「GOZEN」は異種格闘技戦(前山)
──元木さんは「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」、前山さんは「仮面ライダーウィザード」、上遠野さんは「仮面ライダードライブ」「仮面ライダージオウ」と特撮作品に出演されたご経験がありますが、特撮作品で長い歴史を持つ東映が立ち上げた新プロジェクト「ムビ×ステ」について、どのように捉えていらっしゃいますか?
元木 「ルパパト」の撮影がオールアップしたすぐあと、映画「GOZEN」の現場にクランクインしたんですが、そのときに「ムビ×ステ」プロジェクトの詳細を伺って、「東映さんが新しい企画を立ち上げるんだ!」とワクワクしたのを覚えています。特撮と同じように、「ムビ×ステ」も皆さんの憧れの対象になったらいいなと思っていて。次につなげていくために、まずは第1弾である「GOZEN」を成功させたいなと思います。
前山 この「GOZEN」は特撮から舞台まで幅広いジャンルのキャスト・スタッフが参加して、異種格闘技戦のような作品になっていますよね。このプロジェクトを通して、特撮はもちろん舞台にも興味を持ってくださる方が増えたらいいなって思います。
上遠野 東映さんの作品に育てていただいた身として、その東映さんが手がける「ムビ×ステ」が、東映特撮に出演した方やほかの作品で活躍する俳優さんが集う場所になっていったらすごくうれしいですよね。
──一方、映画「GOZEN」のインタビューでの「僕は何ライダーでも何レンジャーでもないので……」という矢崎さんの哀愁漂うコメントが印象的でした(参照:「GOZEN-純恋の剣-」犬飼貴丈×武田航平×前山剛久×井澤勇貴×松本寛也×井俣太良×元木聖也×矢崎広)。
矢崎 僕もいつかヒーローになれたらいいなと思ってます!(笑) という冗談はさておき、東映特撮出身の方が多数出演されることももちろん興味深いのですが、個人的には東映さんが骨太な時代劇を映画化・舞台化するというのもすごいことだなと思いました。
映画の熱を引き継ぎながら、さらに熱いものを(矢崎)
──これまで、舞台「GOZEN」シリーズの見どころや各キャラクターの魅力についてご紹介いただきました。改めて、本作をご覧になる方へメッセージをお願いします。
元木 この「GOZEN」プロジェクトが皆さんの心に残る作品になるように、一生懸命がんばりますので、楽しみに待っていただけたらと思います。
前山 舞台にはダンスも殺陣もあるので、エンタメ性がより一層増しているんじゃないかなと。本番までにもっと“膨らませる”作業をしていけたらと思います。
松村 改めて、映画に続き舞台にも出演させていただけてとてもうれしいです。最後まで全力で楽しみますし、それ以上にお客様も楽しませられるようにがんばります!
若月 映画には映画のよさが、舞台にはライブ感や引きで全体像を観られるよさがあるので、各々の楽しみ方を見付けていただければと思います。皆さん、ぜひ劇場に足を運んでください。
梅津 この舞台「GOZEN」を機に、目の前で時間が流れていく舞台特有の面白さを、1人でも多くの方に感じていただけたらと思います。
上遠野 「純恋」にしても「狂乱」にしても、“愛”を突き詰めていくと狂って見えるところがあると思っていて。映画と舞台、それぞれ雰囲気は違いますが、根底で共通しているテーマについて考察しながら楽しんでもらえたらと思います。
矢崎 映画の熱を引き継ぎながら、さらに熱いものを作っていきたいと思います。ダンスあり、殺陣あり、芝居ありと見どころ満載ですので、ぜひ観に来てくださいね。劇場でお待ちしております!