Aimer「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」PR

Aimer|初の武道館を終えて見えた 新しい景色と歌

Aimerのニューシングル「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」がリリースされた。

5月にベストアルバム「BEST SELECTION "blanc"」「BEST SELECTION "noir"」を同時に発表し、8月には初の東京・日本武道館公演を成功に収め、ますます勢いに乗るAimer。彼女のニューシングルは、新機軸とも言えるダンサブルな「ONE」、梶浦由記プロデュースによるバラード「花の唄」、デビュー曲「六等星の夜」の新録バージョンを収録したバラエティに富んだ作品。“新しいAimer”を十分に感じさせる内容となった。

武道館公演直後に行われた今回のインタビューでは、初の武道館公演にまつわるエピソードを皮切りに、シングルの収録曲1曲1曲についてたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 須藤輝 ライブ撮影 / Taku Fujii、Shunsuke Irihi

明るい状態でライブをスタートできるまでになりました

──今日は8月29日に開催されたAimerさんの初の武道館公演からまだ日も浅いので、その武道館公演を少し振り返っていただければなと(インタビューは9月4日に実施)。

よろしくお願いいたします。

Aimer「Aimer Live in 武道館 “blanc et noir”」の様子。

──まず、ベストアルバム“blanc”と “noir”リリース後、初の単独ライブでありながら、プロローグの「TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR」のあと最初に歌われたのが「スピカ」(※2016年5月発売の9thシングル「ninelie」のカップリング曲)という、ベスト盤に入ってない曲だったんですよね(参照:Aimer初武道館で1万3000人を魅了「これからも皆さんと音楽と生きていきます」)。

普段のライブはしっとり始まることが多いんですけど、今回は最初にちょっと裏切るようなものを入れたいなと。自分の緊張をほぐしたかったのと、お客さんにも和らいでほしいという思いもあって。客電も「TWINKLE」でほぼ暗闇の状態だったのが、「スピカ」では一気に……。

──全灯でしたよね。それもびっくりしました。

まさに、そこで皆さんにびっくりしてもらえたらいいなっていう目論見がありました。スピカという星は一等星なんですけど、ならば始まりは一番明るく、そして最後は「六等星の夜」で終わろうっていう。物語的にもいいなって。ここまで歩いてきて、「私はこんなにも明るい状態でライブをスタートできるまでになりました」っていうのも感じてもらえたらなと、この曲を選びました。自分としては、「スピカ」は新曲の「ONE」に少し近いものがあると言うか、「いつかは輝きたい」という思いを込めて歌った、聴いている人の背中を押せる曲だと思っているので、あの夜の本編1曲目としてもふさわしかったんじゃないかと。

──Aimerさんは前回のインタビューで、武道館は「誰も寂しくならないような場所にしたい」とおっしゃっていましたが(参照:Aimer「BEST SELECTION "blanc"」「BEST SELECTION "noir"」インタビュー )、ライブを拝見して、なるほどなと。

本当ですか? 納得してくださいました?

──はい。

Aimer「Aimer Live in 武道館 “blanc et noir”」の様子。

よかった。客席がステージを360°囲む形にするっていうのは最初に決めていたんです。1日だけのライブだし、できるだけたくさんの方々に来ていただきたかったので、一番キャパシティが大きくなるセンターステージで。

──当日の収容人数は1万3000人。北側にステージを設置した場合の通常のキャパは8000~9000人ですもんね。

客席を全開放しないのは、もったいないというか(笑)。まあ、ライブビューイングもやっている時点でだいぶ欲張っているんですけど、余すところなく、東西南北どの席のお客さんにも楽しんでもらえるように、ステージも回転させたり上昇させたりして。そうしないと、例えば北側の席に座ってらっしゃった方は、ずっと私の背中を見て2時間半過ごすことになってしまうので。ステージを回すタイミングも「もっと回したほうがいいんじゃないか?」とか、ギリギリまで協議して。私自身もけっこう歩き回ったりして、会場にいるみんなに、1人ひとりに歌を届ける気持ちで歌いました。

──回るステージって、歌いにくくはないんですか?

それはないんですけど、回り始めるときに床がガコッ!ってなるので。

──ははは(笑)。

初動でよろけないように、「ふん!」って踏ん張らないと(笑)。

もっともっと“今の歌”を塗り替えていきたい

──公演後、Twitterに「悔しい気持ちもあった」と書かれていましたが、もし差し支えなければその理由を聞かせてください。

私にとって武道館は、もちろん特別で記念すべきステージなんですけど、それは必ずしも目標として掲げていた場所ではなかったんですね。あえて言うなら、これからもずっとずっと歌い続けていくために、ご挨拶しなければならない場所。だからこそ、いつもと変わらない、フラットな気持ちで歌おうと前から決めてたんです。でも、やっぱりあのキャパシティで、みんなも私の予想を超える熱量で迎えてくれたので、どうしても高揚してしまって。それが個人的な反省点ではあります。

──でも、そうやって気分が高揚してしまった部分もひっくるめて、それがあの夜のAimerさんの自然体の歌だったのでは? 観ていてとても楽しかったですよ。

うれしいです。私もみんなの楽しそうな表情を見て、楽しくなりました。「なんて幸せな空間なんだろう!」って。あの瞬間、誰かを幸せにできたのだとしたら、今までやってきたことが間違いじゃなかったし、これから先もまた誰かを幸せにできるかもしれないと、私自身も救われました。終演後も、Twitterやお手紙でたくさんの言葉をいただいたりして、時間が経つにつれてじわじわと喜びが込み上げてきて。「こんなに余韻に浸ってていいのか?」っていうくらいに(笑)。ただ、それでも悔しい気持ちを持てているのは、自分にとっていいことだなって。

──満足してしまったらそれ以上は望めない、みたいな話ですね。

そうです。そもそも悔しさがまったく残らないライブというものはないし、それをわざわざ表明しなくてもよかったのかもしれないけれど、やっぱり正直にならざるを得なかったと言うか……もっともっと、自分の“今の歌”というものを塗り替えていきたいっていう気持ちがあることを、知ってほしかったのかもしれません。

Aimer
「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」
2017年10月11日発売 / SME Records
Aimer「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
1620円 / SECL-2209~10

Amazon.co.jp

Aimer「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」通常盤

通常盤 [CD]
1350円 / SECL-2211

Amazon.co.jp

Aimer「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」期間生産限定盤

期間生産限定盤 [CD]
1620円 / SECL-2212

Amazon.co.jp

初回限定盤、通常盤CD収録曲
  1. ONE
  2. 花の唄
  3. 六等星の夜 Magic Blue ver.
期間生産限定盤CD収録曲
  1. 花の唄
  2. ONE
  3. 六等星の夜 Magic Blue ver.
  4. 花の唄 Movie ver.
初回限定盤DVD収録内容
  • 「zero」MUSIC VIDEO
  • 「歌鳥風月」MUSIC VIDEO
Aimer「LIVE TOUR 17/18 "hiver"」
  • 2017年11月16日(木)埼玉県 和光市民文化センター サンアゼリア
  • 2017年11月23日(木・祝)北海道 わくわくホリデーホール
  • 2017年11月26日(日)静岡県 アクトシティ浜松
  • 2017年12月2日(土)新潟県 新潟県民会館
  • 2017年12月8日(金)岡山県 岡山市民会館
  • 2017年12月10日(日)兵庫県 神戸国際会館
  • 2017年12月16日(土)宮城県 東京エレクトロンホール宮城
  • 2017年12月17日(日)群馬県 ベイシア文化ホール
  • 2017年12月24日(日)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
  • 2018年1月14日(日)長野県 レザンホール
  • 2018年1月20日(土)広島県 上野学園ホール
  • 2018年1月21日(日)京都府 ロームシアター京都
  • 2018年1月23日(火)大阪府 フェスティバルホール
  • 2018年1月27日(土)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
  • 2018年2月21日(水)東京都 NHKホール
Aimer(エメ)
女性シンガーソングライター。幼少期よりピアノやギターでの作曲や英語での作詞を始め、15歳のとき声が一切出なくなるというアクシデントを経験し、それがきっかけとなり独特の歌声を獲得する。2011年から音楽活動を本格化させ、同年9月にシングル「六等星の夜 / 悲しみはオーロラに / TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR」でメジャーデビューを果たした。以降、「夏雪ランデブー」「機動戦士ガンダムUC」といったアニメ作品のテーマソングを担当。2014年6月に2ndアルバム「Midnight Sun」と、澤野弘之とのコラボレーションアルバム「UnChild」を同時発売し、同年9月には菅野よう子、青葉市子らが参加する新作「誰か、海を。」を発表した。2015年7月に3rdフルアルバム「DAWN」をリリース。2016年7月にONE OK ROCKのTaka(Vo)と凛として時雨のTK(Vo, G)が提供およびプロデュースした楽曲を収めた両A面シングル「insane dream / us」、8月にRADWIMPSの野田洋次郎(Vo, G)制作の「蝶々結び」を収めたシングルをリリース。9月にTaka、野田のほか、andropの内澤崇仁(Vo, G)、スキマスイッチが楽曲提供およびプロデュースをした新曲を含むアルバム「daydream」を発表し話題を集める。2017年5月にベストアルバム「BEST SELECTION "blanc"」と「BEST SELECTION "noir"」を同時リリース。8月に初の東京・日本武道館単独公演を行い、1万3000人を動員した。10月にトリプルA面シングル「ONE / 花の唄 / 六等星の夜 Magic Blue ver.」を発表。