夢に近付けるTOKYO DOME CITY HALL

──そして、4月23日にはTOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブが控えています。大きい会場での公演ですね。

雅功・彪我　いやあー！

彪我　TOKYO DOME CITY HALL、ですよね……ここでライブができると聞いたときは、「夢に少しずつ近付けているな」って思いました。こんなに素敵な会場でライブをするからには、来ていただいた方にたくさん楽しんでほしいですし、僕らにとっては高校生になって1発目のライブでもあるので、成長したところをしっかり見せたいと思います。

雅功　まさか僕らがこの会場に立てるなんて思わなかったし、今までよりもっともっとがんばらないといけないな、とも思いました。大きいステージでライブができるということは、それだけ皆さんが期待してくださっているということだと思うので、期待を裏切らない、素晴らしいライブにしたいです。

──もう、ステージの構想は練っているのですか？

雅功　ちょっとずつですが、考えています。今までにやってきたことを最大限に発揮できるようなライブになるんじゃないかな？と思います！

優しいキノコとフードファイター

──ちなみに2人共もうすぐ中学卒業ということで、今回はお互いへのメッセージカードを書いてもらいました。交換して読んでもらって、気になったことを教えてもらえますか？

雅功　僕の第一印象が「優しいキノコ」って、これ僕ディスられてない？（笑）

彪我　だって、優しいキノコじゃないですか。

雅功　あと「あなたを漢字一文字で表すと」の答えが「変」って！ これもディスってる！

彪我　雅功さん、日によってやりたいことがコロコロ変わるんですよ。「高校に入ったらカメラ部を作りたい」って言ってたのに、ある日突然「かるた部を作る！」って言いだして。

雅功　ああ、それは……映画の影響です。僕、すごく影響されやすいんですよ。今、かるたの句をがんばって覚えているところです（笑）。

彪我　僕は似顔絵が気になった。口のところに付いてるこれは、ウニですか？

雅功　舌だよー（笑）。

彪我　僕のイメージにピッタリな職業が、フードファイター……。

雅功　彪我、よく食べるからね。こってり系のラーメンだって、1滴も残さないんですよ。あ、「もしもタイムマシンであなたに会えたなら」は、2人共「未来」って書いたんだね。

彪我　本当だ。僕は十分大人の世界に浸った、25歳の雅功に会いに行ってみたいです。

仲もいいですし……え、いいよね？

──では、これからのお互いに期待することは？

雅功　僕は彪我の歌です。昔から彪我は歌詞の意味によって表現を変えるのが上手で、でもそれは感覚的なものだったと思うんですけど、今回の作品では「こう相手に感じ取らせよう」という意図のある、テクニックのある歌い方をしているんです。これは本当にすごい技術だなと思う。彪我の歌はどんどん進化していると思うので、僕が言うのもあれだけど（笑）、期待しています。

彪我　おお……ありがとうございます。僕はなんだろう。作曲かな！ 雅功さんの作る曲って、「ここでこのコードを使うのか！」とか「最初にこのコードで始めると、こんな曲調になるのか！」とか、学ぶことがすごく多いんですよ。

──作詞作曲をやっているんですね。では、高校生バージョンのさくらしめじは自作曲のパフォーマンスが増えるかもしれない？

雅功　そうですね。皆さんに届けられるようにがんばります！

──次は、グループとして期待してほしいところを教えてください。

雅功　それは、2人の息の合い方ですね。ずっと一緒にいるから、ハモリもギターの弾き方も、どんどんシンクロしていってるなって思うんです。これまでは強く意識していなかったところですけど、これから意図的に「2人で合わせよう」と気を付けていけば、もっといい感じになるのかなって。「2人でさくらしめじの歌を作り上げる」っていう意識がどんどん強くなっていっているので、息の合い方は期待してほしいです！

彪我　僕もそう思う。まるっきり雅功さんが言ったことと同じなんですけど、すごく息が合っていると思うし、仲もいいですし……え、いいよね？

雅功　いいよいいよ。すごくいいと思うよ（笑）。

彪我　ああ、よかった（笑）。

──では、新たにやってみたいことはありますか？

彪我　僕はもっといろんな楽器にチャレンジしてみたいと思います。ベースとかドラムとか。

雅功　「ドラムやりたい」っていうのは、昔から言ってるよね。

──ギターの種類で言うと、エレキギターという選択肢もありますよね。

彪我　エレキもやってみたいです！

雅功　彪我、エレキがしっくりくるまでには時間がかかりそう（笑）。

──「いーでぃーえむ」のサウンドなどにはピッタリだと思います（笑）。

彪我　そうですね。いつかやってみたいです！

雅功　僕はフェスに行きたいです、夜の！ 中学生のときは「夜遅くなったらダメ」って行かせてもらえなかったんですけど、高校生になったら自由な時間が増えると思うから……フェスは本当に行きたいです……！ もし22時とかに外にいられたら、すごいことだよね？

彪我　そうだね！

雅功　でも彪我はもう寝る時間か（笑）。

──行くだけじゃなく、出るチャンスもきっとあるのでは？

雅功　ああ……出てみたいです……！ 僕、本当にフェスにすっごく憧れているんですよ。1つの空間にたくさんのアーティストさんが集まっているオールスター感があるし、好きなアーティストさんのライブを観たあとにほかのバンドを観て「いいな」って思ったりとか！ 本当に、僕の憧れを形にした空間だなって思っているんです。