ABCテレビ・テレビ朝日系で12月19日(日)に生放送される「M-1グランプリ2021」のファイナリスト9組のコメントを、本日12月10日よりお笑いナタリーで1組ずつ掲載していく。
1組目は今年3回目の決勝進出となる、
ゆにばーす コメント
──「M-1グランプリ2021」決勝進出を決めた率直な気持ちをお聞かせください。
川瀬名人:(しみじみと)いやぁ、ホッとしていま……。
はら:(大きな声で)ありがとう! ですね!
川瀬:一緒にしゃべんな! これまでも結構な数の取材を受けてきてるのに、なんでカブるねん! すいません。ホッとしているのが強いですね。
はら:私はありがとうという気持ちでいっぱいです。すべてに感謝しています。
──これまでの予選を振り返っていかがでしたか。
川瀬:M-1の予選って、M-1のことを好きな人たちが観に来るものだと思っていたのですが、去年からコロナ禍もあって足を運べない人も増えたのか、お客さんの層がまったく違うなと感じたのが今年の3回戦でした。例年は、だいたいどのネタをすればウケるかなという勘が働くのに、今年は3回戦で勘が働かなくて。3回戦の結果が一番怖かったですね。今は芸人もYouTubeでネタを各々がどんどん披露していて、お笑いの見方も変わったし、お客さんも入れ替わっているような感覚が強かったです。
はら:今年の予選は今までに比べてもかなり決勝に近い戦いをしてきたと思います。予選のネタも出るギリギリで毎回変えたりして、1回1回、決勝を見据えて取り組んだ予選でした。
川瀬:毎回「一番ウケる」という気持ちでやってきました。
──「ファイナリストの中で自分たちが一番○○だ!」というような自分たちの強み、持ち味はどこだと思いますか?
川瀬:あきらめない気持ちだと思います。一度は決勝でウケて、でも次の年にめちゃくちゃスベって、次は準々決勝で落ちて。野田クリスタルさんから「普通は立ち直れない」と言われましたから。ウケたあとにスベるヤツってなかなかおらんので。そんな中で僕は一度も心が折れなかったので、これを全部反省材料にしてつないできたという意味では誰よりもあきらめない気持ちが強いと思います。
はら:「一番の男女コンビだ!」。一番夜の匂いのしない男女コンビですし、お笑いという意味で“女性生かし”ができるし、そうではないネタもできる。ファイナリストの中では最も何色にでも染まることのできるコンビだと思っています!
川瀬:たしかにそうかもしれん。いいこと言ったね。
──昨年「M-1」に出場したときと比べてコンビで進化していることは?
川瀬:去年、漫才コントからしゃべくり漫才に変えたので、自分たちのしゃべくりのよさを効率よく出せた1年でした。昨年コツをつかんで、今年はモノにできた1年。理論とか、攻略法で勝ち上がったのが2017年と2018年。自分たちの人間性を使って勝ち上がったのが今回と言ってもいいかもしれないですね。
はら:彼の言うとおりです。自分に近づいた漫才になったかなと思います。
川瀬:いいこと言うたな。
はら:コメントも成長しているようです。
──ほかのファイナリストの中で意識しているコンビとその理由は?
川瀬:僕はモグライダーさんです。よくライブでもご一緒するんですけど、ネタを観ていて、「今回は芝さん本気やな」と。これまでもずっと面白かったし、ずっとウケていたんですけど、これまでは賞レース前の舞台でも7分とかネタやって「調整完了!」って言って帰る、というとてもロックなコンビの印象だったんです。それが、芝さんがご結婚されて、本気になって、今年は“M-1用”のモグライダーになりましね。僕的には“モグライダーVS他の9組”くらい優勝候補だと思っています。
はら:インディアンスです。去年、敗者復活という同じステージで負けたので、今年は負けたくないという気持ちが強いです。別のインタビューではオズワルドって言っちゃってるんですが。
──敗者復活で勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビとその理由は?
川瀬:予選慣れもめちゃくちゃしていて、技術力も圧倒的にある見取り図さんが上がってくるんじゃないかと踏んではいますが、もし勝ち上がってきたら怖いのはさや香ですね。あの熱量は決勝の舞台の雰囲気に合いそうな気がするので。それに、僕たちとカブるパッション系のネタでもありますから、怖いですね。
はら:見取り図さんですね。今日の予選を観ていて、ネタを仕上げてきているし、見取り図さんは決勝に行ったと思っていたんで。敗者復活で上がってきたら、そのまま行ってしまう可能性もあるなと思ってます。
──優勝賞金1000万円の使い道は?
川瀬:昨年のマヂカルラブリーさんの優勝をきっかけに、「漫才か、漫才じゃないか論争」が巻き起こったんですけど、そのときの僕のリツイートが炎上したんです。それ以来、そういった論争をよくふっかけられるようになったんです。なので、その人たちに僕がお金を払って出演してもらい、とことんディベートするライブを賞金の半分でやりたいと思っています。
はら:下ネタをウケる世の中にするための研究費用にしたいと考えています。
川瀬:これ、ボケじゃないですから。
はら:はい。半分本気です。動物の性器図鑑を作るために世界旅行をしたいです。いずれは性教育も変えていきたいですね。
──最後に「M-1グランプリ」決勝へ向けた意気込みを一言で!
川瀬:頼むから笑ってくれ。
はら:ネタを2本やりたい!!
M-1グランプリ2021 決勝
ABCテレビ・テレビ朝日系 2021年12月19日(日)18:34~22:10
<出演者>
MC:今田耕司 / 上戸彩
審査員:オール巨人 / 上沼恵美子 / 立川志らく / サンドウィッチマン富澤 / ナイツ塙 / 松本人志 / 中川家・礼二
ファイナリスト:インディアンス / オズワルド / 真空ジェシカ / 錦鯉 / モグライダー / もも /
M-1グランプリ2021 敗者復活戦
ABCテレビ・テレビ朝日系 2021年12月19日(日)14:55~17:25
※一部地域除く
<出演者>
アインシュタイン / アルコ&ピース / カベポスター / からし蓮根 / キュウ / 金属バット / さや香 / ダイタク / 男性ブランコ / 東京ホテイソン / ニューヨーク / ハライチ / ヘンダーソン / マユリカ / 見取り図 / ヨネダ2000
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コロナ&YouTube以降、てのは今あるんだろうなー。「今は芸人もYouTubeでネタを各々がどんどん披露していて、お笑いの見方も変わったし、お客さんも入れ替わっているような感覚が強かった」 https://t.co/WmNa27wsa9