ナタリー PowerPush - 僕たちは、ウルトラ超特急です!

いつまでも超特急と8号車の関係性は変わらない

──ここからは「Starlight」の話を聞かせてください。今回はタイトル曲としてはいつものクールなダンスナンバーとテイストが異なりますね。初めてこの曲を聴いたときにどう思いましたか?

超特急

コーイチ 今回は超特急じゃなく「ウルトラ超特急」名義ということもあり、いつもの超特急とは全然違うなと思いました。ピアノとストリングスがキレイな曲だなと。

ユーキ ダンスは今までと違って音の取り方とか細かいところまで指導していただいたので、この曲は一番丁寧に踊らなきゃいけないなと思いました。そうじゃないと曲を表現できないし、感情も伝わらないし。ちょっとでも焦るとそれが全部ダンスに出ちゃうので、ちゃんと落ち着いて音をよく聴いて、ボーカルとの掛け合いを大事にしながらキレイに見せなきゃいけないと思いました。

コーイチ 超特急の曲はテンションが高いというか盛り上がる曲が多いんですけど、この曲はどっちかというと思いを伝えたいっていうことに重きを置いてるので、やっぱり踊り方とか歌い方も自ずと変わってくるんじゃないかなと思いますね。

──「ウルトラ超特急」名義だといつもとは意識が変わりますか?

コーイチ 自分たちの中でははっきり区切ってないんですけど、やっぱり超特急で伝えたいものと、ウルトラ超特急の「Starlight」で伝えたいものはまた別だって思ってるので。そういう面では変わっているところもあると思います。

カイ 「Starlight」はライブ最後にやることが多いから、そこでいったん気持ちを切り替えてやってますね。

──では「Starlight」で伝えたいものとはなんだと思いますか?

コーイチ ボーカルの面から言うと、歌詞が夢を追いかける人に対して歌ったものなので「僕たちもがんばってるから一緒にがんばろう」っていう気持ちですね。あともうひとつ裏テーマとして、「どんなに時が過ぎて行っても 変わらないものはここに」っていう歌詞があるんですけど、そこは「いつまでも超特急と8号車の関係性は変わらないんだよ」っていう気持ちを込めてます。

ポイントは優しい笑顔

超特急

──ダンサー陣はダンスの面で苦労したことはありますか?

ユーキ 自分の中では表情を付けるのが一番難点でした。今までと歌詞の雰囲気が違うので、詞と歌とダンスを全部自分の中にインプットしないとちゃんと表現できない曲だなと。超特急の曲は元気だったら元気、ってはっきりしてるのが多いので。

コーイチ コンセプトがね。「POLICEMEN」(3rdシングル)だったりとか「Bloody Night」(4thシングル)は世界観がはっきりしてるのに対して、この曲はどっちかというと抽象的な部分があるので、そのへんに戸惑ったんじゃないかなと思います。

──なるほど。

カイ 楽しい曲のときは満面の笑み、キメでクールな顔、不敵な笑み、ちょっと切ない顔を見せるんですけど。これは楽しい曲ではなく優しい曲なので、その表情が一番難しかったですね。

ユーキ 最初に表情を付けようとしたとき、「あれ? これって……笑う? ん?」みたいな。真面目な顔になっちゃいがちなんですけど、歌詞は希望がある内容なので、それに沿って優しい笑顔を出すようにしています。そういうのが観てる人にも伝わればいいなと思います。

コーイチ 応援歌のような曲なので、やっぱり自分たちが余裕を持った表情でいないとなって。応援してるのに自分たちがいっぱいいっぱいじゃね(笑)。だから、もっとウルトラ超特急としての余裕が持てれば、この曲ももっとパワーアップするんじゃないかなと思います。

──わかりました。パワーアップするのを楽しみにしています。今日はありがとうございました!

全員 ありがとうございました!

超特急

自分たちの担当を極めるには?

コーイチ

コーイチ

メンタルを強くして、大黒柱になれるようにブレない自分を作る。

カイ

カイ

ほかの国の言葉を2つ以上しゃべれるようになる。

リョウガ

リョウガ

これ以上細くなると健康的に疑われるレベルになるので、維持。

タクヤ

タクヤ

筋トレ!

ユーキ

ユーキ

何もしない、ありのままで。

ユースケ

ユースケ

常に自分と闘う。

タカシ

タカシ

もっとわがままになる(笑)。

超特急(ちょうとっきゅう)
超特急

スターダストプロモーションに所属する音楽集団「EBiDAN」からの選抜メンバーで結成された“史上初!フロントメインダンサーバックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューし、「Shake body」「POLICEMEN」とシングルリリースを重ねる。2013年6月にはテレビ東京の連続ドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」のエンディングテーマ「Bloody Night」を4thシングルとして発表し、オリコン週間ランキング10位を獲得した。同年7月17日、ウルトラマンギンガとのスペシャルコラボユニット「ウルトラ超特急」としてシングル「Starlight」を期間限定リリース。クールなダンストラックと激しいダンスパフォーマンスで注目を集めている。