ひぐち君も1人コント披露、髭男爵が単独舞踏会に意気込み

2012年10月24日 19:24 54 1 お笑いナタリー編集部

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来月11月9日（金）に、東京・新宿シアターモリエールにて「54世誕生記念髭男爵単独舞踏会『百夏』」が開催される。髭男爵がその意気込みを語った。

11月9日（金）に東京・新宿シアターモリエールにて「54世誕生記念髭男爵単独舞踏会『百夏』」を行う髭男爵。

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これは今年2012年7月、山田ルイ53世に第1子となる“54世”こと百夏ちゃんが誕生したことを記念して開催される髭男爵の単独ライブ。「子育てを楽しんでいる」という53世にひぐち君も「めちゃくちゃ変わりました」と驚き、本人も「ケータイで毎日子供の動画を撮って楽屋とかで見てます」と顔をほころばせた。まだ54世に対面していないひぐち君は複雑な表情で「動画見せられて『リアクションが悪い』って怒られるんですけど、まだ会ってないし。祝儀は僕が一番払ってると思うんですけど」と不満を漏らすと、53世は「ひぐち君に抱かすの嫌やなって」とキッパリ。「娘が大きくなったときに『お父さんはお前が生まれたときのことをこんなに大事にしてたんだよ』ってことをエクスキューズできるように」と大事な娘のことで頭がいっぱいの様子だった。

ライブでは漫才を4本披露予定。ライブも子育てや娘が生まれたことについてのネタが多くできあがったそう。さらに今回はそれぞれピンネタも披露する。「10年以上やってるんですけど、やっとひぐち君が真正面からお笑いに向き合ってくれて。お笑いのこと今年初めて考えてるんです」と53世が言うと、「初めてネタ書きますからね。まだ未完成ですけど」と苦笑。「ひぐち君はさも自分が書いているように思っているが、実は僕がやんわり訂正したりして導いてるみたいな感じで作ってます」と53世も苦笑した。また漫才に対してもこれまで以上の意気込みを見せた2人。「『THE MANZAI』を2回戦で落ちとるんですよ……。頑張ってネタも作ったんですけど、認定されず。今、自称漫才師です。でも、キャラクターではなく自分たちが漫才師だということを改めて見せたい。いつもの単独とは違います。漫才をガッツリ見せたいです」と力強く宣言した。

チケットは現在にてローソンチケットにて発売中。今回娘の誕生をきっかけに髭男爵が見せる渾身のネタの数々を、下々の者たちは決して見逃さないように。

髭男爵コメント

山田ルイ53世：何年か前から1人でラジオなんかもやらせてもらっていて、喋れるよってところも今回のライブで見ていただきたいですね。貴族キャラがあるのでそうは見られないのですが、ピンネタのときは素材を食べていただくというか、果物みたいに生のままいけますよってところを見せたいなと。

ひぐち君：僕は1人コントをやりますので、その演技力を。その演技力が認められたら映画なんかも。

53世：ひぐち君って基本的に5文字以上は喋れないんですよ。綱渡りなんです。いつもはそういうひぐち君の能力も考えた上でネタを作ってるんですけど、今回は1人喋りなので、「初めてのおつかい」的な感じで見ていただきたい。

ひぐち君：もしかしたらもうないかもしれないので。

53世：漫才のネタは、僕が書いてひぐち君に見せてひぐち君が笑ったら使うって感じです。

ひぐち君：フラットな状態です。

53世：笑いを発信する能力は低いんですけど、受信するほうに関してはすごくいいアンテナを持ってるんですよ。ひぐち君が笑ったことはだいたい当たるんです。その1点で組んでると言っても過言ではない（笑）。10年やってると袖目線というか裏笑いみたいな感覚になるんですけど、まだこんなに純粋にお茶の間目線を持ってる芸人っていないと思いますね。

ひぐち君：そうですね。

53世：ライブ全体としては、ちゃんとした漫才師なんだということをまずみなさんにしっかり見ていただく。そして僕の娘に対する愛情も、余すところなく感じていただいて、あわよくばイクメン仕事が舞い込めば。

ひぐち君：ちゃんと漫才をやりたいなと思ってます。これまでは男爵さんのネタができあがるのが遅かったんですが、今回は早い。気合の表れですね。

53世：ひぐち君、パソコンで言ったらめっちゃ重いんですよ。全然この画像ダウンロードできへんやんってなるので、今回はなるべく早く早く。

ひぐち君：時間がないとパニックになっちゃうんです（笑）。今回は非常にありがたいです。ひと噛みもせずにいけるのではないかと。バチっと決めます。