6人時代の曲をこのメンバーで歌う
NAOTO 僕が一番好きなのは「Destiny」です。ずっとリリースしたかった曲で。ライブでしか聴くことができなかったこの曲がファンの方の投票のおかげでアルバムに入ることになってすごくうれしかったです。
KAITO 僕も「Destiny」です。当初この曲がデビュー曲になる予定だったこともあって思い入れがあるんです。最初にレコーディングしたときは、全然ラップができなくて僕は3回も録り直したんですが、新たに9人でレコーディングしたときの音源と昔の仮歌を聴き比べると自分の成長を感じられました。
SHO 僕は一択です。「Lost in Summer」。夏が終わった今の時期にぴったりかなって。
TOMOKI 浅いな!(笑)
SHO (笑)。失恋ソングなんですけど、夏曲かと思えば意外とどの時期でも聴ける曲。「SIGNAL」と振付師さんが同じで、しっかり音を取るようなサビの振付が好きです。あと、お台場でのリリースイベントで披露したあと、海辺でTOMOKIくんとKAKERUくんと一緒にこの曲を聴きながらお酒を飲んだ思い出があって。「Lost in Summer」を聴くとそれを思い出します。
TOMOKI そんなこともあったね。D.O.Lとして5年くらい活動してきたのもあって、曲を聴いて当時のことを思い出すことが多くなりました。「Lost in Summer」を初披露した当時は6人でしたが、「あのときはあの衣装でこんな感じだったな」って。あまりSHOと被りたくないんですが(笑)、僕も「Lost in Summer」が好きですね。
SHO 2票入りました(笑)。
KAKERU 僕は「Invisible」が好きです。連続で新曲を発表していた時期に「Telephone」の次に出した曲なんですが、当時の自分は「Telephone」のほうが好きで。でも「Invisible」は聴けば聴くほど好きになっていきました。歌詞もすごくいいし、「ドライブで流したら楽しそうな曲だな」と思ったりもして。……まだドライブで聴いたことがないので、この曲を流しながらドライブしたい。できる人に運転してもらって。
IBUKI KAKERUくんは助手席でね。
KAKERU 免許は持ってるんですが、ペーパードライバーなので運転するのが怖いんです。運転はRUIにしてもらいます。
RUI 俺にくると思わなかった(笑)。
IBUKI 僕は「Telephone」が好きです。実は、この曲はもともとD.O.Lの曲として作られていなかったそうなんです。僕がプロデューサーと2人でいるときに、たまたま曲のデータを未完成の状態で聴かせてもらって。「僕たちのグループでやりたいです」とお伝えしたことをきっかけに、そこから1年くらいでリリースできることになりました。あのとき、未完成だったこの曲を聴けてなかったらアルバムに収録されることもなかったんだろうなって考えると……出会えた幸運に感謝します。
RUI 僕は「Hacking」です。自分が振付に携わってる曲なので。キャッチーな振りを入れたところに一番こだわりました。
IBUKI TOMOKI、SHO、KAKERUとRUIはもともと同じグループで活動していて、「Hacking」はそのグループの曲だったんです。当時僕が在籍していたグループと合併するような形でD.O.Lが誕生した経緯もあって、D.O.Lとしてもこの曲もパフォーマンスしています。ライブで盛り上がりそうな曲だったので、すぐにセルフカバーみたいな形で披露するようになりました。
SHO 振付とかもほぼ変わってないもんね。
IBUKI その背景もあって、この曲を好きなファンの方も多いと思います。
“初めて”はファンのみんなと作り上げたかった
──初のフルアルバムとしてベスト盤をリリースされましたが、グループとして新たなフェーズに入ったような感覚はありますか?
IBUKI 初のアルバムがベストアルバムってなかなかないと思うんですが、1枚目のアルバムはファンのみんなと作り上げたかったので、このような形になりました。今後は制作期間をしっかり設けて、新曲を軸にしたアルバムを出してみたい気持ちがあるので、今作がうまくそれにつながったらいいなと思っています。あと3rdシングルも出したいですね。いろいろなチャレンジの足がかりにしたいです。
TOMOKI ファンの皆さんと作り上げたアルバムを引っさげてツアーを駆け抜けることに意義深さを感じますね。あと、このアルバムをきっかけにD.O.Lに興味を持ってもらえたらうれしいですし、実際にライブに来ていただいて、僕たちのライブの迫力を味わってほしいです。
──初のアルバムを完成させた今のD.O.Lの目標はなんですか?
IBUKI 日本武道館ワンマンです。2、3年以内に武道館を埋められるようにならないとダメだよねってよくメンバー同士で話しています。大きい目標がないと軸がブレてしまうと思いますし、全部の活動を実現の糧にするために、僕たちはどの時期に何をすればいいか、ということを話し合っていますね。今はとにかく新しいことにどんどんチャレンジしていきたい。今回初めてアルバムを制作してそのツアーをやって、ファンのみんなと一緒にライブを作っていったことは新たなチャレンジだったと思います。僕たちは大きな事務所に所属しているわけでもありませんし、強烈なスター性がある9人でもないので、力を合わせて、ファンのみんなの力を借りながら、武道館にたどり着くことができたらすごく夢があるんじゃないかなって思ってます。
プロフィール
D.O.L(ディー・オー・エル)
2020年10月にデビューした9人組のパンクボーイズグループ。グループ名は「DREAM OUT LOUD(夢を大声で叫ぶ)」の頭文字から由来する。2023年5月に1stアルバム「Resume of D.O.L」を配信し、2024年2月に1stシングル「CRAZY CIRCUIT TYPE-A」、2025年5月に両A面シングル「Dopamine/Melty Berry」をリリース。同年10月29日に初のフルアルバムにして初のベストアルバム「Louder's BEST」を発売した。
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