今のペダステを演じられるのは俺らだけ!島村龍乃介・北乃颯希・滝川広大が全力で届ける「舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2」 (2/2)

今泉親衛隊、人気急上昇中!

──3月の公演に向けて、いよいよ1月末から「THE DAY 2」の稽古が始まります(取材は1月中旬に行われた)。

島村 僕、実は台本の読み合わせが苦手なんですよ。まだ作品の雰囲気がつかめていない段階だし、自分の番が回ってきたときに一発で決めることがまだ難しいので……。あと、読み合わせの前にあいさつをするときもすごく緊張します(笑)。「THE DAY 1」の読み合わせのときに動揺してしまって、「はい! がんばります!」の一言だけで終わっちゃったんですよ。みんなはしっかり「こういうところをがんばります!」と話していたのに(笑)。

北乃 ははは! 全然気にならなかったけどなあ(笑)。「THE DAY 2」では読み合わせ前のあいさつから良いスタートが切れると良いね。

北乃颯希

北乃颯希

──インターハイ神奈川県大会2日目の様子を追った「THE DAY 2」では、体調不良で出遅れた田所を坂道が援護するシーンや、箱根学園・新開隼人と京都伏見高校の御堂筋翔によるスプリント対決などが描かれます。

島村 今作からペダステに参加する石垣光太郎役の鐘ヶ江洸さん、水田信行役の田口司さんとはお会いしたことがないので、お二人が加わって座組の雰囲気がどう変わるのか、まだ見たことがない新開の本気の走りがどんなふうにすごいのかなども楽しみです。僕は特に、田所と一緒に歌う舞台版「恋のヒメヒメ☆ぺったんこ」に力を入れたいなと! 田所を引っ張りながら一緒に歌うシーンなので、歌の力でも引っ張っていけたらと思います。

滝川 冷静に考えたら、「坂道と田所は何をやってるんだ!?」と思うようなシーンなんですよ。だって、黙って走るより歌いながら走るほうが疲れるじゃないですか。だけど田所は、勝つために坂道を信じて歌っている。そんな2人のひたむきさに胸を打たれますよね。「このシーンでお客様を泣かせるぞ!」というぐらいの気持ちを持って、全力で挑みたいと思います。

北乃 「The Cadence!」や「THE DAY 1」では鳴子にとって大きなレースがあったんですけど、「THE DAY 2」では全力でサポートに徹します。ペダステの良さって、メインレースを走っている人が目立つように、周りのメンバーがしっかりと道を作ってあげるところだと思うんですよ。あとはやっぱり、本役とは別のキャラクターを演じる兼役にも注目してもらいたいですね(笑)。今回も今泉を応援する今泉親衛隊や、真波(山岳)の幼なじみの委員長が出てくると思うので、真剣に走るレースシーンはもちろん、ポップなシーンも見どころだと思います。

滝川 最近、今泉親衛隊の人気、すごくない!?(笑)

島村 今泉親衛隊が登場したら拍手が起きてましたもんね!(笑)

滝川 「THE DAY 1」の感想で「今泉親衛隊の早替えは2023年で一番いらない早替えだ」というコメントを見かけました(笑)。だけど、そういうところに全力を尽くすことで芝居にメリハリがつくと思うんです。兼役としてワチャワチャ騒いでいたやつらが、レースでは汗水を垂らして走っている。その姿をお見せすることで、お客様の心を動かせたら良いなと思って。でも、(金城真護役の川﨑)優作は兼役に力を入れすぎてしまう傾向があるので、注意したいですね(笑)。

滝川広大

滝川広大

島村 「THE DAY 1」でいうと、今泉が道路の端にある“ヘリ”を演じるところも面白かったですよね。脩弥くん、すごく生き生きしながら演じてました(笑)。

北乃 ああいう面白いところを見せたあとに、今泉が自分の感情をさらけ出して叫びながら走ってたら、そんなのカッコよく見えるに決まってるじゃん!(笑)

島村滝川 ははは!

ハンドル回しが一番うまいのは…

──ペダステといえば、自転車のハンドルと俳優のマイムのみでロードレースを表現する演出で知られていますが、このたびなんと、キャストの皆さんが使用している“ペダステハンドル”が商品化されることになりました(参照:ボタンを合計30回押すとアブアブアブアブアブアブアブアブゥー!ペダステハンドル予約開始)。

「ペダステハンドル(小野田坂道ver.)」のイメージビジュアル。

「ペダステハンドル(小野田坂道ver.)」のイメージビジュアル。

北乃 先日、僕とりゅうは現物を見せてもらったんですよ。

島村 めっちゃリアルでした! 僕たちが使っているものとほぼ一緒。

北乃 ハンドルの真ん中がボコッと太くなっているところも再現されてるしね。違うのは重さぐらい? 僕たちが舞台で使っているハンドルは鉄で作られているので、それなりの重さがあるんですけど、軽量化されて持ちやすくなっていました。

滝川 へー! すごい。そんなに忠実に再現されてるんだ。

島村 ちゃんと“アクター”もできましたしね。

北乃 ペダステでは、走りながら重要なセリフを言うときに、止まってセリフを言うことをアクターと呼んでいるんです。簡単に言えば、ハンドルを脇に挟むことなんですけど(笑)。

島村滝川 ははは!

北乃 アクターにもそれぞれのキャラクターの個性が出るので、鏡を見ながら、自分の好きなキャラクターの立ち姿をまねしてみてほしいです(笑)。

滝川 難しいところなんですけど、走って、止まって、アクターしました、はい、セリフを言います、じゃダメなんですよ。走っているときに湧き上がってきた感情が自然に出たものがアクターなので!

北乃 そう! ただ動きだけをやるとめっちゃ怒られます(笑)。あとは、お家でハンドルを使って踊れるのも楽しみ方の1つだと思います。どうですか、座長?(笑)

島村 ハンドルについているボタンを押すと、ペダステの最後にみんなで歌う「Over the sweat and tears」や舞台版「恋のヒメヒメ☆ぺったんこ」が流れる仕様になっているので、皆さんもぜひ踊ってみてください!

島村龍乃介

島村龍乃介

北乃 「Over the sweat and tears」の曲中に片手でハンドルを回す振付があるんですけど、キャストでも苦戦している人がけっこういるので、やれるもんならやってみい! 俺たちを超えてみろ!という感じですね(笑)。ちなみに、広大くんはハンドルを回すのがすごくうまいんですよ。ハンドル回しでもケイデンスを上げてくるんかい!というぐらい速い(笑)。

滝川 ははは! そうですね。全部で4種類ぐらいバリエーションがあります。外回しからのバコーン!とか、腕にはめてバコーン!とか。でも、田所のキャラクター的にそういう動きはしないかなと思って自重してます(笑)。

──「THE DAY 2」では、これまでとは違った新しい視点でも観劇を楽しめるかもしれませんね(笑)。

滝川 そうですね。今回、新たなメンバーも増えましたし、今作のために力を蓄えてきたキャストもたくさんいます。みんなでその力を発揮して、素晴らしい作品を届けることを約束します!

北乃 インターハイのゴールにまた1歩近付くということで、僕たちキャストも今まで以上に気合いが入っています。新キャストも増えて、また新しい風が吹くと思うので、さらに進化したペダステをお見せできれば。これは何度も言っているんですけど……ペダステはやっぱり生で観ていただくのが一番! ぜひ劇場へお越しください。

島村 「THE DAY 1」から熱いレースが続いて、「THE DAY 2」になったら一体どうなってしまうんだ!?と思うくらい、僕自身、公演がすごく楽しみで。坂道としてみんなを引っ張っていけるようにがんばりたいですし、作品の完成度をもっともっと高められるように上を目指します。公演がある3月はまだ少し寒い時期ではあると思うのですが、熱い舞台にするので、ぜひ観に来ていただけるとうれしいです!

左から滝川広大、島村龍乃介、北乃颯希。

左から滝川広大、島村龍乃介、北乃颯希。

プロフィール

島村龍乃介(シマムラリュウノスケ)

2002年、大阪府生まれ。2017年、「HORIPRO MEN'S STAR AUDITION」でファイナリストに選ばれ、テレビドラマ「TWO WEEKS」でデビュー。2022年の「舞台『弱虫ペダル』The Cadence!」で初舞台にして初主演を務めた。

北乃颯希(キタノサツキ)

1995年、大阪府生まれ。ダンスやアクロバットを得意とし、主に2.5次元舞台に出演。代表作に「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」「舞台『刀剣乱舞』」などがある。

滝川広大(タキカワコウダイ)

1992年、群馬県生まれ。殺陣やアクションに定評があり、主に2.5次元舞台のフィールドで活動している。代表作に「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」「Live Musical『SHOW BY ROCK!!』」「イケメン戦国 THE STAGE」などがある。2024年春に出演映画「舞倒れ」が公開され、6月に「舞台『鋼の錬金術師』―それぞれの戦場(いくさば)―」に出演予定。