緑黄色社会「SINGALONG tour 2020 -last piece-」|画面越しでも最後のピースは埋められる!「SINGALONG」を完成させる有観客配信ライブ

ファンを前にして感動しないわけがない

──有観客のワンマンライブは約1年ぶりぐらいですね。

長屋 そうですね。バンドを始めてからここ数年、本当にたくさんライブをさせてもらっていたんですよ。それが急にぱったりなくなるといろいろ調子が狂ってしまって。

小林 最近少しずつスケジュールが埋まってきてるのを見ると安心するもんね。

穴見 うん。やっぱり感謝を忘れちゃいけないなと日々思いますね。

──ひさしぶりに自分たちのファンのみと対面してパフォーマンスを届けることになるんですね。

長屋 あー、確かにそうですよね。今言われて改めてそれを実感しちゃいました(笑)。何が起きるか想像できないですね。

peppe(Key, Cho)

──さっきの話からすると、長屋さんは1曲目から泣いてしまうかもですね(笑)。

長屋 ありえますよね(笑)。

peppe 私は泣かないイメトレを毎日してます。だってSEが鳴って、ステージに立って、お客さんの顔見たら絶対泣くもん(笑)。なので泣かないようにしようって毎日シミュレーションしています。

小林 どんなシミュレーションしてんのよ(笑)。

peppe だって感動しないわけないでしょ。

小林 長屋が先に泣いてくれたら自分の平静を保てるかもしれないなあ。

長屋 誰か1人が泣けばみたいなのはあるよね。でもボーカルは泣くと歌えないからさ(笑)。

穴見 じゃあ壱誓が号泣すればいいんだよ。

小林 めちゃめちゃ演奏ミスるわ。

長屋 涙のせいにすればいいよ(笑)。

期待に応えつついい意味で裏切りたい

──今回のライブでは、配信チケットの購入者向けにアフタートークの配信も予定されています。

長屋 これも今しかできないなと思ったんです。今は打ち上げも控えているので、それ自体をコンテンツとして一緒に楽しめたらいいなと。ライブとは違った一面を見せられると思います。内容としてはこの1年を振り返りつつ、「SINGALONG」を総括するような時間になればいいなとは思っています。

──最後に当日に向けての意気込みをお願いします。

小林 熟成された「SINGALONG」を堪能してもらえる一夜になると思うので、ファンの皆さんは心しておいてくれって感じですね。1つの作品をこれだけ長く引っ張ることってなかなかないので。

──普通は作品のリリースに合わせてツアーを組むことが多いですもんね。ファンの皆さんも「SINGALONG」を相当聴き込んでいるでしょうし、期待度はいつも以上に高いんじゃないかと。

小林 その期待に応えつつ、いい意味で裏切りたいですね。

穴見 チケットを買ったはいいけど、友達と会う予定を入れちゃったとかは本当にやめてください(笑)。アーカイブはあるけれど、今回に関しては生で観てもらいたい気持ちがすごく強いので。会場に来てくださる皆さんはもちろんですが、配信ライブでも画面を飛び越えるくらい臨場感のあるパフォーマンスを目指しているので、そこは信じてもらって大丈夫です。絶対にいいライブする自信があるので、楽しみにしておいてほしいです。

peppe 春のツアーをキャンセルしたときに「次に会うときはみんなの笑顔が見られるのを楽しみにしています」というメッセージをSNSで発信したんですけど、マスクが外せない状況でも、笑顔とかいい表情というのは伝わってくるので、その交換を当日できればなと思っています。

長屋 私はさっき言ったように「SINGALONG」も演奏を聴いてもらってやっと完成するものだと思っています。会場に来てくださる皆さんもそうですけど、画面越しに観てくださる方とも一緒に完成させたいと思っているので、その瞬間を楽しみにしておいてほしいです。あと最近いろんな経験をして思ったのは、我慢する時間や待つ時間が長ければ長いほど、その次に会える時間がより濃いものになるはずなので、待つ時間をあまりマイナスに捉えてほしくないなと。12月5日は、今まで以上に楽しい時間になると確信しています。そしてこれから先の私たちのことも想像させる1日になるはずなので、今しかできないライブの内容を楽しみつつ、その次にも期待を寄せてほしいです。きっと会える日が来るので。

小林 あ、最後にいい言葉を置いていっていいですか?

──どうぞ(笑)。

長屋 期待しちゃう(笑)。

小林 僕らと一緒に最後のピースをはめましょう。

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