ただいまツアーの真っ最中！

──今、皆さんはまさにツアーの真っ最中ですよね。でんぱにとって初のホールツアーですが、前半戦はいかがでしょうか。

夢眠　ホールはお客さんとの距離が遠いイメージがあったけど、実際立ってみたらすごく近く感じますね。国立代々木競技場での大きなライブ（参照：でんぱ組.inc、最大規模代々木ワンマン大成功！初のワールドツアーも決定）の直後に始まったというのもあるかもしれないですけど。

古川　今まではライブハウスツアーしかやったことがなかったから、それに比べるといろいろとスケールが大きくて「すげえ！」って思いますね。セットリストを組むときも最初は想像できなくて。

最上　ホールツアーならではの演出も増えていて、ライブハウスではできないような大がかりな仕掛けがあったり。セットも今回すごいんですよ。会場の空間全体で見せることができるのはホールツアーならではですね。

藤咲　本当にいろんな仕掛けがあるから、セットを観てるだけでも楽しいと思う。

成瀬　私たちも観てくれ!!

相沢　今回のツアーはニューアルバムの「WWDD」が軸になっていて、アルバムの曲は全曲やるんですよ。ツアーで初めて披露する曲も多いので、私たちのライブを何度も観てくれているファンの方でも新鮮だと思います。ツアーが終わる頃には、アルバムの曲への思い入れがもっと強くなるんじゃないかなって。

──よくライブで「曲が育つ」って言いますよね。ツアーで歌っていくうちに、本人たちにとってもファンにとっても特別な思いが生まれるかもしれない。

相沢　そうですね。だんだんクラップやコールが付いてきたりして、ファンの方が一緒になって空気を作ってくれているのを肌で感じます。

夢眠　「FD2～レゾンデートル大冒険～」という新曲は「Future Diver」の続編的な位置付けの曲なんですけど、ツアーの会場では続編の口上を書いたカードが配られているらしくて。私たちも「うわー新作だ！」「どんな口上になってるんだろう？」って、ファンの方のファンみたいな感じになってます（笑）。あと今回はお子様連れのファミリー層が増えていて、コスプレしたちびっ子もけっこういるんですよ。セットの雰囲気もあって、ファミリーミュージカルを演じてるような気分になります。MCで「うおー！」って煽るべきところで「みんな、手を叩こうね」みたいな感じになっちゃう（笑）。

──もはや憧れのお姉さんの立場に。

成瀬　キャーうれしい!! プリキュアにちょっとでも近付けたかなあ。

相沢　地球救えちゃうかな。

古川　あと今回のツアーは間のミニコーナーが楽しいです。全公演違ってるんですよ。

夢眠　都道府県ごとの特色に合わせたコーナーを、私たち得意の茶番を交えつつ（笑）。バキバキにカッコいいセットでいきなり素の私たちが「では○○のコーナー」とか言って。三重では縄跳びで三重飛びをしたり（笑）。

成瀬　あっ、あと公演ごとにランダムでソロコーナーがあるのも見どころ！ 誰が出てくるのかドキドキして待っていてほしいです。

夢眠　このツアーで初めてでんぱ組を観たという声も多く届くんですよ。やっぱりキャパが大きいしいろんなところを回れるから、今までなかなか行けなかったとこにもやっと行けた！って。初めて生で観るでんぱ組がショボかったと思われちゃだめだから、やっぱり気合いが入りますね。

藤咲　このツアーでは新しい挑戦も多いし、アルバムも今までにない挑戦が多かったんですよ。めちゃめちゃアガる曲もあれば、すごく大人しい曲もあって。私、おとなしい曲だとウズウズしちゃうんですよ。

最上　ウズウズ？

藤咲　なんか、かゆくて。モジモジしちゃうんですよね。私はいろんなことにおいていつもせっかちで、おとなしくなれなくて。「イロドリセカイ」は振り付けがなくて、軽くリズムを取りながら歌うんですけど、そのときがいつもすごく恥ずかしくて（笑）。おとなしい曲でどう楽しませるかが自分としては大きな課題で、少しずつ成長していけたらと思います。