SKE48|結成11年目、未開の地へ

SKE48が7月24日にニューシングル「FRUSTRATION」をリリースする。

本作の表題曲で初センターを務めているのは、5期生の古畑奈和。2011年にグループに加入してから中心メンバーの1人として活躍し続けてきた彼女を中心に据えた楽曲は、夏らしいアッパーなダンスチューンに仕上がっている。この曲ではB-BANDJと22歳のラッパー・Juaがラップパートを担当。さらにアメリカ・ロサンゼルスを舞台にしたミュージックビデオ撮影、アパレル会社「Baroque Japan Limited.」のブランド「LAGUA GEM(ラグア ジェム)」との衣装タイアップなど、新たな試みが見られる。

音楽ナタリーでは古畑、江籠裕奈、佐藤佳穂、そして初選抜となる松本慈子、井上瑠夏、野島樺乃の6人に楽曲にまつわるエピソードや、グループの状況について話を聞いた。

取材・文 / 小野田衛 撮影 / 塚原孝顕

インタビュー参加メンバー

  • 江籠裕奈

    江籠裕奈

    5期生

    生年月日2000年3月29日

    出身地愛知県

  • 古畑奈和

    古畑奈和

    5期生

    生年月日1996年9月15日

    出身地愛知県

  • 松本慈子

    松本慈子

    ドラフト1期生

    生年月日1999年11月19日

    出身地大阪府

  • 野島樺乃

    野島樺乃

    7期生

    生年月日2001年9月6日

    出身地愛知県

  • 井上瑠夏

    井上瑠夏

    8期生

    生年月日2001年6月12日

    出身地熊本県

  • 佐藤佳穂

    佐藤佳穂

    8期生

    生年月日1997年5月16日

    出身地愛知県

「いつかWセンターをやってみたいね」と語り合っていた

──25thシングル「FRUSTRATION」ですが、いくつか大きなトピックがあります。まずは古畑奈和さんが初めてセンターになったこと。ご本人としては、このことをどう受け止めていますか?

古畑奈和 自分をセンターに選んでいただいたと聞いたとき、真っ先に考えたのは「一刻も早くファンの人に伝えたい!」ということでした。私、SKE48に入って8年目になるんです。センターになりたいという希望は、それこそ入った当時から口にしていたんですね。同期の子に菅なな子ちゃんという子がいて、今はもうグループを卒業しているんですけど、「いつかWセンターをやってみたいね」といつも語り合っていたことを覚えています。昔から応援してくださっているファンの方は、そのあたりの事情も知っていることが多いんですよ。なので私がセンターになるというのは、私だけではなく、途中からはファンの方々の夢でもあった気がするんです。

──8年越しとなる待望のセンターというわけですね。

古畑 ただ私としては、そこまで「長かった……」とは思っていないです。そもそも自分に過剰な自信があるタイプでもないですし(笑)。

──同期の菅さんは何か言っていました?

左から古畑奈和、江籠裕奈。

古畑 まず私から「センターになることができました」とLINEしたんですよ。「こうやってブレずに夢を持つことができたのも、なな子との約束があったから。本当にありがとうね」って。そうしたら、めっちゃくちゃ長い返信が届きました。名門の国立大学に通っていただけあって、文章もいかにも頭がよさそうな感じで(笑)。

江籠裕奈 そんなに長かったんだ。要約すると、どういうことが書いてあったの?

古畑 うーんとね……「おめでとう」って(笑)。

江籠 さすがに要約しすぎだよ(笑)。

古畑 そっか(笑)。「私は結果的に一緒に夢を追い続けることができなかった。でも少しでも支えになれたのなら、それは本当にうれしいことなんだ」って。熱い気持ちが伝わってきて、さすがに感動しちゃいましたね。

奈和ちゃんだからこその楽曲

──ほかのメンバーが“古畑センター体制”について感じたことは?

佐藤佳穂 奈和さんがセンターになったのは、ものすごくうれしかったです。本当に奈和さんが“ファンの方と一緒に獲ったセンター”という感じがするし、私自身もパフォーマンス面で一番尊敬している先輩ですから。今回の「FRUSTRATION」でも、ミュージックビデオ撮影のときにダンスとかを見て研究しました。憧れの先輩と言い切ってもいいかもしれない。

古畑 えへへ……ありがとうね(笑)。

井上瑠夏 自分はメンバーではありますけど、SKE48を客観視した場合、「奈和さんがセンター? それは楽しみ!」ってワクワクしてくるんです。MV撮影でリップシーンのとき、屋根の上に乗った奈和さんのことを私は夢中になって下からカメラで撮っていたんですよ。完全にファン目線なんですけど。「やっぱりインスタ映えするなー」とか思いながら(笑)。普通のダンスシーンでも、先輩たちが後ろに並んでいるのに前列の真ん中で堂々としている奈和さんの目力! これはもう、ぜひとも観ていただけたらと思います! 「すごい」の3文字に尽きます!

江籠 3文字で表現できちゃいますか(笑)。瑠夏ちゃんの褒め能力も「すごい」の3文字に尽きるよ。

左から松本慈子、江籠裕奈、古畑奈和、佐藤佳穂、野島樺乃、井上瑠夏。

──そういう江籠さんは、どう感じました?

江籠 さっき、なな子ちゃんの話が出ましたよね。私も5期で奈和ちゃんとは同期なんです。もう2人だけになっちゃったんですけど。だからインタビューを受けるたびに「センターになりたいです」と奈和ちゃんがずっと言い続けていたことを私は知っているんですよね。そういうこともあって、奈和ちゃんがセンターに決まったと知ったときは自分のことのようにうれしかったです。それですぐにでも「おめでとう!」と直接伝えたかったんですけど、どういうわけかタイミングがなかなか合わなくて……。振り入れのときもダメ。MV撮影のときもダメ。最後にとうとう口頭ではなく、LINEで祝福メッセージを送りました(笑)。

古畑 ちょくちょくお仕事の現場で会っていたのにね(笑)。でも、あのメッセージはうれしかったよ。

江籠 今回のシングルって、すごく奈和ちゃんに合っているんですよ。今の奈和ちゃんだからこそできるダンスだし、楽曲だなって私は感じました。新しいSKE48の姿がアピールできるんじゃないかと思います。