初めて挑戦したマンガ「大家さんと僕」で「第22回 手塚治虫文化賞」を受賞した矢部の最新作は、40年前の東京・東村山を舞台に、つくし採取、自転車の2人乗り、屋根から眺めた花火など、実の父であるやべみつのりとの思い出が題材。文芸誌「小説新潮」での連載に40ページ以上の描き下ろしが加えられ、全編オールカラーで楽しめる。
浮かび上がるのは常識にとらわれず、のびのびと子供と向き合う父親の姿。矢部は「子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が『みんなのお父さんとは違うなあ』とふしぎで、はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)」とコメントしている。
カラテカ矢部 コメント
子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が「みんなのお父さんとは違うなあ」とふしぎで、はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)。父に読んでもらったら、「こんな理想の父親みたいに描かないでよ~」と言われて、どこをどう読むとそうなるのか、やっぱりわかりません(笑)。そんな「ぼくのお父さん」、みなさんも何か忘れていたことを思い出してもらえたりしたら嬉しいです。あと、ちょっと笑ってもらえたらさらに嬉しいです。
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カラテカ矢部の最新作「ぼくのお父さん」発売、ふしぎでわからない絵本作家の父(コメントあり)
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