音楽ナタリー Power Push - トミタ栞 feat. Ladybeard

最強のカワイイコンビが贈る とっておきのバレンタインギフト

トミタ栞とレディビアードがトミタ栞 feat. Ladybeardとして明日1月20日にシングル「バレンタイン・キッス」を発表する。

表題曲は国生さゆりの同名曲のカバーで、トミタのキュートな歌声とレディビアードの力強いデスボイスが印象的なハードロックナンバーにアレンジされた。本作のリリースを記念して、音楽ナタリーではトミタとレディビアードにインタビューを実施。2人はコラボの経緯や楽曲について、さらには日本の“Kawaiiカルチャー”に至るまで、さまざまな話題で賑やかなやりとりを繰り広げた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 小坂茂雄

アイド……ル?

──まず初めに、お2人がコラボすることになったいきさつを教えてください。

トミタ栞 feat. Ladybeard

トミタ栞 私が「何か面白いことをしたいな」って漠然と思ってたんです。そのときにビアちゃん(レディビアード)のことを思い出して「もしかしたら何か一緒にできるかもしれない」と思って、お声がけさせてもらいました。

──以前から面識はあったんですか?

トミタ いえ、私はテレビで観たことがあっただけで。「TOKYO IDOL FESTIVAL」の放送を観ていたときに、アイドルがたくさん出ている中で、このイベントに出ていたビアちゃんの存在が気になっちゃって……。

レディビアード オー。なるほど。

トミタ 「アイド……ル? ん、アイドル?」って感じで観てました(笑)。

──ビアードさん、トミタさんからオファーをもらったときの感想は?

レディビアード すごいうれしかったね! 栞ちゃんすごいかわいいし、すごく面白い曲ができると思った。

──ビアードさんは、トミタさんのことは知っていたんですか?

レディビアード 私MVをたくさん観るんだけど、その中に栞ちゃんのもありました。けど、しっかりとは知らなかったから、コラボが決まったあとにもう一度観て「ああ! この子だ」ってなった。

──改めてトミタさんのMVを観たときは、どんなふうに思いました?

レディビアード すごいワガママそうって思ったよ。

トミタ ええー! 嘘!?

レディビアード 冗談、冗談ね(笑)。すごい愛らしいと思った。あととてもプロフェッショナルですね。

トミタ こういう質問されると、ビアちゃんめちゃくちゃ褒めることしかしないんですよ(笑)。

レディビアード 誠実な意見よ。栞ちゃん本当にすごいと思う!

トミタ あはは、ありがとう!

いいコンビでしょう?

──知り合ってからのお互いの印象はどうですか?

トミタ栞

トミタ 初対面の前にビアちゃんがアップしているYouTube動画をひと通り観たときは、全体的に「怖いな」っていう印象を持ったんです。何かを壊していたり、アイドルのイメージとはかけ離れたような。でも、出会ってからはかわいいと思えて仕方ないです。表情がすごく豊かで、日本人がしないような顔をたくさんするんですよ。私には外国のお友達もいないし、今までこんなに表情豊かな人に出会ったことがなくて。なんか、ゆるキャラみたいな感じです(笑)。元気をもらいながら癒されてます。

レディビアード うれしいね。ありがとう! 栞ちゃんはたくさんのことができるね。かわいい曲を歌ったらかわいくなるし、カッコいい曲を歌ったらカッコよくできる。

トミタ 会う前のイメージと違ったところってある?

レディビアード ノー、一番思っていたところはイメージ通りでした。すごく体軽いです。栞ちゃんがジャンプして私がお姫様抱っこするパフォーマンスありますが、本当に軽いです!

トミタ やったあ(笑)。

レディビアード 片手だけで持てるね。そのまま投げられるよ。

トミタ やだ!(笑) ジャンプした私をお姫様抱っこする、っていう動きが、ビアちゃんは本当に簡単にできちゃうので、すごく貴重な経験をさせてもらってます。

レディビアード いいコンビでしょう?

──そもそも、ビアードさんはどうして日本で活動をしようと思ったんですか?

レディビアード 私、前香港に6年住んでました。

トミタ 6年も!

レディビアード レディビアードのプロジェクトは香港で始まったよ。それで2011年に日本ツアーをして、ライブしました。そのときにまず日本のお客さん好きになったね。日本のお客さん、すごい盛り上がってくれる。すごいエナジーがあるね。That's really nice! これは日本だけの感じ。日本人はパフォーマーをすごく認めるから、パフォーマーは気持ちいい。私、日本のお客さんが好きになった。日本のお客さんは、私のパフォーマンスが好きになった。そう、それで私決めました、「日本に行きたい」って。

トミタ栞 feat. Ladybeard ニューシングル「バレンタイン・キッス」/ 2016年1月20日発売 / EPICレコードジャパン
初回限定盤 [CD+DVD] / 1500円 / ESCL-4571~2
通常盤 [CD] / 1000円 / ESCL-4573
CD収録曲
  1. バレンタイン・キッス
  2. ホワイトデイ
初回限定盤DVD収録内容
  • バレンタイン・キッス(ミュージックビデオ)
  • バレンタイン・キッス(メイキング映像)
ライブ情報
トミタ栞 ライブ2016 ~今回のワンマンは誕生日の前日~
2016年1月31日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall
イベント情報
「バレンタイン・キッス」リリース記念イベント
2016年1月19日(火)東京都 HMV&BOOKS TOKYO 7F イベントスペース
2016年1月20日(水)神奈川県 ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 グランドステージ
2016年1月21日(木)東京都 タワーレコード渋谷店 4F イベントスペース
2016年1月23日(土)東京都 タワーレコード錦糸町店
2016年1月24日(日)神奈川県 たまプラーザテラス ゲートプラザ1F フェスティバルコート
2016年2月11日(木・祝)大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店 店内イベントスペース

トミタ栞 feat. Ladybeard

右 / トミタ栞(トミタシオリ)

1994年生まれ、岐阜県出身。テレビ神奈川の人気バラエティ番組「saku saku」5代目MCに抜擢され、その天真爛漫なキャラクターで人気を博す。2013年6月にミニアルバム「トミタ栞」でEPICレコードジャパンよりメジャーデビュー。リード曲の「あたらしい朝のうた」がtvk「高校野球中継オープニング・エンディング曲」に採用される。2014年12月リリースのシングル「だめだめだ」は表題曲がTVアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のエンディングテーマに。2015年2月、自身初の書き下ろし曲を収録したフルアルバム「もしもワールド」をリリースした。同年9月には自身が初の主演を務めるドラマ「るみちゃんの事象」の主題歌を収めたシングル「17歳の歌」をるみちゃん★○トミタ栞として発表。1月20日にレディビアードとのコラボシングル「バレンタイン・キッス」をリリースする。

左 / Ladybeard(レディビアード)

オーストラリア出身のミュージシャン、プロレスラー、女装パフォーマー。身長182cm、体重は88kg。14歳のときに女装デビューし、その後ヘビーメタルのシンガー、さらにはプロレスラーに。日本には2011年に初来日し、2013年からは日本を拠点に活動している。2015年3月からは、ミスIDグランプリのグランプリを受賞した金子理江、同コンテストの入賞者である黒宮れいと共に3人組ユニット・LADYBABYとしての活動をスタートさせた。