もう中学生単独ライブその1

芸人が綴る初単独メモリーズ Vol.9 [バックナンバー]

もう中学生「心の底からやってよかった!」父泣いた初単独

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初めてのことに緊張や戸惑いはつきもの。期待に胸を膨らませて臨んだのに、想定外のハプニングに見舞われて大失態を犯してしまうこともある。そんな初々しい経験の中から「初単独ライブ」の記憶を芸人たちが綴るこの「芸人が綴る初単独メモリーズ」。第9回はもう中学生を書き手に迎え、開催できることがうれしくて仕方がなかった初単独を振り返ってもらった。

/ もう中学生

初単独ライブの思い出

私は、2001年に養成所に入学し、1年間養成所にて学び、2002年の4月からお笑いを目指しました。そんな私の初単独ライブは2007年の5月13日日曜日でした。

2007年の1月に、吉本本社に行き、社員さんに「どうか僕に単独ライブをやらせてください!」とカルピス持参でお願いに行き、初単独ライブが決まりました。うれしくてうれしくてその日から、それまでのネタ作りのペースを上げて、5月まで日々過ぎてゆくのが物産展の後片付けくらい早かったのを覚えています。

ネタのための巨大ダンボールがいつももらっていた場所からもなくなり、横浜・横須賀の方まで探しに行きましたが見つからない日があったり、4月に入り、スタッフさんに「こんな内容で、こんなネタをやります!」とお伝えしたとき、あまり伝わらず、帰ってきて家のトイレで「どうすればいいんだろうー」となったことも、今となってはいい思い出です。

もう中学生の手描きのチラシ。

もう中学生の手描きのチラシ。

いざ、本番当日。晴れていました!! 2トントラックを借りて、渋谷のシアターDに小道具大道具を運び、13時からライブがスタートしました。こんなに同時にネタを覚えるのが初めてで、こんがらがって『おひっこし』のネタで言う「黄ばんだファミコンが出てきた」を『動物園』のネタで言ってしまったり、『大工さん』のネタで言う「時間ないから割りばし割らねぇ」を『おもちゃ屋』のネタで先に言ってしまったりしました。

両親も東京まで見に来てくれました。初めて私のお笑いを見てもらったので、エンディングコーナーで「どうでしたか~?」と両親に呼びかけると、母は「良かった」と言ってくれて、父は泣いていました。

もう中学生の手書きのネタリスト。

もう中学生の手書きのネタリスト。

単独ライブの思い出はここまでで、ライブより嬉しかったのは1週間後の笹塚ファクトリーでのライブにて、ネタ終わり舞台袖の長い通路で作家の山田さんに、「まるちゃーん、単独ライブやったから、今までと全然違うもう中になってるよー。単独ライブやって良かったなぁ」とおっしゃっていただき、そのときに「やって良かったー!!!」と心の底から思い、夕飯がすごーくうまかったことを覚えています。

これからもネタを作り続けてゆきたいです。

お読みいただきありがとうございました。

もう中学生(モウチュウガクセイ)

もう中学生

もう中学生

1983年2月14日生まれ、長野県出身。本名は丸田典幸。子供の頃からお笑いが大好き。主に自身でイラストを描いたダンボールを用い、1人コントを披露している。その個性は大喜利でも生かされ、「第8回IPPONグランプリ」(フジテレビ系)に出場経験あり。俳優としては舞台「ハイスクール!奇面組」シリーズや、ミュージカル「メリー・ポピンズ」などに出演。10月15日(木)、東京・ルミネtheよしもとで「第1回もう中学生大会4」を開催する。吉本興業所属。

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