次はこんなバンドのTシャツを作ってほしい

──今「UT MUSIC ICONS」のラインナップをいろいろ見てみて、何か感想はありますか？

八木　誰もが知ってるデザインってすごいなって思いました。バンドのロゴにしろジャケットにしろ、みんなに浸透してるからこうやってTシャツにできるわけじゃないですか。そういうのってカッコいいなあと思いますね。

首藤　今までこういう“超大御所”なバンドのTシャツって、ちょっとコテコテなイメージがあってあんまり手に取らなかったんですけど、これはデザインがすごくおしゃれだし、普段着として使いやすそうだし、値段も買いやすくていいなあと思いました。

小野　ホント、こういう「高品質、低価格」が大好きなので、非常に素晴らしいと思います。僕、ユニクロにはよく買い物に行ってて、いろんなコラボTシャツを見てたんですけど、やっぱ自分がバンドやってるのでバンドとのコラボが一番興味を惹きますね。

寺中　僕、夏はエアリズム、冬はヒートテックを常に着てるんですけど、エアリズムの質に近い素材でこういうデザインだったらそれ1枚でいけるんじゃないかって、夏になるといつも思ってるんですよ。そういうのって作れないんですか？

小野　要望かよ（笑）。

ユニクロ　社内関係者に伝えます（笑）。

──要望ついでに「次はこのバンドのTシャツを作ってほしい」というのはありますか？

小野　俺はThe SpecialsかBad Religionかな。The SpecialsのTシャツ着たいですね。ありそうでなかなかないんですよ。Bad Religionはキャップを持ってるけど、The Specialsはそういうの持ってないから。あとはファンクの大御所のThe Metersとか。もうロゴが書いてあるだけでカッコいいですよ。あ、あとジャズ系のミュージシャンのTシャツもあったらいいなあ。

八木　ジャズで言えば上原ひろみさんのTシャツほしい。難しいかね。

小野　名前が漢字とひらがなだからね。バンド名みたいにそのまま胸に書くわけにいかないよね。

首藤　外国人が喜ぶ日本のお土産物みたいになっちゃうかもね（笑）。それでも欲しいですけど。

より多くの人に届けようっていう気持ちが強くなってる

──最後に、先日発売された最新シングル「FLAVOR FLAVOR」についてもお話を聞かせてください。この曲はもうすでにライブでも披露していますが、ファンからの反応はどうですか？

小野　ちょうどリリース日の3月4日にライブがありまして、シングルに入ってる3曲のうち2曲を初披露しました。すごく反応がよくて、これからさらに盛り上がる曲になるんじゃないかなって楽しみです。

──すでに次回作以降の構想もあるんですか？

小野　今後は、メジャーに来てからいろいろ経験したことがどんどん反映されていくんじゃないかなと思います。去年のアルバム（「OVERTONE」）はメジャーからのリリースではあるんですけど、インディーズ時代の流れを引き継いだ作品だったんです。でもこれからはさらに、昔のKEYTALKとはいい意味で差別化できるような作品になるんじゃないかと思ってます。

──インディーズとメジャーの違いは、具体的にどんなところなんでしょうか？

小野　それはすごく難しい話ですけれども……より多くの人に届けようっていう気持ちはメジャーに来て強くなってる、というのはありますね。「一定の層の人だけが好きでいてくれればいいよね」じゃなくて、よりたくさんの、そんなに積極的な音楽ファンじゃない方にも届けられるというのは、メジャーの一番の強みだと思うので。そういうところに僕らも乗っかって、しっかり自分たちの音楽を発信できるようになりたいと思ってます。

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