紅ゆずるが上方の笑いに真っ向勝負、進化した姿をご覧あれ!大阪松竹座「アンタッチャブル・ビューティー」 (2/2)

紅ゆずるの“推しどころ”はどこか?
共演者たちがその魅力と作品への意気込みを語る

三田村邦彦

三田村邦彦

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

本作は宝塚歌劇のトップであった紅さんの実力が200%発揮される舞台となることは間違いなし! まさに水を得た人魚の如く、舞台狭しと暴れまくることでしょう! 紅さんの男装を含め、颯のような衣裳替え! 立廻り! 「紅! 七変化!」を乞うご期待あれ! ここだけの話……紅さんはサバサバ系の生粋の大阪の人でっせー!

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

昨年はコロナ禍で上演が中止になり、ご迷惑をおかけいたしました。
「アンタッチャブル・ビューティー」は2つのストーリーを軸にした素晴らしい脚本です。
このまま日の目を見ずお蔵入りかと心中穏やかではありませんでした。
感染予防に最大限努めながら、無事千穐楽を迎えるという決意のもと、昨年の悔しさを、倍返し! イエイエ万倍返しをする意気込みです!!

プロフィール

三田村邦彦(ミタムラクニヒコ)

1953年、新潟県生まれ。劇団青俳在団中に映画デビュー。映画「Wの悲劇」、テレビドラマ「必殺シリーズ」の「必殺仕事人」などで人気を博す。舞台では近年、ミュージカル「アニー」、「坂本冬美特別公演 泉ピン子友情出演」などに出演。

内場勝則

内場勝則

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

手足が長くスタイル良い! 同じ人間なのか?と思いましたよ!! いつも私の周りはサファリパーク状態なので、紅さんは「うおー女優だ」です。本気のダンス、歌、そばで見られるのは今から楽しみです。人見知りな私ですがこんなスターと話すチャンスはないので演技の話にかこつけて、近づける努力しようと思っております。

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

大阪松竹座さんには2019年の「天下一の軽口男」公演以来、2度目です。あのときもそうでしたがいろいろなジャンルの方たちの共演で、吉本新喜劇しか知らない私にとってとても新鮮でした。今回もそうです! 前回は時代劇でしたが、今回は歌もダンスもあるそうです! 気合い入れて歌い舞います。もちろん笑いも。楽しみです。松竹座の劇場のちょうちんも見られる、これまた楽しみです。

プロフィール

内場勝則(ウチバカツノリ)

1960年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の元座長のベテラン座員。2004年に「上方お笑い大賞」第33回審査員特別賞を受賞。近年の出演作にミュージカル「ボディガード」など。

松島庄汰

松島庄汰

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

前回、稽古序盤で中止となってしまったのですが、紅さんはその短時間でダンスと歌をもうすでに自分のものにされていたのが印象的でした。
キレ、優雅さ、主役のオーラが圧倒的で、真ん中に立つ人とはこういう人かと驚いたのをよく覚えています。
完成したらどのような姿を見せてくださるのか、僕自身も非常に楽しみです。

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

今回は関西スター大集合作品だと勝手に思っています。
中でも、子供の頃から毎週観ていた吉本新喜劇の内場勝則さんと末成映薫さんとの共演は個人的サブイボです。
中止になってから、ことあるごとにこの作品のことを考えてきたので、存分に暴れたい。
ダンス、歌、お笑い、関西エンタテインメントの融合を劇場にてお見逃しなく!

プロフィール

松島庄汰(マツシマショウタ)

1990年、兵庫県生まれ。2007年にアミューズ30周年全国オーディション準グランプリを受賞し、活動を開始。近年の舞台に「富美男と夕莉子」「ランボルギーニに乗って」など。

末成映薫

末成映薫

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

さすが、宝塚歌劇出身ですね。ケイコ場ではいち早く、ケイコ場入りされて発声練習をされていて、この作品に対する意気込みを感じました。皆で楽しい舞台を作りたい、そんな思いを感じました。

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

たぶん3度目の正直、やっと舞台でやれる、皆様に観ていただけると思うと、ワクワクしております。この間の「ぐれいてすと な 笑まん」に引き続き歌にダンスをとくと観てくださいませ。

プロフィール

末成映薫(スエナリユミ)

1947年、山口県生まれ。1973年に吉本新喜劇へ入団。料理上手としても知られる。5月に吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル「ぐれいてすと な 笑まん」に出演した。

松永玲子

松永玲子

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

いっぱい推したい気持ちはあるのですが、なんせ昨年の3月に知り合う時間もなく公演中止となってしまい……。当時垣間見た紅さんの歌&ダンスシーンの稽古が頭の中でぐるんぐるんしております。稽古を観ながら“コケティッシュ”という言葉が私の頭に浮かんでおりました。

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

今回の公演にも呼んでいただけるとは思ってもみなかったので、本当に驚きました。
命懸けでご来場の皆様に、ゆるっと楽しんでいただけますよう、励む所存。

プロフィール

松永玲子(マツナガレイコ)

1969年、大阪府生まれ。1994年より劇団ナイロン100℃に所属。舞台を中心にドラマや映画、ナレーションのほか、コラムニストとしても幅広く活動する。近年の舞台に「サロメ奇譚」、ナイロン100℃「イモンドの勝負」など。

江口直彌

江口直彌

──紅ゆずるさんの“推しどころ”を教えてください。

紅ゆずるさんに初めてお会いしたのは、製作発表のときでした(ウワー、カッコイイー)。
器の大きい人なんだろうなあと感じました。何事でも相談すれば解決してくれる頼もしい存在感のあるお兄さんのよう。

作品の中での歌とダンスはもちろんのこと、早替りの楽しさや大阪弁のやり取りを楽しんでください。

──改めて公演に臨む意気込みを教えてください。

1年半前の共演者そしてスタッフの皆さんとご一緒できることを感謝します。
まだまだ油断はできません。
いつどこで誰が感染してもおかしくない世の中です。
予防しながら、今できることを悔いのないように、精一杯させていただきます。
いつの日か声を出して笑える日が来ることを楽しみに。
関西の笑いを皆さんに!!

プロフィール

江口直彌(エグチナオヤ)

1949年、大阪府生まれ。劇団二月、劇団コーロを経て、1991年に新生松竹新喜劇に入団。特技は珠算(初段)。10月は南座「藤山寛美三十三回忌追善 喜劇特別公演」に出演。

2022年9月20日更新