと違って「家に帰ってきた」感があるんで、ごはんを食べるときもみんな1カ所に固まってずっといるんだよね。今年「青い天国」ってシングルを出したのも、去年の「RADIO CRAZY」でメシ食ってる小出（祐介 / Base Ball Bear）くんを横の会議室に呼び出して「一緒に何かやりませんか？」って話したのがきっかけだし。気持ち的にすごいリラックスできるんで、毎年いいライブができるフェスですよね。

大阪のお客さんは笑い声が大きいんですよ

──会場の様子はどんな感じですか？

レイジ　2つのステージが近いんで「○○が目当てで来た」っていうんじゃなくて、出てる全員を観てやろうっていう勢いが感じられるというか。だから「知らなーい」っていう反応もなく、誰にでもウェルカムで。それは大阪の方たちの独特な雰囲気なのかもしれないけど、他のフェスと比べてもお祭りムードがありますね。

ショウ　俺もその印象強い。

ハマ　会場は広いけど距離感は近いって感じ。お客さんはもちろん、バックヤードもそうなんですよ。

──やっていて楽しそうですね。

ハマ　何かしゃべったときに、お客さんの笑い声が大きいんですよ。あんなに広い会場なのに、反応がすごくよく聴こえるんですよね。そうすると僕らもやっぱりモチベーションが上がるんで、そういう意味では一緒に作っていくライブって感じがします。

──今年の出演者では誰が楽しみですか？

ハマ　RIZEと一緒にできるのが「イエーイ！」ってなりました。

コウキ　観たいよね。

ショウ　RIZEと一緒にやったことほとんどないからね。

ハマ　かもしれないね。普段KenKenと会いすぎててよくわかんなくなってるけど（笑）。あと、サカナクションはフェスじゃないとなかなか会えないんで楽しみです。もしかしたら1年ぶりになっちゃうのかな。

レイジ　去年の「RADIO CRAZY」の会場でも（山口）一郎さんと話して。

ハマ　年が明ける前に「来年どうする？」みたいな話をね。

ショウ　今回はフジファブリックも出るよ。

レイジ　BOOM BOOM SATELLITESもね。

みんなで一緒に歌える曲に育ってくれた

──「RADIO CRAZY」皆勤賞のOKAMOTO'Sとしては、何かオススメの楽しみ方はありますか？

ハマ　FM802のナビゲーターの人とか、番組でやってる飲食ブースがあるんですけど、あれはやっぱり「RADIO CRAZY」ならではだと思います。（土井）コマキさんに毎年怒られるんですよね。「うちの食堂に食べに来い」って（笑）。

レイジ　あと、こたつがあるんだよ。でっかいこたつが並んで置いてあって。あれ絶対寝るよな（笑）。

コウキ　「RADIO CRAZY」には「ラジオとの密接な関わり」がありますよね。コマキ食堂もそうだけど、ずっと楽屋の前でトーク番組をやったりしてますもんね。普段からラジオで知ってるDJへの親しみみたいなものがあった上でのフェスだと思うんで、お客さんたちも「慣れない場所に来てる」って感じがあまりなくて、そこが特別なところだと思います。

──OKAMOTO'Sのライブはどんなところが見どころですか？

ショウ　やっぱり両A面のシングル（「ラブソング / 共犯者」）を出したっていうのがすごくでかくて。その曲たちの粒の立ち方とか破壊力が、みんなにちゃんと浸透してるなって感じるし。今年は「みんなで一緒に歌える曲」とか「踊れる曲」を作ることを目指してたんですけど、最近ライブをやってて、そういう曲にちゃんと育ってるなと思って。だから年末も、それをより加速させられるような演奏ができたらいいな。

──年明けにはニューアルバム「OKAMOTO'S」もリリースされますし、バンドの新しいモードも感じさせてくれるライブになりそうですね。

ショウ　そうですね。新しい要素もあるので、去年のライブを観てそれっきりだった人とかが観たら多分、全然変わったなって感じると思いますね。たとえば、レイジの髪も赤くなったし。

レイジ　そうですよ、そういう根本的なところに気付いてない人が多いですよね（笑）。