匠海くんが「かわいいな」って言うから「彼、同い年ですよ」って
──そして8月20、21日にはEBiDANの年に1度のお祭り「EBiDAN THE LIVE」が開催されました(参照:「こんな集団ほかにない」全員が思いつないだエビライ2日目、DISH//が駆け抜けた青春と夢の続き)。
NAOYA 3年ぶりの開催で、どのグループにも3年分の本気があるはずだし、だからこそ自分たちもワンエンらしいステージにしたいなという思いで臨みました。「これが今の俺たちだ」ということは、しっかりと見せられたんじゃないかなと思います。あとは、EBiDANファンの方ってめちゃくちゃ温かいなと思いましたね。僕たちのことを知らない方ももちろんいると思うんですけど、みんな一緒に踊ってくれて! ライブ後のファンの皆さんの感想にも「今日やっていた曲を教えてください」っていう声があったりして、達成感は大きかったです。
──2日間の公演の中で、特に印象深かったのは?
TETTA やっぱりシャッフルユニットですね! 僕はMASH↑↑(DISH//のシャッフルユニット)で北村匠海くんの役をやったんですけど、おそらく最後の機会になるDISH//さんのシャッフル、プレッシャーがありつつも楽しく敬意を払ってパフォーマンスできたかなって。
REI 初期のDISH//さんを彷彿とさせる、ノリノリな感じのいいパフォーマンスだったよね。
KENSHIN 僕は舞台裏のモニタで観てたんですけど、隣にご本人(DISH//)がいらっしゃって、皆さんTETTAくんのことを褒めてたんですよ。で、匠海くんが、TETTAくんの最後の挨拶を聞いて「かわいいな」って言うから「彼、(匠海と)同い年ですよ」って伝えて(笑)。
一同 あはははは!
NAOYA DISH//先輩に敬意を払ってるTETTA、めちゃくちゃいい顔してましたよね。
KENSHIN それをきっかけに、今までこんなに長く接したことないよなってくらいたくさんお話させてもらったっていうのは、裏話としてありますね。で、MASH↑↑のあとが超特急さんの出番だったので、それもみんなで観たんですよ。超特急さんがけっこう昔の曲を連発していたっていうのもあって、DISH//さんがすごい懐かしんでて。そのときのお話もすごく貴重でした。
──そのKENSHINさんとHAYATOさん、EIKUさんは、SUPER★DRAGONのシャッフルユニット・GIRA GIRA★DRAGONでめちゃくちゃ活躍してましたね。
TETTA ギラドラ、もうただのワンエンだったよ(笑)。
KENSHIN ラップパート、いつものHAYATOだったもんね(笑)。俺も2人の声で踊ってるから「あれ、これワンエンかな?」って(笑)。
EIKU 楽曲的にも自分たちと近いものがあったしね。僕は(池田)彪馬くんの役だったんですけど、彪馬くんは僕より歌い方が大人っぽくてセクシーじゃないですか。なので僕はもう、自分らしい感じでいこうと(笑)。でもホントに楽しかったです。シャッフルはエビライに出演できるようになってから皆勤賞で参加しているので、今年も出られてよかったです。
HAYATO 振付も激しい曲だったからめちゃくちゃ楽しかったですね。
TETTA ギラドラはメンバー内でめちゃくちゃ話し合って、演出を作り上げてるように感じたなあ。
──実際9人で話し合って?
KENSHIN 話し合いもありましたけど、もともと仲のいいメンバーが集まったんで、リハのときから和気あいあいと話してる感じでしたね。
EIKU とにかく楽しくいこうぜ!みたいなね。
HAYATO 一番話し合ったのは最後の挨拶じゃない? 何回も練習したんだけど、なかなか決まりきらず……。
TETTA 振りはあれだけそろうのに、そこだけそろわないの謎じゃない?(笑)
HAYATO 「GIRA GIRA★DRAGONでした、バッキューン!」のポーズは、何回も合わせました!(笑)
──で、REIさんは超特急のシャッフルユニット・超快適でリョウガさん役をやられました。
REI もう、とにかく衣装を破かないように気を付けて……。
TETTA きた、自虐(笑)。
HAYATO ワンエンのムチムチ担当だからね(笑)。
REI ムチムチ担当がガリガリ担当(リョウガの担当)になってしまったので、ずっとズボンの位置を確認してました!
一同 あはははは!
REI ……真面目に話すと(笑)、超特急さんはずっと前からすごく大きなステージを経験されている先輩で。僕にとっては最初から遠くにいる存在だったところを、今回シャッフルユニットで初めてリョウガさん役をやらせていただけることになって、本当に光栄でした。しっかりと踊り切らないとダメだと思っていたので、自分なりのリスペクトを込めて踊り切った感じでしたね。
──そして、NAOYAさんはM!LKのシャッフルユニット・HOT M!LKで山中柔太朗さん役をやられました。
NAOYA 終わった今の実感としては、めちゃくちゃ楽しかったなって。ピンク色の衣装もそうだし、ユニゾンで歌うこともそうだし、ワンエンとはまったく違う色のパフォーマンスができたことがすごく新鮮でした。HOT M!LKのみんなで話してたのは「とにかく楽しんでやろう!」と。歌っている最中もお互いに目を合わせたりして、「うわー、楽しい!」と思いましたね。やっぱシャッフルっていいなあと思いました。
今年のエビライはみんなが熱い気持ちになった
──今回の「EBiDAN THE LIVE」ではDISH//のEBiDAN卒業というトピックもあって、DISH//のメンバーからは後輩へ向けた激励の言葉もありました。皆さんはあの言葉をどのように受け止めましたか?
KENSHIN 「Get Power」の曲中に匠海くんが叫んでくれた、僕ら後輩に向けたメッセージに本当にグッときてしまってヤバかったです。「完璧じゃなくたって続けていけば、こんな景色が待ってる」って。その部分の映像、めっちゃ観返してますもん……あと、「変顔でバイバイ!!」の(橘)柊生さんのラップ! 「僕らの武道館、助けてくれたのはEBiDANのみんななんだよ」って……。
EIKU あれはホントにヤバかった。
HAYATO すごいよなあ。
TETTA 柊生さんの言葉ってさ、めちゃくちゃ心に響くんだよね……。
NAOYA 僕は兄(超特急タクヤ)がいるので、小さい頃から超特急とDISH//の活動を見ていて。だからこそ、あの2グループが持ってきたセットリストにすごく思いを感じたし……同じ日に結成されてライバルでも友でもある、あの2グループの関係性って、本当にすごいじゃないですか。そんな2組がずっと引っ張ってくれたEBiDANは今後もっともっといいステージに行かなきゃって思いました。
HAYATO (頷く)
NAOYA これまでは僕ら後輩として付いていく側だったけど、今回のエビライを通して、きっとどのグループもそうだと思うんですけど……「EBiDANといえば自分たちのグループだよね」って言われるくらいになってやりたいなとも思いました。マジでみんな、今年のエビライは熱い気持ちになったんじゃないかなと思います。だからこそ僕がめっちゃ思うのは、1年後のエビライがすごく楽しみだなって。
EIKU 確かにそうだね。
NAOYA それぞれがもっとパワーアップして、集結しないといけないなと思いましたね。
デュエマは男のロマン
──では、ここからは新曲「Step Up」のお話を聞かせてもらえたら。この曲は、テレビ東京系アニメ「デュエル・マスターズ WIN」のオープニングテーマとしてオンエアされています。
HAYATO 来たー!って感じです。僕らは“デュエマ世代”っていうのもあって、みんなすごく作品に思い入れがあるんですよ。新シリーズのテーマ曲を歌わせてもらえると聞いたときは、めちゃくちゃうれしかったですね。
REI これを機にもう1回やろうかなあ。もちろん今もめちゃくちゃ人気あるけど、僕たちが学生の頃、すごかったですもん。
HAYATO 同じ学校に通っていたわけじゃないけど、共通の話題として盛り上がれるもんね。
TETTA 学校終わりにカードパック買うのが楽しみだったよね。
REI そうそう! 「キラ(カード)来い、キラ来い……!」とか言いながら吟味して。
一同 あはははは!
NAOYA やったわー! 「キラ入りはパックの作りが違うんだよ」とか言ってね(笑)。
TETTA 友達と遊ぶとなると、僕らの世代はだいたいデュエマだったんです。俺はプレイ派じゃなく、どちらかというとコレクター派で。レアなカードを頑丈なケースにファイリングして、枕元に置いて寝て、朝起きた瞬間にそれを眺めるっていう……。
REI わかる!(笑) やるやる!
TETTA それが男のロマンなんすよ!
REI 妹に自慢げに見せるんですけどね、「ふーん」って軽くあしらわれるんです(笑)。
NAOYA 大切なカードはケースを2重にするんです。それにもやり方があって、一度入れたものの上から、硬質ケースをかぶせるように重ねると完璧なんです。
一同 あはははは!
HAYATO アニメのキャラが作ってるデッキをマネしたりね。
EIKU そうそう。デッキセットも売ってたよね。
NAOYA とにかく(笑)、みんなめちゃくちゃ思い入れがあるからこそ、本当にうれしくて。
HAYATO しかも、アニメの主人公っていつもはだいたい火属性なのに、今回のシリーズは闇属性なんですよ。だからちょっとワンエンっぽいというか。
──ワンエンは「HeroよりVillain」(「YOUNG BLOOD」の歌詞)ですからね。
HAYATO はい。そういう部分でも、親和性を感じたりしてますね。
──それこそ皆さんはブラジルのアニメフェスに出演したばかりで、日本のアニメの世界的な影響力を目の当たりにしているわけじゃないですか。
HAYATO そうなんですよ。ブラジルでのアニメの盛り上がりも、ホントにすごかったので。
NAOYA めちゃくちゃマニアックなキャラクターのコスプレをしてる人も、けっこういたもんね。
HAYATO カードゲームもすごく人気があることを感じたので、デュエマも僕たちの曲を通して盛り上げていけたらと思っているんです。
TETTA 次はブラジルに一緒に連れていきたいよね! カードデッキと一緒に飛行機に乗りたいです!
次のページ »
“勢い重視”のレコーディング