Not yetはポップな王道路線を行くんだなって実感

──今挙げていただいた皆さんの個性は、今回のシングルにもにじみ出てる気がします。タイトル曲は前作「週末Not yet」とはちょっとタイプの違う曲ですが、皆さん初めてこの曲を聴いたときの印象って覚えてますか？

指原　いい曲でキャッチー。もうそのまんま夏ってイメージでしたね。

北原　でも最初はタイトルの意味がわからなくて。

指原　ね。最初に歌詞だけもらったんだよね。

北原　メロディもないから、「波乗りかき氷」というフレーズがピンと来なくて。でも、この歌詞がメロディに乗ったときにめっちゃキャッチーに聴こえて、「これでいいんだ！」ってやっと実感できました。

横山　うん。とてもキャッチーなラブソングだと思います。

──デビュー曲の「週末Not yet」はきらびやかな感じで、週末の夜を待っているっていうイメージがありました。

大島　大人っぽい感じの曲でしたよね。

──はい。で、「波乗りかき氷」は文字どおり真夏の太陽、青空がピッタリな曲だと思うんです。この2曲を比較してみて、皆さんはNot yetのカラー、Not yetらしさってどういうところだと思いますか？

大島　「週末Not yet」も明るくてポップな曲だったんですけど、「波乗りかき氷」にはそれを上回るポップさが出たなってすごく思いますね。で、2曲を通じてNot yetはポップな王道路線を行くんだなって実感しました。

「4人揃ったときの歌声が良い」と言われた

──AKB48からはいろんなユニットが誕生してます。そんな中、「Not yetのここがほかのユニットとは違う」「ここがNot yetの魅力」っていうポイントはどういうところでしょう？

北原　レコーディングのとき、ディレクターさんから「4人揃ったときの歌声が良い」って言われたんです。私は歌が苦手なんですけど、4人で歌ってるときの自分の声はすごく好きで、サビでも4人それぞれの声がちゃんと聴こえるんですよね。AKBだと人数が多くて自分の声が聴き取りづらいんですけど、Not yetなら4人の声を聴き分けられるんですよ。

横山　確かに。ソロパートも多くて、それぞれの色が出やすいですし。

指原　うん。AKBだとなかなかそういう機会もないんで。

──そういえば、Not yetって今年1月にSHIBUYA-AXでお披露目されてから、まだ半年しか経ってないんですよね。

北原　もっと長いことやってるような気がします。

──それくらい濃い半年間だったと？

大島　まだ2ndシングルですけど、すでにいろんなことをやらせてもらってるなって気持ちはありますね。イベントも自分たちでいろいろ工夫しながらやったり、握手会もやらせていただいたり、歌番組もいろいろ出させていただいたりしてるので。だからこそ、半年でも濃く感じるのかもしれないですね。

もしNot yetでアルバムを作るなら？

──ところでNot yetは2枚のシングルをリリースしていますが、それぞれのシングルで5曲ずつ発表しているので、すでに10曲の持ち曲があるんですよね。

指原　そうなんですよね。ライブしましょうライブ！

──そう、単独ライブもやろうと思えばできるんですよね。

大島　Not yetで単独ライブかー。やりたいですね！

北原　（周りのスタッフに）ぜひお願いします！（笑）

──そうなると、アルバムもそう遠くないのかなっていう気がして。

指原　あー。でも、せっかく作るなら新曲をたくさん入れたいです。

北原　ベスト盤みたいな感じじゃなくて、新曲がたくさん入ったオリジナルアルバムを出したいので。

──じゃあもしNot yetでアルバムを作るなら、皆さんそれぞれやってみたいことってありますか？

指原　あっ、ソロ曲をやりたい！ アルバムでしかできないし。

──こういうタイプの曲を歌ってみたいっていうのはありますか？

大島　私はロックっぽい曲をやってみたいな。

指原　あっ、ロックがいい！

北原　テクノはどうっすか？

大島　テクノは絶対やだ！

横山　「絶対やだ！」って（笑）。

──じゃあ、生バンドをバックにロックをやってみるのはどうですか？

大島　あー、バンド曲いいですねー。入れたいです！

指原　むしろ、生バンドでライブをやりたいよね。

──それこそ4人でバンドをやってしまうっていうのは？

一同　おお!? いいねー！

指原　楽器を弾ける子もいるし、なんとなく割り振りできそうですよね。

大島　でも全員、まったくの初心者だよ（笑）。