Ryosuke "Dr.R" Sakai
- 「Swish」プロデュース、作詞作曲、ミックス、マスタリング
- 「Supernova」プロデュース、作詞作曲、ミックス、マスタリング
「Supernova」は、OWVとして初めてメンバーがコライトに参加した楽曲です。僕自身、音楽というのはアーティストが自ら言葉や音に関わってこそ、初めて本質的な表現になり得るものだと考えています。その考えのもと、今回はOWVのメンバーを制作の初期段階から迎え入れ、メロディや歌詞のアイデア出しといった、楽曲の核となる部分にも一部関わってもらいました。彼らにとっては初めての経験で、慣れない中での挑戦だったと思いますが、真摯に向き合いながら一つひとつ積み重ねていく姿がとても印象的でした。
サウンド面では、世界の最先端の音楽的要素を取り入れながら、単にトレンドをなぞるのではなく、OWVというグループの持つエネルギーや表現力がしっかりと映える形を追求しました。“次にあるべきOWVの姿”を提示するという明確な意図のもとに、これまでの彼らのイメージを進化させるような、新たな方向性を持った楽曲に仕上がったと思っています。「今のOWVに本当に必要なサウンドとメッセージとは何か」を突き詰め、一緒にかたちにしていったこの曲は大きな意味のある作品になりました。
続く「Swish」は、「Supernova」で得た手応えや経験を踏まえながら、グループとしての新章の幕開けを象徴するような1曲として制作しました。壮大なイントロで幕を開け、力強いビートが楽曲全体を牽引しつつ、サビではあえて音数を抑えることで、シンプルながらも洗練されたカッコよさを追求しています。メンバーの歌唱力や表現力もさらに進化しており、楽曲全体を通して、世界基準で通用するクオリティを目指して細部までこだわり抜きました。
この2曲には、彼らのアーティストとしての成長と可能性、そして未来への手応えがしっかりと刻まれています。ぜひその進化を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
Yui Mugino(麦野優衣)
- 「Swish」作詞、作曲、ボーカルプロデュース
- 「Supernova」作詞、作曲、ボーカルプロデュース
- 「Treasure」作詞、ボーカルプロデュース
- 「SQUARE」作詞、ボーカルプロデュース
「Supernova」
プロデューサーのRyosuke "Dr.R" Sakaiさんのスタジオで行われた、OWV初参加のコライトセッションで生まれた「Supernova」。マイクの前で一人一人が入れ替わり、メロディのないトラック上で即興でトップラインを歌うという、コライト初体験のOWVにとって挑戦的な制作だったと思いますが、彼らの前向きな姿勢と何でも楽しむ精神のおかげで、想像以上にスムーズに進んだことを覚えています。
歌詞はセッション後、メンバーそれぞれに、殴り書きで良いので、この楽曲に込めたい思いをできるだけメモしてくださいとお願いし、その内容をもとにオーダーメイドで作詞させていただきました。A4用紙4枚にわたる熱い想いを余すことなく形にするため、ある日はタクシーの中、ある日はデスクの前で徹夜で筆を進めたのを思い出します!
5周年を迎え、新たなフェーズへ進むOWVが、音楽の「創造」という自己表現の形を選んでくれたことは、必ず今後の大きな推進力になるはず。その爆発的なエネルギーを象徴するシンボルとして、新たな星や宇宙を生み出す超新星がピッタリだと思い、「Supernova」というタイトルを選びました。
ボーカル面でもQWVの皆さんを驚かせるべく、レコーディングでは彼らの声の多彩さや艶がより際立つよう試行錯誤しながら、彼ららしい個性が輝く表現をじっくり追求しました。
「Swish」
アルバムの1曲目として「Supernova」と同じ布陣で制作した「Swish」。セッション中、「Supernova」というゴールに向かうスタートダッシュの疾走感を表すキーワードが欲しいという話になり、英語で「シュッ」や「ヒュー」など、素早い動作を表す擬音語「Swish」に辿り着きました。OWVが幕張メッセを沸かせる姿をイメージして書き進めました!
「Treasure」
「Supernova」「Swish」のご縁から作詞させていただくことになったOWV初ペア曲第1弾「Treasure」。本田さんと浦野さんとの打ち合わせの中で、アルバムリリースが予定されている4月の卒業シーズンをテーマに、カラオケで歌いたくなるようなキーワードをちりばめた「胸をギュッとさせるセツナバラード」を歌いたいという話になり、想いを伝えられないまま始まる前に終わってしまった恋を思い出す、ちょっと情けない主人公の物語を描きました。「『なるようになる』なんてさ 努力した奴にしか言えないのさ」というフレーズが特にお気に入りです。
「SQUARE」
OWV初ペア曲第2弾「SQUARE」。QWVの皆さんを踊らせたい、一緒に盛り上がりたいと仰っていたOWVの凸凹ペア、佐野さんと中川さんのユーモア溢れる感性をそのまま表現したいと思い、念入りにお二人にインタビューさせていただきました。趣味や特技、MBTIなど、さまざまな角度から、彼らがどう凸凹で、それがどんなケミストリーを生み出すのかを分析した遊び心満載の曲になっています。ここまで言ってしまえば、タイトルがなぜ「SQUARE」なのかは、もうお分かりですよね。
ZERO(YVES&ADAMS)
- 「BREMEN」作詞
- 「STAY GOLD」作詞
- 「LOVE BANDITZ」作詞
「BREMEN」
ただ想いを叫ぶだけではなく、何かOWVを象徴するタイトルにしたくて凄く悩んだのを覚えています。
たくさんのタイトル候補を並べて、彼らの作品や資料を何度も見ているうちにそれぞれの個性を持った4人が歌い踊り、輝ける場所を探し求める姿や、これまでのストーリーが“ブレーメンの音楽隊”のように感じて辿り着いたのがこのタイトル。
また楽曲のサウンドがすごくハードだったので、少し大胆で力強い言葉選びをして日本語でいう“無礼”(ぶれい)“者”(メン)的なダブルミーニングになるようにもなっています。
4人が歌う事で自分達の好きな事で新しい世界を切り開き、夢を叶えていく勇気をくれる曲になったと思います。
「STAY GOLD」
この曲は“世の中の正しさ”との葛藤。
大人になると「いつまで夢みてるの?」という言葉の優しさが痛かったり。
SNSから提示される、カッコよさや美しさに自分を見失ったり。
数字やバズ、目に見える輝きはもちろん大切だけど、
本当に心が動いた瞬間の感動や輝きを忘れないで欲しいという想いを込めました。
4人の歌声に僕自身も励まされる1曲です。
「LOVE BANDITZ」
HOOKの歌いだし「世界を奪いにいこう」という歌詞が全てで、
初のオリコン週間1位を獲った次曲だったこともあり、新しく出会うファンのハートは当然、同時に増えるネガティブも含めて、音楽シーンの話題諸々全部奪っちゃおうみたいな。
ゲーム世界のような8BITサウンドとは裏腹に、あえてキャラを演じたりするのではなくOWV自身を歌ったパラレルワールドな感じが面白いなと思ったのを覚えています。
Joe Ogawa&Marcello Jonno
- 「EASY」作詞、作曲
- 「SQUARE」作曲
- 「SORENA」作詞、作曲
「EASY」
聴く人が肩の力を抜いてリラックスできるような、爽快なメロディックパンクロックを目指しました。メロディはキャッチーさを意識しつつ、サウンド面ではクールな質感にこだわり、OWVらしいエッジも残しています。歌詞は、日常で感じるちょっとした息苦しさから解放されるような、前向きでストレートなメッセージを込めました。聴いてくれる人の背中をそっと押せるような楽曲になっていれば嬉しいです。
「SQUARE」
2000年代初頭のy2k electroサウンドをベースに制作しました。当時のデジタルな質感を再現しつつ、現代的なhiphopの要素を少し加えることで、懐かしさと新しさが共存するサウンドを目指しました。シンプルながらも、新鮮な音楽体験を楽しんでいただけたら嬉しいです。
「SORENA」
一度聴いたら忘れられないキャッチーさと、ライブで一緒に盛り上がれる一体感を追求しました。サウンド面では、一瞬でノれるような分かりやすさを意識し、頭に残るトップラインを大切に制作。リリックでは、タイトルにもなっている「SORENA」という言葉の響きを活かし、意外性のある言葉を散りばめることで、楽曲にユニークな彩りを加えました。聴く人を巻き込むような、中毒性のある楽曲に仕上がったと思います。
Ryusei harada
- 「Frontier」振付
今回「Frontier」振り付けさせて頂いたRyuseiです!
「Let Go」とは打って変わって、聴いている方の背中を押すのではなく、一緒に共に歩いて行こうと歩ませてくれる曲です!
メンバーの皆様と話していて、この曲を本当に大切にしていて、QWVの皆様と共にこれからもずっと進んで歩いていきたいという大切な曲なんだなと感じて、自分のできる限り精一杯作らせて頂きました!
ポイントは、踊っている感覚の話になってしまうのですが、ダンスダンスではなく、踊りながらしっかり客席を、メンバーを、感じながら踊れるようなサビにしています!
構成に関しては今までと変わらずこの曲でしか表せない目で曲を魅せるものにしています!
沢山観て聴いてください!
KAITA(Rht.)
- 「BREMEN」振付
- 「Supernova」振付
「BREMEN」は初めてOWVの振り付けをさせていただいた楽曲で、男性4人グループを振り付けするのがとても新鮮で初めてだったので、4人にしかできない構成や世界観を意識して作りました。
ダンストラックではガッツリと踊るのではなく雰囲気と世界観をノリと合わせた振り付けで新たなOWVを引き出せるような内容にしました。
振り入れリハを終えた後に「これはバズったわー」とみんなで盛り上がりながら終わりました笑
「Supernova」ではMV用の振り付けをAKIKOさんの構成を元に本人とリンクした大勢ダンサーさん達の動きや、振り付けにリンクするカメラワーク、頭上から見て映えるダンスなどMV用に沢山こだわった作品になりました。
サビではこれまでの僕が振り付けをしたOWVの楽曲にはなかった、ザ・シンプルかつ、キャッチーで新鮮味のある振り付けを意識しました。
腕を引っ張るエクササイズみたいな振り付けなのでみんなで終わる頃にはムキムキになりそうだなと盛り上がりながら練習をしてました笑
プロフィール
OWV(オウブ)
2019年に行われたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」に出演した元練習生の本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉の4名によって結成されたボーイズグループ。グループ名は「Our only Way to get Victory ~勝利を掴む僕たちだけの道~」というメンバーの思いが由来となっている。2020年4月にグループを結成し、9月に1stシングル「UBA UBA」でデビューした。2024年2月発売の8thシングル「BREMEN」がオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。2025年4月に3rdアルバム「Supernova」を発表し、千葉・幕張メッセ国際展示場2~3ホールで結成5周年記念ライブ「OWV 5th Anniversary LIVE -SUPERNOVA-」を行った。ダンス、ボーカル、ラップにおいてデビュー当時から高いスキルを持ち、テンポのいいトークにも定評がある。舞台やバラエティ番組など個人でも活躍の場を広げており、メンバーの佐野文哉は2024年放送のTBS系「オールスター感謝祭'24春」内のマラソン企画「赤坂5丁目ミニマラソン」で優勝を果たした。