ミュージカル「SPY×FAMILY」博多座公演最終日を配信で楽しもう!森崎ウィン・鈴木拡樹・唯月ふうか・佐々木美玲のコメントも

3月8日に東京・帝国劇場で開幕したミュージカル「SPY×FAMILY」が、5月21日に福岡・博多座で大千穐楽を迎える。uP!!!およびTELASAでは、同日12:00開演回と千穐楽となる17:00開演回を独占配信。ステージナタリーでは、Wキャストとして切磋琢磨しながら公演に臨むロイド・フォージャー役の森崎ウィンと鈴木拡樹、ヨル・フォージャー役の唯月ふうかと佐々木美玲に、互いの魅力や役へのこだわり、本作の注目ポイントを聞いた。

構成・文 / 興野汐里

uP!!!およびTELASAでは、ミュージカル「SPY×FAMILY」博多座公演最終日の模様を独占配信!

「ミュージカル『SPY×FAMILY』生配信」
2023年5月21日(日)

配信情報

①2023年5月21日(日)12:00開演回

キャスト
ロイド・フォージャー:鈴木拡樹
ヨル・フォージャー:佐々木美玲
アーニャ・フォージャー:増田梨沙
ユーリ・ブライア:瀧澤翼
フィオナ・フロスト:山口乃々華
フランキー・フランクリン:木内健人
ヘンリー・ヘンダーソン:鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド:朝夏まなと
ほか


②2023年5月21日(日)17:00開演回

キャスト
ロイド・フォージャー:森崎ウィン
ヨル・フォージャー:唯月ふうか
アーニャ・フォージャー:井澤美遥
ユーリ・ブライア:岡宮来夢
フィオナ・フロスト:山口乃々華
フランキー・フランクリン:木内健人
ヘンリー・ヘンダーソン:鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド:朝夏まなと
ほか


ライブ配信開始日時

開演時刻の30分前

視聴チケット販売期間

2023年5月28日(日)20:00まで

アーカイブ配信期間

公演終了後準備整い次第~2023年5月28日(日)23:59

視聴料金

一般:5500円(税込)
auスマートパスプレミアム会員:5000円(税込)


配信チケットをuP!!!で購入

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1人でじっくり観るも良し、“家族”で集まって観るも良し
配信で楽しもう!ミュージカル「SPY×FAMILY」

「SPY×FAMILY」は、2019年から「少年ジャンプ+」(集英社)で連載されている遠藤達哉のマンガ。2022年にテレビアニメ化され、2023年12月には「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が公開される。

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年にわたる仮初めの平和が保たれていた。西国の情報局対東課〈WISEワイズ〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏たそがれ〉は、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、オペレーション〈ストリクス〉なる極秘任務を命じられる。任務の内容は、子供をつくり、デズモンドの息子が通う名門イーデン校の懇親会に父兄として潜入し、デズモンドに接触せよ、というもの。入試の期限まではわずか1週間。精神科医ロイド・フォージャーに扮した〈黄昏〉は、心を読むことができる超能力者の“娘”アーニャ・フォージャー、殺し屋という裏の顔を持つ“妻”ヨル・フォージャーと共に、“仮初めの家族”として暮らすことになり……。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ミュージカル版では、脚本・作詞・演出をG2、作曲・編曲・音楽監督をかみむら周平が担当。ロイド役の森崎ウィン、鈴木拡樹、ヨル役の唯月ふうか、佐々木美玲、アーニャ役を演じる4名をはじめとするキャスト陣によって、時にシリアスで時にコミカルな“スパイアクション&ホームコメディ”が立ち上げられる。

uP!!!およびTELASAでは、カメラ14台で撮影された臨場感あふれる舞台映像に加え、限定の幕間コンテンツも配信予定。1人でじっくり観るも良し、“家族”で集まって観るも良し。ぜひとも配信でミュージカル「SPY×FAMILY」の世界を堪能しよう。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン、唯月ふうか出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン、唯月ふうか出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン、唯月ふうか出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン、唯月ふうか出演回の様子。

森崎ウィン・鈴木拡樹・唯月ふうか・佐々木美玲が語る
ミュージカル「SPY×FAMILY」

ロイド・フォージャー役 森崎ウィン

──ロイド役を立ち上げるにあたって、特に意識したポイントを教えてください。

一番意識したのは声ですね。僕の場合、もともとの声が高めなので、ロイドの落ち着いた雰囲気を、声色や仕草で表現できるように作っていきました。歌声と話す声の差がないように、低く太く鳴らすような声を出しています。あとは、常に冷静でいること。ロイドを演じるにあたって、ゆったり動いてみたり、猫背を直して姿勢を正してみたりしました。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

──森崎さんは初日会見の際、Wキャストでロイド役を務める鈴木さんに対し、「拡樹くんとWキャストだということがうれしい」と信頼を寄せていました(参照:「SPY×FAMILY」森崎・鈴木らがほっこり初日会見、アーニャたちは“ボンドマンごっこ”)。森崎さんから見た、鈴木さん演じるロイドの魅力とは?

拡樹くんは、ロイドの再現率がすごく高いのと、舞台での見せ方が上手だと思います。リアクションの取り方を工夫したり、会場によってセリフの発し方を変えたりと、原作を知らない方でもストーリーがわかるように、どうお芝居をするのが良いのかを考えながら演じていて、すごく勉強になりました。そういった細かいこだわりが、拡樹くんが演じるロイドの魅力につながっているんじゃないかなと思います。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹、佐々木美玲出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹、佐々木美玲出演回の様子。

──劇場で公演を観劇する際、配信で視聴する際、それぞれの注目ポイントを教えてください。

劇場で観る方には、ご自分の好きなタイミングで、観たいポイントを生で感じていただきたいです。オーケストラの生演奏が直接身体に響いてくる感覚、照明やセットの動きなどに注目していただければ。

配信でご覧になる方はぜひ、役者1人ひとりの細かい表情を追っていただけたらなと思います。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ロイド・フォージャー役 鈴木拡樹

──ロイド役を立ち上げるにあたって、特に意識したポイントを教えてください。

ロイドはスパイとしてかなり優秀なので、あらゆることをこなせます。

ただ、そんなロイドにもやはり弱点はあって、小さい頃の経験から家族の愛であったり、子供に対しての接し方がわからないなど、“家族”関係の組み立て方が不慣れなんです。そのような一面も「SPY×FAMILY」におけるロイドの魅力の一つなのかなと思います。

なので、アーニャと出会ってからの成長であったり、ヨルさんとの距離の縮め方であったり、最初のシーンと最後のシーンを比べたときに、まったく違う人物に見えるぐらいに色を変えようというコンセプトで、今回の作品におけるロイドを作り上げていきました。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹出演回の様子。

──森崎さんとWキャストでロイド役を演じることについて、「助け合い、カバーし合うことができた」と初日会見でコメントされていました。鈴木さんから見た、森崎さん演じるロイドの魅力とは?

ロイドはとても魅力的なキャラクターで、色気もあるのですが、ウィンくんが演じるロイドは、もともとウィンくんが持っているものとロイドが重なっている部分もありますし、役として作り上げた部分も色気があって、僕は素敵だなと思います。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、森崎ウィン出演回の様子。

──劇場で公演を観劇する際、配信で視聴する際、それぞれの注目ポイントを教えてください。

積み上げてきたものを発揮できる公演にしたいなと思います。

劇場でご覧いただく方は、生で受け取る臨場感を感じていただきたいですし、劇場なので反響なども楽しんでいただけるという良さがあると思いますので、身体全体で味わっていただきたいなと思います。

また、配信でご覧いただく方には、ダイナミックな迫力をそのままお届けしたいと思いますし、カット割りがあるからこそ見える細かいお芝居であったり、目線の使い方、なんていうものも楽しんでいただけたらうれしいなと思います。

ぜひ最後までご堪能ください。よろしくお願いします。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、鈴木拡樹出演回の様子。

ヨル・フォージャー役 唯月ふうか

──ヨル役を立ち上げるにあたって、特に意識したポイントを教えてください。

姿勢です!! 原作のヨルは高身長で凛としている姿が印象的ですが、私は身長が低いので、少しでも高く見えるよう常に姿勢良くすることを意識しています。

また、ヨルが描かれているあらゆる資料を見て、ヨルがよくやる手の仕草や表情などを、お芝居の中にたくさん取り入れるようにしています。

天然で優しい雰囲気に包まれている一面、殺し屋としての強くカッコいい一面、そのギャップが彼女の魅力だと思うので、声のトーンや目力の加減を変化させて瞬時にスイッチの切り替えができるよう、声を録音したり鏡で表情の研究をしました。

その成果が出ていたら、うれしいです。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、唯月ふうか出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、唯月ふうか出演回の様子。

──ヨル役のお二人はお互いを“ふうちゃん”“みれたん”と呼び、共に支え合って稽古期間を過ごしてきたと伺いました。唯月さんから見た、佐々木さん演じるヨルの魅力とは?

本当に「清らか」という言葉がぴったりな人だなと思います!! 一緒にいると常に癒やされますし、すごく心強く、私の心を浄化してくれる存在です。ヨルは母になるまでの過程がすごく繊細で難しいのですが、みれたんからにじみ出る優しい雰囲気、守ってあげたくなるような天然な部分、ビジュアルや声質、ふとしたときに出る言葉がヨルそのままです、本当に。再現度が高すぎて、毎回お芝居を観ると感動します。

声がとっても澄み切っていて綺麗なので、心の中にスーッと入ってくるのがとても心地良く大好きです。

──劇場で公演を観劇する際、配信で視聴する際、それぞれの注目ポイントを教えてください。

劇場に来てくださる方は、とても豪華なセットの迫力、JAZZYな音楽の迫力を、存分に味わってくださるとうれしいです!!

配信を観てくださる方は、キャストさんもセットも再現度が非常に高いので、各キャラの繊細な表情の変化や、セットの細かい部分を観ていただきたいです!! ご来場くださる方、ご視聴くださる方、全員をすぐに「SPY×FAMILY」の世界にお連れできるよう、心を込めて演じます。

誰にでも楽しんで観ていただける作品だと思うので、ぜひたくさん笑って、たくさん楽しんで、たくさんもだえてくださいね!!

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、唯月ふうか出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、唯月ふうか出演回の様子。

ヨル・フォージャー役 佐々木美玲

──ヨル役を立ち上げるにあたって、特に意識したポイントを教えてください。

今回意識したところは、ヨルさんの二面性をどうお客様に伝えるかということです。

どこか抜けているところは少し自分と似ている部分があったので演じやすかったのですが、お仕事をするシーンは、すごく苦戦しましたね。

いろいろな方にアドバイスをもらいながら役を作っていきました。優しくて天然なところ、弟のために強く生きてきたところなど、いろいろなヨルの姿を楽しんでいただけたらなと思います。

あとは、これは本番を迎えてからなのですが、ヨルさんの天然な部分でお客様が笑ってくださることがとてもうれしいので、いつも意識しています!

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、佐々木美玲出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、佐々木美玲出演回の様子。

──佐々木さんから見た、“ふうちゃん”こと唯月さん演じるヨルの魅力とは?

ふうちゃんのヨルさんは、自分とは全然違う雰囲気で、観ていてとても心が温まりました。

実は初日に客席から観劇していたので、「あ! ここのセリフで笑いが起きるんだ!」といった新しい発見もできました。

何より私が好きなのは、ふうちゃんのとっても伸びやかで綺麗な歌声です。本当に素敵だなと聴き惚れていました。

そしてとっても天然だけれど、時々ゾワッとするような雰囲気を醸し出していて、そのギャップに惹き込まれました! 声色によって空気が一瞬にして変わります。

──劇場で公演を観劇する際、配信で視聴する際、それぞれの注目ポイントを教えてください。

私も何度も観ているんですが、何回観ても心が温まる素敵な作品だなと思います。

私自身、原作もアニメも楽しませてもらっていたのですが、このミュージカルで新たな発見もできて、1人ひとりのキャラクターがさらに好きになりました。

「あそこのセリフが歌になっているんだ!」「あ! ここで着ていた衣裳ってこんな感じなんだ!」など、楽しめるポイントがたくさんあります!

そして生オーケストラなので、劇場で音楽や歌の迫力を味わっていただけたらなと思いますし、配信も決まったので、遠方に住まわれている方や用事があって来られない方など、いろいろな方に楽しんでいただけたらなと思います。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、佐々木美玲出演回の様子。

ミュージカル「SPY×FAMILY」より、佐々木美玲出演回の様子。

プロフィール

森崎ウィン(モリサキウィン)

1990年、ミャンマー生まれ。2014年公開の映画「シェリー」で初主演。2018年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督映画「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の出演作に、ミュージカル「ピピン」「ジェイミー」、「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2」、映画「レッドシューズ」「HIGH&LOW THE WORST X」「バイオレンスアクション」「嘘喰い」、テレビドラマ「相棒 season21」元旦スペシャル、「科捜研の女 2022」「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」など。初の全国ツアー「MORISAKI WIN JAPAN FLIGHT TOUR」を開催中で、10月に公開される映画「おしょりん」に出演予定。

鈴木拡樹(スズキヒロキ)

1985年、大阪府生まれ。2007年に放送されたテレビドラマ「風魔の小次郎」でデビュー。主な出演作に、舞台「アルキメデスの大戦」、東映ムビ×ステ 舞台「死神遣いの事件帖 -幽明奇譚-」、「『バクマン。』THE STAGE」、ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」、「No.9 ー不滅の旋律ー」、劇団☆新感線「『髑髏城の七人』Season月 下弦の月」、舞台「どろろ」、「舞台『刀剣乱舞』」シリーズ、「最遊記歌劇伝」シリーズ、舞台「幽☆遊☆白書」シリーズ、テレビドラマ「カフカの東京絶望日記」「虫籠の錠前」、東映ムビ×ステ 映画「死神遣いの事件帖 -月花奇譚-」、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、「映画刀剣乱舞」シリーズなど。今秋に上演される「最遊記歌劇伝-外伝-」に出演予定。

唯月ふうか(ユヅキフウカ)

1996年、北海道生まれ。第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン審査員特別賞を受賞。2013年より、ミュージカル「ピーターパン」で9代目ピーターパン役を務める。主な出演作にミュージカル「東京ラブストーリー」、音楽劇「スラムドッグ$ミリオネア」ミュージカル「四月は君の嘘」「ハウ・トゥー・サ クシード」「レ・ミゼラブル」「屋根の上のヴァイオリン弾き」「VIOLET」「天保十二年のシェイクスピア」「生きる」、「夢の裂け目」、ミュージカル「舞妓はレディ」、「デスノート THE MUSICAL」など。2022年にデビュー10周年を迎え、初の単独アニバーサリーコンサート「唯月ふうか 10th Anniversary Concert」を開催した。

佐々木美玲(ササキミレイ)

1999年、兵庫県生まれ。日向坂46のメンバーとして活動しながら、2019年からnon-no専属モデル、2020年から情報番組「ZIP!」にてリポーターを務める。2022年からTOKYO FMで放送されている日向坂46の冠ラジオ番組ではパーソナリティを担当。近年の出演作に、舞台「ぴーすおぶけーき」、テレビドラマ「ぴーすおぶけーき」、ドラマ「賭ケグルイ双」、テレビドラマ「声春っ!」「女子グルメバーガー部」「DASADA」など。