ナタリー PowerPush - Share a Coke and a Song
コカ·コーラとみんなの思い出の1曲が意外なコラボ
コカ・コーラの音楽キャンペーン「Share a Coke and a Song」がソニーの定額制音楽サービス「Music Unlimited」とのコラボレーションによって展開中だ。
現在、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店や自動販売機では1957~2013年まで各年の数字がラベルに書かれたペットボトルのコカ・コーラが販売されている。このコカ・コーラを購入後、パソコンやスマートフォンでキャンペーン公式サイトにアクセス。ラベル部分にある9桁のパスコードを入力すると、その年代の邦楽・洋楽のヒット曲を聴くことができる。
例えば、1974年のボトルのパスコードを入力すればサディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」やTHE STYLISTICS「You Make Me Feel Brand New」(誓い)などがPC、スマホで再生され、1990年なら米米CLUB「浪漫飛行」やマドンナ「VOGUE」、2009年なら木村カエラ「Butterfly」、LADY GAGA「Poker Face」などが流れ出す。
ナタリーでは今回、この「Share a Coke and a Song」を追いかける特集を展開。まずは各年のプレイリストに登録された楽曲の数々を紹介する。誕生年、入学・入社の年、結婚した年……。自分のメモリアルイヤーにヒットしたあの1曲をコカ・コーラとともに楽しもう。
こんなあなたはこのボトル
中村菜摘さん(24歳・デザイナー)
うーん、思い出の年かあ……。高3のときだから、2006年かなあ。
あっ、プレイリストの中にちゃんと思い出の曲、ありますね。
高校のときバスケやってて、けっこう青春を賭けちゃってたんですよ。あんまり強い部じゃなかったんですけど、放課後だけじゃなくて毎日朝練とか昼練もやってたし、夏合宿も2週間くらいやってたし。で、最後の秋の大会もチョーがんばったんですけど、3回戦で負けちゃって……。ボロ泣きしながら地元のカラオケボックスに行って、あの頃流行ってたDJ OZMAの「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」をみんなで歌ったのを覚えてます。名前のとおりアゲアゲ系だし、今も好きなんですけど、私にとってこの曲はアガるけど、ちょっと悲しい1曲なんです(笑)。
あと当時付き合ってた人がYUKIファンだったから「ふがいないや」とかも2人でよく聴いてました。
- DJ OZMA / 「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」
- YUKI / 「ふがいないや」
安田英明さん(36歳・会社員)
大学を出て就職した年に付き合いはじめた、会社の同期だった女の子が今の嫁なんですよ。だから一番印象に残ってる年は1999年ですね。
自分の嫁のことをこんなふうに言うのも恥ずかしいんですけど、当時、同期の中ではけっこう人気があったんですよ。で「倍率高そうだしオレじゃムリかなあ」なんて思ってたときに、ちょうどテレビから斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」が流れてきて。「♪ずっと言えなかった言葉がある 短いから聞いておくれ『愛してる』」って歌詞に勇気づけられたというか、完璧に影響されちゃったんですよねえ(笑)。で、ノリというか勢いで告白したらOKがもらえた、と。
今じゃ結婚もしているわけだし、あのとき「歌うたいのバラッド」を聴けたことには感謝してます。だから僕がコカ・コーラを買うなら、1999年のイヤーボトルのやつってことになるんでしょうね。
- 斉藤和義 / 「歌うたいのバラッド」
Music Presented by
「Share a Coke and a Song」キャンペーン
「Share a Coke and a Song」
キャンペーンとは
- 実施期間
- 2013年3月4日(月)~
- 対象商品
- コカ・コーラ&コカ・コーラ ゼロ(300ml / 500ml / 1.5リットル / 2リットルのペットボトル)
- 販売店等
- 全国のスーパー、コンビニエンスストア、自動販売機、ドラッグストアなど
- 音楽サービスパートナー
コカ・コーラのイヤーボトル。国内でコカ・コーラの販売が開始された1957年から2013年まで、各年のボトルが販売されており、そのいずれかを手に入れれば、その年の洋邦のヒット曲の数々を楽しめる。
2013年4月22日更新
栗山久美さん(18歳・大学生)
これってチャットモンチー、聴けますか? あっ、2008年のところに「染まるよ」がある! 5年前ってことは中2か。懐かしいな。
その頃「染まるよ」とか「風吹けば恋」を聴いて、チャットモンチーにハマって「私もやりたいな」って思うようになって。中2の冬休みに友達2人とバンドを組んだんですよ。お父さんに次の年のお年玉まで前借りしてギターを買って(笑)。
で、当然「染まるよ」をコピーするんですけど、バンドをナメてたことに気付き……。チャットって、いっつも楽しそうに演奏してるじゃないですか。だから「実はラクなんじゃね?」とか言ってたんですけど、そんな感じだと、まあ、軽く挫折しますよね(笑)。
でもやっぱり楽しいから続けて、高1の夏くらいからオリジナル曲も作り始め、ライブハウスにも出るようになり。私は4月から大学生なんですけど、ドラムの子は就職するから、今までみたいに集まったりはできないかもしれないけど、これからもバンドはやってくつもりです。