「第1回もう中学生大会」は大会実行委員長のもう中学生が考案した「あれこれ」で何も聞かされていないゲストの芸人たちが競い合う運動会のようなイベントで、今回は
ラストのもう中学生は昨日の夜にカセットテープに録音したばかりという「僕の家のお湯を溜めるときの音」を会場に響かせ、手を胸に当てて大会の成功をお祈り。続いて「コロナ撃退」の意味を込めた「消毒祭」を全員で行い、イベント開演から30分が経過したところで万全の準備が整う。さらに各組によるショートネタコーナーも展開され、ようやく最初の種目「時速350キロ玉入れ」へと移った。
この「時速350キロ玉入れ」はもう中学生が操縦する玉入れのカゴを搭載した「F1の車」(=F1カーを描いたダンボールを貼り付けた台車)に向けてプレイヤーが玉を投げ入れるというもの。詳しい説明もなくスタートしてしまい、選手たちは何がなにやらわからないまま玉を放るはめに。彼らは1周目を見てやり方を理解した2周目の挑戦者のほうが有利だと主張したが、もう中学生の思い描いていたビジョンでは2周目はF1の車がステージ上を縦横無尽に駆け巡り難易度も上がるはずだったようで、腑に落ちない表情を浮かべつつ全員に今回のポイントである巨峰シールをプレゼントする。
続いてはもう中いわく「ビートマニアと同じ」要領のリズム競技「にくほねゲーム」。骨の絵が描いてあるパネルに、もう中学生が持っている肉の絵が重なった場合は「肉」、重ならなかった場合は「骨」と叫ぶ。スピードが速くなるにつれ表情をなくしていくもう中学生に狂気が宿りはじめると、次第に異様な空気が会場を包む。もう中学生の動きにあわせて「肉!」「骨!」という声が上がるだけの奇妙な数分間を、来場者も腕を振り上げてゲームに参加しながら味わった。
「はっけよい!のこった!」の言い方がほかの人と同じになってはいけない「かぶっちゃダメよ!はっけよい!のこった!」では、明らかに独自のイントネーションだったにもかかわらず「全員の言い方をちょっとずつ足した感じだった」という理由でぼる塾・あんりがドボン。「いい加減にしろよ、被ってねえだろうがよ!」と凄むが、やはりアウトの判定は覆されない。もう一度チャレンジするも「ちょっと鼻についた」と理不尽にアウトにされてしまう。自身の経歴でもう中学生を驚かせることができれば合格をもらえる流れになり、あんりは「親が元暴走族」と切り札を出す。しかしこれももう中には響かず、おいでやす小田も同じく何を言ってもアウトを食らっていた。
このほか、「絶縁テープを引っこ抜いたばかり」の新品ロボットに簡単な言葉だけでギャグを教える「ロボットにギャグを教えよう」、4つある舞台袖のいずれかから出てくるこたつにみかんをもらう「こたつからみかんをもらおう」といった競技が繰り広げられ、出場者たちはもう中学生による基準のわからない判定に困惑しながら奮闘する。換気タイムにはもう中学生が「お月さん」となり、お月見を演出しながら出演者たちの相談に乗った。ちょっとした理解のすれ違いにより、もう中学生が最後に用意していた賞を誤って先にしずる池田に渡してしまい、結局あとで没収することになるなどハプニングもありつつ、無事に閉会式へ。巨峰シールの獲得数は特に関係なく、ぼる塾・あんりがMVPに輝いた。「ベストかずま賞」が小田和正に贈られると、下の名前が「一真(かずま)」のしずる池田だけでなくおいでやす小田までドキッとさせられる。最後に「衛星放送」で届いたという
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3g @3g7ttdMh3Q
もう中学生大会、文章だけでめちゃくちゃ面白いですからね
【ライブレポート】ぼる塾あんりがMVP「第1回もう中学生大会4」、にくほねゲームでもう中が“無”に(写真32枚) https://t.co/wVD7WjQVkN