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カラテカ矢部、憧れの手塚治虫へ「ほんの少しだけでも嫉妬してくれたら」

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「第22回 手塚治虫文化賞」贈呈式に出席したカラテカ矢部(右)。

「第22回 手塚治虫文化賞」贈呈式に出席したカラテカ矢部(右)。

マンガ「大家さんと僕」(新潮社)で「第22回 手塚治虫文化賞」の短編賞を受賞したカラテカ矢部が昨日6月7日、都内で行われた贈呈式に出席した。

アトム像を受け取った矢部は「思った以上に重い」とずっしりとしたトロフィーの感触を噛み締めつつ、「手塚先生はどんなに有名になられても若い作家の作品を読んで嫉妬することがあったそうなので、本当に恐れ多いのですが、僕も手塚先生に本を読んでいただいて、ほんの少しだけでも嫉妬してくれたらうれしいなと思います」とコメント。「お笑い芸人が僕の本業なんですけど、人前でしゃべるのが苦手。うまく言葉にできない気持ちを少しでも漫画で描けたら」と感極まる矢部に温かい拍手が送られた。

その後、記念イベントとして行われた「手塚治虫生誕90周年記念対談『治虫さんと僕』」では矢部と手塚治虫の長女・手塚るみ子氏との対談が実現。矢部が幼い頃に魅了された手塚治虫とその作品、絵本作家を父に持つ矢部とるみ子氏の境遇などについてトークを展開した。

贈呈式の前には囲み取材の場が設けられ、作中に登場している先輩芸人のモデルとなった板尾創路ほんこんらも参加。映画化の可能性に話が及ぶと、板尾は「難しいでしょ。こんな頭の大きいおばあちゃんを探すのは大変(笑)」と話して笑いを誘う。矢部が「ものすごいゆっくりしゃべる黒柳徹子さん」と大家さんのキャスティングイメージを伝えると、板尾は「もう『徹子の部屋』に出たほうが早いやん。それが実写や」とツッコミを入れた。

本作は、新宿区のはずれにあるの家の2階に住むことになった矢部と、その大家のおばあさんのやり取りを描くエッセイマンガ。1階に住んでいる人懐っこい大家さんとの接し方に戸惑っていた矢部が、次第に心を許して一緒に旅行するほど仲良くなっていく様子が優しいタッチで描かれている。

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