ONE N' ONLY「DOMINO」特集|ラテンのビートが醸す新たな刺激 “らしさ全開”の1曲携え新たなステージへ (3/3)

間違いなく一番のハプニング。 ONE N' ONLYの歴史にも刻まれるような

──37公演を終えた現段階で忘れられない思い出を教えてもらえたらと思うのですが、まずライブ中の出来事で記憶に焼き付いている出来事はありますか?

KENSHIN すぐに思い浮かぶのが1つあって。2月の熊本公演です。1曲目のラストのサビで停電して、照明もマイクも全部落ちちゃったんです。SWAGのペンライトだけ光ってるという……。

HAYATO ホントにびっくりしたよね。

KENSHIN 熊本の町、5カ所くらいで停電が発生したのが原因だったんです。ライブができなくなっちゃったので、僕らは一旦袖にハケて、そこから復旧までに15分くらいかかりました。

HAYATO 復旧したら最初からやり直してね。大ハプニングですよ。

KENSHIN 間違いなく一番のハプニングだよね。ONE N' ONLYの歴史にも刻まれて、後世に語り継がれるような(笑)。

ONE N' ONLY

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──停電したとき、皆さんはどういった対応を?

KENSHIN REIくんとかがSWAGに呼びかけてくれて、そのおかげでボルテージが高まったところもあったと思うんです。本当に特別な出来事でしたね。

NAOYA 思わず笑っちゃったよね。

HAYATO 「ええ?(笑)」みたいなね。

──では、EIKUさんの忘れられない公演は?

EIKU やっぱり僕の地元の山梨じゃないですか? ライブはまだこれからなんですけど、このインタビューが出る頃には終わっているので……。

HAYATO どうなりそう? 山梨。

EIKU それはもう盛り上がると思います。山梨って東京から近いからこそツアーに組み込まれることがないので、今回行けることがうれしくて。会場の甲府Convictionは友達とユニットを組んで音楽活動をしていたときのライブ会場でもあるのですごく思い出深いですし。友達もわざわざチケットを当てて、観に来てくれる予定なので。

HAYATO ヤバ! すごいね。

EIKU うれしいですよね。

REI それで言うと、僕が印象深いのはやっぱり静岡公演ですね。同じ静岡出身のHAYATOと2人でただいまができたことがうれしかったですし、静岡も山梨と一緒でなかなかツアーに組み込まれない地域なので、47都道府県ツアーがあってよかったなと思いました。ライブが終わったあともHAYATOと「あれもあったよね、これもあったよね」なんて地元トークが止まらなかったのもすごく楽しくて。今回のツアーの醍醐味を感じました。

REI

REI

TETTA 僕が思い出に残っているのは三重公演です。アンコールのときにスタッフさんのマイクを持ってステージに出ちゃって……。

KENSHIN あー! あったね!

TETTA アンコールが始まって2曲くらい、マイクなしで歌うというハプニングがありました。僕のマイクの置き場所とスタッフさんのマイクの置き場所が近いんですけど、暗くてよく見えなかったから無意識に間違っちゃって。煽ってるのにマイクの電源が入ってない!みたいな感じでした(笑)。

──NAOYAさんはいかがですか?

NAOYA 初日の石川公演ですね。まず衣装が届かないというハプニングがあって。

REI あったなあ。

NAOYA 大ハプニングだけどスタッフさんががんばってくれて、急遽駅前のショッピングモールで買ってきてくれた服と自分たちの私服でなんとか乗り切った公演で。忘れられないです。

HAYATO 僕はどこだろうなあ……本当に悩ましい。1つ挙げるなら、和歌山に行けたのがうれしかったですね。

REI 梅の聖地か。

HAYATO そう。僕、梅干しが大好きなので。毎公演“ご当地すわっくん(ワンエンの犬のキャラクター)”のモノマネをしながら記念写真を撮っているんですけど、一番のお気に入りは和歌山の梅のすわっくんをマネした写真です。

地元のSWAGはこういう景色を見て育ったんだなという気持ちになれる

──では、ライブの時間以外での思い出を挙げるといかがでしょう?

HAYATO プライベート編!

TETTA 思い出がありすぎるなあ。

HAYATO 僕は沖縄ですね。初めて沖縄に行けて、観光する日もあったのでやっぱり楽しかったですし……あとは島根の出雲大社に行けたのもうれしかったです。

──HAYATOさんは寺社仏閣が好きなんですよね。

HAYATO はい、大好きで。出雲大社の御朱印帳がカッコいいんですけど、今回手に入れることができたので、今はその御朱印帳に御朱印を集めてます。これから回る東北地方の寺社仏閣にも行きたいです。ツアーを通してたくさんの場所に行けたので幸せでしたね。

──各所の有名な寺社仏閣はけっこう回れたんですか?

HAYATO 行けたと思います。土地のことを調べていると、その土地により思い入れを持ってライブができる感覚がありましたし、地元のSWAGはこういう景色を見て育ったんだなという気持ちになれるのもうれしいです。

KENSHIN 僕は岐阜の養老の滝を見に行ったのが思い出深いです。滝を見ることってなかなかないよなあと思って。マイナスイオンを感じて癒されたし、同時に圧倒されました。

TETTA 僕は大分県のひょうたん温泉。

REI ひょうたん温泉! よかったよなあ。

TETTA 大分県の別府温泉の中で温泉を探していたら、ひょうたん温泉の評価が高かったのでメンバーみんなで行ったんですけど、すごく気に入って滞在中に2回行きました(笑)。温泉の種類もすごかったですし、サウナも広いし……そして極め付きは温泉卵! 源泉で作る温泉卵なんですけど、それが本当においしかったです。それと、かぼすサイダーね!

KENSHIN かぼすサイダー! ホントにおいしかった!

TETTA また絶対に行きたい場所です。

TETTA

TETTA

REI 僕は香川のうどんがすごくよかったですね。食べる前は正直どこのうどんも一緒だろうとか思ってたんですよ。だけど実際現地のうどん屋さんで食べてみると、本当にツルッとしてモチッとして固すぎず、ちょうどいいバランスで。職人さんが麺切りしているところも見れたんですけど、それももう、機械のようにきれいに切っていてすごいなあって。おみやげのうどんも買って帰ったんですけど、家で茹でてもすごくおいしくて。自分で作ったカレーうどん、最高でしたね。

HAYATO で、EIKUさんは?

EIKU 山梨。

HAYATO だから、まだ行ってないんだって!(笑)

TETTA さっきからずっと未来予知してるのよ。

HAYATO おいしいものいっぱい食べたでしょ? なおくんが食べたもの全部メモに残してるから。

TETTA マジ!? ちょっと、あとでグループLINEに送って?

REI NAOYAすごいな。

NAOYA (スマホのメモを見ながら)近江牛……。

HAYATO 近江牛うまかったねー!

EIKU 近江牛! すき焼きで食べたんですけど、めちゃくちゃおいしかったっすね。すごく柔らかくて、普段食べているものとはレベチでした。

NAOYA 僕は岩手県の盛岡冷麺……は、絶対食べると思うので。

一同 えっ?

KENSHIN こっちも未来の話だ(笑)。

NAOYA もしみんなで行かなくても1人で食べに行こうと思ってます。以前一度イベントで盛岡に行ったときに食べたんですけど、めちゃくちゃおいしかった記憶があるんです。あの味は絶対にまた食べたい。

EIKU いいねえ、盛岡冷麺食べたい。

ONE N' ONLY

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集大成を、各地で“Hook Up”してきた力を存分に発揮したい

──約半年で50本近くのライブを重ねるという非常に濃密な時間だったと思いますが、ライブの本数を重ねる中で気付くこと、何か思うことはありましたか?

NAOYA ライブ力はめちゃくちゃ上がった実感があります。通常ならば3、4年かけてこなすような本数のライブを半年で一気にやらせてもらったので、純粋に経験値が上がったなって。あと、メンバー個々の対応力みたいなところもアップしたと思います。会場によってステージの広さが違って、バミリも広く取れなかったりする中、みんなスタート当初よりもっと周りのことを気にして動けるようになったというか。

HAYATO あと、SWAGから返ってくる声も大きくなったよね。最初は探り探りだったかもしれないけど、回数を重ねるごとにパワーアップできたのかなと思います。僕たち自身「SWAGっていつもこんなふうにライブを観てくれているんだ」と研究もできましたし、そういう意味で一体感はかなり増している気がします。

──47公演目のライブの会場はパシフィコ横浜。過去最大規模の会場でのワンマンライブになりますが、このツアーファイナルに向けての思いを最後に聞かせてください。

HAYATO パシフィコ横浜でのライブは、タイトルも「Hook Up」から“すべてを出し切る”という意味の「All out」に変わります。演出もいつもより派手に、豪華になると思いますし、SWAGには本当に楽しみにしていてほしいですね。47都道府県ツアーを回ってきた集大成を、各地で“Hook Up”してきた力を存分に発揮したいです。全力でこのツアーを完走する気持ちで臨んで、その先のステージが見えてくるような時間にしたいと思います。

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ライブ情報

ONE N' SWAG ~All out~

2024年4月27日(土)神奈川県 パシフィコ横浜

プロフィール

ONE N' ONLY(ワンエンオンリー)

スターダストプロモーション所属の男性ダンス&ボーカルグループ。メンバーはTETTA、REI、EIKU、HAYATO、KENSHIN、NAOYAの6人。2018年4月に初ライブを行ったのち、10月にはデビュー前にもかかわらず東名阪Zeppツアー「ONE N' ONLY ~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2018」を開催し、成功を収めた。11月にシングル「I'M SWAG」でCDデビュー。2019年5月に発売した2ndシングル「Dark Knight」ではオリコン週間シングルランキングおよびビルボードのチャート「Billboard JAPAN HOT 100」で首位を獲得した。2020年4月に1stアルバム「ON'O」をリリース。グループのTikTokアカウントは日本のみならず世界各国から反響を集め、フォロワー数は日本人男性音楽アーティストとしては最多の580万人超えを記録。2022年2月には1st EP「YOUNG BLOOD」をリリースし、7月にはブラジル・サンパウロで初の海外公演を成功させた。2023年に結成5周年を迎え、1月より5カ月連続新曲リリース企画を実施。4月には初のラテンアメリカツアーを開催した。5月にアルバム「Departure」をリリースし、5月から6月にかけてグループ初となるホールツアー「ONE N' LIVE 2023 ~Departure~」を開催。11月に「テレ東60祭@なぜか横浜赤レンガ」のテーマソング「Freaking Happy」を配信リリースした。現在、47都道府県ツアー「ONE N' SWAG ~Hook Up!!!!!!~」を開催中。2024年3月にテレ東 ドラマプレミア23「ブラックガールズトーク」のエンディングテーマ「TALKIN'」を、4月に新曲「DOMINO」を配信リリースした。